【オリックス資源循環】鎌倉市と事業系一般廃棄物の資源化に関する契約を締結

オリックス株式会社

乾式メタン発酵により焼却ごみ量削減に貢献

オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:有元 健太朗)は、このたび、鎌倉市(所在:神奈川県鎌倉市、市長:松尾 崇)と事業系一般廃棄物の資源化に関する業務委託契約を締結しましたのでお知らせします。

当社は、本契約により2022年6月から5年間、「寄居バイオガスプラント」※1において鎌倉市内から排出される事業系一般廃棄物を再資源化します。

鎌倉市は、焼却ごみの減量や再資源化により、埋め立てによる最終処分を限りなくゼロに近づける「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現を目指しています。当社と鎌倉市は、2021年8月~2022年3月までの期間、事業系一般廃棄物約1,800トンを寄居バイオガスプラントに搬入し、乾式メタン発酵による処理の確実性や、CO2などの温室効果ガスの排出量を把握する実証実験を行いました。その結果、鎌倉市から排出される事業系一般廃棄物が適正に資源化できていること、CO2などの温室効果ガスの排出量が既存の処理方法に比べ、低減できることなどが実証されました。この実証実験を踏まえ、鎌倉市の公募型プロポーザル方式による企画提案を経て、2022年5月に当社を最優秀提案者として選定いただきました。

寄居バイオガスプラントは、食品廃棄物や紙類などの可燃ごみをメタン菌により発酵させ、生成したバイオガスを発電燃料として利用する再生可能エネルギー発電施設です。可燃ごみを焼却処理せずにエネルギーとして活用することで、焼却処理する廃棄物の削減につなげ、ごみ処理におけるCO2排出量を低減します。また、当社が2006年より埼玉県寄居町で運営する廃棄物高度処理施設(寄居工場)を寄居バイオガスプラントのバックアップ施設とすることで、長期にわたる廃棄物処理の安定性・継続性を確保します。

オリックス資源循環は、今後も蓄積してきた知見を生かし、環境負荷の低減を図るとともに、持続可能なごみ処理事業を通じて、地域社会の安定に貢献してまいります。

※1 2021年6月10日付プレスリリース:国内最大の乾式バイオガス発電施設「寄居バイオガスプラント」竣工
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/21610_ORIXG.html


■寄居バイオガスプラント 施設概要
※2 1世帯当たり約3,120kWh/年で算出。出典:東京電力「平均モデルの電気料金」

■寄居バイオガスプラント

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