世界各国の大手食品会社工場で活用されるエコラボの焦げ付き汚れ除去剤「エクセレレート TS」

エコラボ合同会社

北米の大手食品工場では導入後、年間3,120時間もの洗浄時間短縮を実現

衛生管理の世界的リーディングカンパニーであるエコラボの日本法人、エコラボ合同会社(本社:東京都中央区、代表:下元 紳志)より、食品工場向け焦げ付き汚れ除去剤「エクセレレート TS」と海外での活用事例をご紹介します。

食品工場において悩ましい課題となっていた、強固な焦げ付き汚れの除去をサポート
食品工場のステンレス製フライヤー、オーブン、スモークハウス、ドライヤーなどの加熱調理機器に固着・蓄積した焦げ付き汚れ、棚やラックの汚れの除去には、手作業によるこすり洗いや高圧水の噴霧などの必要があり、従業員の大きな負担となっていました。
強固な焦げ付き汚れを効率的に除去するため開発されたエコラボの「エクセレレート TS」はジェルタイプで、専用のスプレー装置を用いて汚れに噴霧します。配合された特殊成分が汚れに長時間密着し浸透することで固着した汚れを分解し、洗浄結果を向上させるとともに従業員の作業負担の軽減にも貢献します。
海外ではアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国、韓国、タイ、フィリピンなど世界各国の大手食品会社工場にも導入されており、その洗浄力が広く認められています。

「エクセレレート TS」

 
 

 
【特長】
  • 洗浄結果の向上
    - ジェル状の薬剤が垂直面にもよく張り付き、汚れに長時間密着することで優れた除去力を発揮
  • 作業負担を軽減
    - 高い除去力で、作業員の手作業によるこすり洗いなどの作業負担を軽減
  • 安全性を改善
    - 手作業が減少することで薬剤との接触リスクが低減し、作業員の安全性を確保
    - 焦げ付き汚れの蓄積による火災リスクも低減
  • 設備寿命の延長
    - こすり洗いによる機器表面の摩耗・傷が減少するため、機器の延命にも寄与
  • 製品ロス率の改善
    - 洗浄結果の向上により、機器に残留する汚れが原因の製品汚染が減少し、製品ロス率の改善にも貢献
【使用方法】 

【洗浄効果】
「エクセレレート TS」は、従来の洗浄剤では落としきれなかった焦げ付き汚れに対して、こすり洗いなしで優れた洗浄効果を示しました(当社比)。使用方法①~③の工程を繰り返すことで、さらなる高い洗浄結果も期待できます。

「エクセレレート TS」ご紹介動画(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=A-mPFca-wKs

<ケーススタディ①>北米の大手ポテト加工工場、フライヤーの洗浄効果向上とともに従業員の安全性を向上
世界中の大手外食産業や小売業者向けに成形フライドポテトを製造・販売している北米の大手ポテト加工工場では、21日間連続で稼働しており、各製造ラインのフライヤー周辺には、炭水化物、油分、糖分などの汚れが多量に蓄積。この汚れを除去するために製造を24時間停止し、洗浄作業を行っていました。
また、それまで使用していた洗浄剤は、フライヤーへの塗布に時間がかかる、ディスペンサーの目詰まりによる損傷の修理やメンテナンスのダウンタイムが発生する、高アルカリのため作業者の安全性に問題があるなど、課題を抱えていました。
工場の経営陣は、エコラボ担当者と相談し、除去が困難な油や揚げ物の汚れに対応するために、「エクセセレート TS」の導入を決定しました。導入の目的は、洗浄剤の塗布にかかる時間を短縮すること、洗浄装置のメンテナンスによるダウンタイムを最小限にすること、フライヤーの洗浄時間を短縮しながらも現在と同等以上の洗浄効果を得ること、塗布時の作業者の安全性を高め、呼吸器系の危険性を低減することでした。
「エクセセレート TS」導入後、洗浄性を維持しながら、フライヤーの洗浄時間を1時間近く短縮することができ、工場の生産開始時間を早め、予防保全作業や他エリアの洗浄を実施、または、生産時間を増やすことが可能になりました。また蛍光グリーンの染料は、塗布した箇所を明確に可視化できるため、使いすぎを防ぎ、適切なすすぎを行うことができると従業員から好評を得ました。さらに、噴霧時において、薬剤の飛散を抑えられるため、臭いや呼吸器系の刺激が軽減し作業者の安全性が向上しました。そして、汚れの蓄積を除去することで、洗浄後のフライヤーの火災リスクも軽減します。
※国内で販売している製品は染料を使用していません

達成したインパクト
  • 潜在的な年間生産性向上額56,100ドル
  • 年間推定節約額26,374ドル
  • 従業員の呼吸器系への刺激を0に
  • フライヤー1ラインあたりの洗浄時間を約1時間短縮
  • ディスペンサーの故障によるダウンタイムを10分削減
  • 他社製ジェルクリーナーとの比較で塗布量を最大30%削減

<ケーススタディ②>北米大手食品加工会社のピザ加工工場では、年間3,120時間もの時間短縮を実現
北米の大手食品加工会社では、年間2,000万枚以上の冷凍ピザと焼き菓子を生産しています。工場の経営陣は製品の需要拡大に伴い、ダウンタイムを最小限に抑え、生産性を向上させる方法を常に模索していました。また、洗浄作業担当の人手不足もあり、時間と作業のさらなる効率化も検討していました。この工場では、特にチーズ溶解機ベルトラインの汚れのこすり洗いに多くの時間が費やされ、製造開始時刻の遅延が問題になっていました。
エコラボ担当者に相談後、工場の経営陣は「エクセレレート TS」導入を決定しました。導入の目的は、チーズ溶解機とベルトラインの汚れのこすり洗いと洗浄に費やす時間を短縮し、従業員の負担を減らすこと、また塗布時の安全リスクを最小化することでした。
「エクセレレート TS」の導入で、低圧洗浄後にはほとんどの汚れが除去され、チーズ溶解機では手作業によるこすり洗いが不要となり、ベルトラインでは従来の手順と比較してわずかな作業で同等の汚れを除去することが可能となりました。
結果として、チーズ溶解機1台とベルトライン1本の汚れのこすり洗いが不要になり、18時間も短縮されました。工場全体では年間3,120時間の時間短縮につながり、空いた時間は他の洗浄作業に充てられ、工場が生産開始を遅らせることもなくなりました。衛生管理担当者は従来のアルカリ性泡洗浄剤と比較して塗布時の臭いが少なく、従業員の安全性を高めることができ、さらに塗料の蛍光グリーン色素は完全に洗い流されたことを確認できるため、正しい使用方法を教育するのに役立つと評価しました。また、「エクセレレート TS」は原液使用のため、誤った希釈による作業ミスの可能性も少なくなりました。
この工場では洗浄プログラムの一環として「エクセレレート TS」を導入し、チーズ溶解機とベルトラインの汚れのこすり洗いと洗浄にかかる時間を短縮することで従業員の時間をより効率的に配分し、塗布時の安全リスク低減も実現することができました。

達成したインパクト
  • 潜在的な年間労働力削減額163,840ドル
  • 潜在的な年間生産性向上額561,600ドル
  • 1回の洗浄作業のうち9時間を削減
  • 手作業によるこすり洗いを98%削減
  • 年間で3,120時間の短縮
  • 年間節約額40,712ドル


本製品に関するお問い合わせ
フード&ビバレッジ事業部
電話:03-4236-6824(受付時間 9:00-17:00)
メール:Japan-FB@ecolab.com



エコラボについて
エコラボは、水、衛生、感染防止のソリューションとサービスのグローバルリーダーです。300万カ所に及ぶお客さまの現場で信頼されるパートナーとして、人々と地球、ビジネスの健全性を守る取り組みを支援します。世界170カ国以上の食品、ヘルスケア、ホスピタリティ、産業分野のお客さまに、科学に基づくソリューション、データ活用によるインサイト、世界レベルのサービスの提供を通じて、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化、オペレーション効率とサステナビリティの向上を実現します。年間の売上高は130億ドル、従業員数は約47,000人です。詳しくは www.ecolab.com をご覧ください。

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