視聴者注目の”瞬間”を分析! NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第27回「鎌倉殿と十三人」

TVISION INSIGHTS株式会社


  ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るTVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。
  7月17日に放送された第27回「鎌倉殿と十三人」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?
  テレビの視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
 


 

※注目度とは? 
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。


『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

   第27回は、源頼朝(大泉洋さん)の死後、鎌倉殿となった源頼家(金子大地さん)をどう支えていくか?混乱する鎌倉で、13人の御家人が決まるまでが描かれた回でした。

  土御門通親(関智一さん)から頼朝の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也さん)。鎌倉では宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地さん)が自身の方針を表明します。これに北条時政(坂東彌十郎さん)と比企能員(佐藤二朗さん)は共に困惑し、梶原景時(中村獅童さん)は賛辞を贈ります。その様子を政子(小池栄子さん)に報告した義時(小栗旬さん)は、弟・北条時連(瀬戸康史さん)と愛息・頼時(坂口健太郎さん)を頼家のもとへ送り出し、、、というストーリーでした。
  
  ツイッターでは、「恐ろしいタイトル回収だった」「気が休まる間がない」「嫌な予感しかない」など、後半がスタートしたばかりですが、早くも今後の展開を不安視する声が相次ぎました。


毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移


   最も注目されたのは、20時11分で、注目度は80.4%でした。京の院御所のシーン。京に事件が起きたという長澤まさみさんのナレーションとともに、土御門通親の暗殺計画があったことが知らされます。通親は激高し、犯人を捕らえよと命令。疑われた一条高能(木戸邑弥さん)と、縁の深かった御家人達が捕らえられてしまいます。鎌倉でのシーンに変わり、捕らえられた御家人達を守るべきではと能員と時政が珍しく同じ意見となり、朝廷と仲良くしておきたい思惑のある頼家に意見を述べる形となりました。ナレーションとともに音楽も大きくなったため、注目を集めたと考えられます。

  二番目に注目されたのは、20時11分で、注目度は78.1%でした。一番注目されたシーンの直後です。土御門通親暗殺計画の疑いで、文覚(市川猿之助さん)が捕らえられているシーン。御家人たちを助けたい義時から、文覚とのこれまでの関係を説明されるものの、頼家は「文覚との関わり合いは無用であり、文覚の裁きは上皇様(尾上松也さん)にお任せする」と即断します。その後実衣(宮澤エマさん)の屋敷にシーンが変わり、重忠(中川大志さん)が実衣に、琵琶の名手として結城朝光(高橋侃さん)を紹介するあたりまで注目されました。
  
  注目度が一番低かったシーンは冒頭の20時02分から04分にかけてで、64.5%でした。頼家が鎌倉殿として初めて政を行う前に、政子と義時と三人で話をしているシーン。政子は頼家に、上に立つ者の証として頼朝の父、義朝の髑髏を渡し、髑髏にまつわるいきさつを話します。その後オープニングが始まり注目度は低くなりました。


※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%


<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>   
https://telescope.tvisioninsights.co.jp/summary-kamakura13/

  TVISIONでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。


【TVISION INSIGHTS株式会社について】
TVISION INSIGHTS株式会社は人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、TVISIONが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というTVISION独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクティッドTVの注視データを提供しています。



 

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