新たな臨床検査薬の開発・実用化に向けたペプチドリームとの技術ライセンス契約締結について

H.U.グループホールディングス株式会社

 当社の連結子会社である富士レビオ・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:石川 剛生、本社:東京都新宿区、以下「富士レビオHD」)とペプチドリーム株式会社(代表取締役社長:リード・パトリック、本社:神奈川県川崎市、以下「ペプチドリーム」)は、新たな臨床検査薬(IVD:In Vitro Diagnostics)の開発・実用化に向け、ペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPS(Peptide Discovery Platform System)の自動化プラットフォームを用いた運用に関して、臨床検査薬開発用途における技術ライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。

 臨床検査薬は、抗原抗体反応等を活用し、検体中の微量な疾患マーカーや細菌・ウイルス等の検出が可能であることから各種診断に活用されています。臨床検査薬で使用される抗体をペプチドに代替することで、多様なターゲットの検出が可能になり様々な新規バイオマーカーの開発・実用化が期待できるとともに、より安定した品質かつ常温でのサプライチェーン構築が可能になる等、様々な利点をもつ次世代製品を開発できる可能性があります。

 富士レビオグループは、臨床検査薬企業として初めてPDPSを活用し、主にがんを対象とした画期的なバイオマーカーの実用化に取り組み、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス®」や現在開発中の超高感度プラットフォームにおける新規の項目開発を行います。また、自社プラットフォーム向けのみならず、CDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)事業を通じて大手グローバルIVDメーカー等のパートナー企業へ供給する製品のラインアップ拡大もめざします。

 本契約の締結に伴い、富士レビオHDからペプチドリームに、技術供与に関する契約一時金が支払われます(金額は非公開)。また今後、PDPSを用いることで創製された臨床検査薬について、上市後の売上高に応じたロイヤルティが支払われることになります。


※PDPSの自動化プラットフォーム:ペプチドリーム独自の大規模ペプチドライブラリーを基にしたスクリーニングシステム。工程の一部が自動化されているため高速・高効率のスクリーニング(ハイスループットスクリーニング)が可能。
 
以上



ペプチドリーム株式会社について
ペプチドリーム株式会社(TSE:4587)は、独自の創薬開発プラットフォームである PDPS(Peptide Discovery Platform System)を活用し、特殊ペプチド創薬に加えてファーマコフォア情報を用いた低分子創薬、およびペプチド-薬物複合体への展開を進めております。これによりペプチドリーム株式会社は特殊ペプチドを用いた創薬企業の世界的なリーダーとして世界中の病気で苦しんでいる人々に画期的新薬を提供することを使命として、研究開発に取り組んでおります。詳細については、https://www.peptidream.com をご覧ください。


富士レビオ・ホールディングス株式会社について
富士レビオ・ホールディングス株式会社は、臨床検査薬業界のリーディングカンパニーとして価値あるテクノロジーやバイオマーカー製品を提供する研究開発型企業です。ヘルスケア市場に新たな価値を創生し人々の健康と医療の未来に貢献していくことを使命とし、日本・米国・欧州を拠点としたグローバル体制を整え、お客様に高品質な製品をお届けしています。
私たちは業界をリードする大手グローバルIVD(In Vitro Diagnostics(臨床検査薬))メーカー様と、知見やノウハウおよびコアとなる原材料を共有することにより、様々なプラットフォーム上における検査ソリューションの開発から製造、供給までを担っています。詳細については、https://www.fujirebio.com/ をご覧ください。


 

 

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