【ユビテック】「Work Mate」熱中症予兆検知機能の“効果実績値”を公開
熱中症予兆アラートで89%が休憩取得・活動量緩和し、92%が30分以内に回復へ
昨年に続き、作業者の行動変容による安全管理向上に寄与
株式会社ユビテック(本社:東京都港区、代表取締役社長:大内 雅雄)は、作業者の安全見守りサービス「Work Mate」において、2022年5月1日~2022年8月28日の期間に発報した「熱中症予兆アラート」を分析した結果、アラートを受けた作業者の89%が休憩取得・活動量緩和という熱中症対策のための行動変容を行い、昨年に続き高い水準である※1ことがわかりましたのでお知らせします。本機能についての効果をぜひこの機会にご確認ください。1. 熱中症対策と「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」
2. 「Work Mate」の熱中症予兆アラートによる作業者の行動変容
期間内に「Work Mate」が発報した「熱中症予兆アラート」は526件でした。内訳を分析した結果、アラート発報後30分以内に、76%が休憩を取得、13%が活動量を緩和したことを確認しました。従って「熱中症予兆アラート」が客観的な指標となり、アラートを受けた作業者の89%の行動変容に繋がりました。また、行動変容が確認された作業者のうち、92%が行動変容後30分以内に回復状態※4に至ったことが確認されました。
3. 「Work Mate」熱中症予兆アラート発報タイミングの分析
526件の「熱中症予兆検知」のアラート発生の頻度について週別の集計を行い、消防庁で集計している「熱中症による救急搬送人員」と比較しました(比較条件をそろえるために建設業・製造業を含む仕事場※2を選択して集計)。本図が示す通り、熱中症による救急搬送件数とアラート発報の傾向が類似していることから、熱中症増加リスクが高いタイミングでアラートを発していることを確認しました。
(https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html)
※ 仕事場①は、発生場所が道路工事現場、工場、作業所等の仕事場の数値
4. 熱中症対策における「Work Mate」の有効性と今後の展開
分析の結果、「熱中症予兆アラートによって早期の休憩取得や活動量緩和等、熱中症対策に必要な行動変容に繋がっていること」、「熱中症増加リスクが高いタイミングで熱中症予兆アラートを発報していることから、アラートのタイミングで休憩することが熱中症対策につながること」を確認し、「Work Mate」が作業者の行動変容による安全管理向上に寄与することを確認しました。
ユビテックは、「ヒト」にまつわるデータの価値創造を最優先し、AI・データ活用のエクスパティーズ(専門的技術)を高めております。企業活動上、最も大切で必要不可欠、普遍的な存在である「ヒト」のバイタルデータとAIを活用した「危険予知・予防」をコンセプトとしたサービスを今後も展開してまいります。
※1 2022年3月22日付プレスリリース「熱中症予兆アラート」により86%が休憩取得・活動量緩和し、89%が30分以内に回復へ 安全見守りサービス「Work Mate」が作業者の熱中症予防のための行動変容に寄与 ~行動変容による作業者の安全管理と生産性向上に期待~
(https://www.ubiteq.co.jp/wp-content/uploads/2022/03/4068dc18adb57dcc1306ee5b312c0ee1.pdf)報告値。2021年5月1日~10月31日の期間にアラートを受けた86%が休憩取得・活動量緩和を行いました。
※2 仕事場は、消防庁が定めた発生場所の区分の仕事場①を指し、「道路工事現場、工場、作業所等」が該当する。
※3 消防庁「熱中症情報 救急搬送状況(https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html)」の報告値を計算
※4 回復状態:「Work Mate」が独自に作業者の状態を分析し定義
■「Work Mate」のコンセプト
■「Work Mate」の特徴・機能
※ 熱中症予兆検知について
・実証で得たバイタルデータから熱中症の「予兆」を検知するアルゴリズムをユビテックが独自開発
・日々のバイタルデータの個人特性をAIが学習することで、検知精度が進化し続けていく
・回復状態も検知し、現場での適切な休憩および現場復帰を促す
☑転倒・転落検知の本人確認画面・通知
☑体調レベルの変化通知
・「Work Mate」は、医療機器ではなく、疾病の診断、治療、予防を目的としておりません。
(※株式会社ユビテックはオリックスグループです。)