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東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区 以下、本学)は、2022年6月1日に逝去された、本学の卒業生で名誉教授でもある田沼武能氏の写真と本学によるコラボレーション壁面ボードを、現在中野キャンパス5号館に展開しています。
この壁面ボードは、田沼氏のライフワークであった、戦後の東京から始まり、近年までに世界120か国を超える国々で撮影された子供たちの写真の中から、コラボレーションのために同氏自らが選んだ11点で、左から年代順に展示構成されています。田沼氏の写真家としての長年の歩みと、2023年に創立100周年を迎える本学の歩みを重ね合わせながら、未来を担う子ども供たちのたくましく生きる姿ををご覧いただけます。
この壁面ボードは高さ2.7m、全幅18m以上あり、写真教育を原点として、1923年に創立した本学の歴史と未来への希望を伝えるメッセージとなっています。
6月1日に息を引き取った田沼氏は、1949(昭和24)年に本学の前身である東京写真工業専門学校を卒業されました。1995年から母校本学で教授として教鞭を執られ、2004年には名誉教授に就任。その後も学校法人東京工芸大学の理事、評議員を歴任され、本学の発展に多大な貢献を果たされました。
写真文化発展において田沼氏の功績は高く評価され数々の栄誉ある賞が授与されたほか、2019年には天皇陛下から写真家として初めて文化勲章が親授されています。
ここに故人のご冥福をお祈りするとともに謹んで哀悼の意を表します。
■展開中の壁面ボードの写真
Japan 1955/Japan 1955/Japan 1956/Japan 1961/Bolivia 1978/Albania 1999/Afghanistan 2002/Sierra Leone 2003/Cambodia 2008/ Philippines 2017/Lebanon 2019
■東京工芸大学中野キャンパス5号館へのアクセス
・所在地:東京都中野区本町2-9-5
・最寄り駅:地下鉄/東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線-中野坂上駅下車 徒歩約7分
1番出口より山手通りを初台・大橋方向に進み、成願寺を右折
■田沼武能
1929年 東京・浅草の写真館に生まれる
1949年 東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業
同 年 サン・ニュース・フォトスに入社
同時に木村伊兵衛の助手となり写真家としての人生をスタート
1950年 新潮社『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真を連載
1965年 アメリカのタイム・ライフ社と契約し、世界的に活躍
同 年 「世界の子どもたち」の撮影を始める
1984年 黒柳徹子のユニセフ親善大使就任後の親善訪問に同行をはじめる
1985年 菊池寛賞を受賞
1990年 紫綬褒章を受章
1995年 東京工芸大学芸術学部写真学科教授に就任
同 年 (社)日本写真家協会会長に就任
2003年 文化功労者に顕彰される
2004年 東京工芸大学名誉教授に就任
2019年 文化勲章受章
2020年 朝日賞特別賞を受賞
■関連記事
2020.5.22田沼武能先生が文化勲章を受章(
https://www.t-kougei.ac.jp/manabi/arts/photography/50914.html )
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。
・工学部
工学科
総合工学系:機械コース、電気電子コース、情報コース、化学・材料コース
建築学系:建築コース
・芸術学部
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、マンガ学科、ゲーム学科
【URL】
https://www.t-kougei.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人東京工芸大学 総務・企画課 広報担当
TEL:03-5371-2741
メール:university.pr@office.t-kougei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/