JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、10月31日(木)、壮瞥町地域交流センター及び幌別硫黄鉱山においてエコツアーを開催しました。
JOGMECは、鉱害防止対策に関する業務の一環として資源開発と環境保全両面の重要性を理解してもらうために、平成19年よりJOGMEC エコツアーを開催しています。今回は、北海道虻田高校1~3年生を対象に実施し、学生96名、先生8名の参加がありました。
エコツアーではまず、壮瞥町地域交流センターで「洞爺湖町の鉱山について」、「壮瞥町・幌別硫黄鉱山の歴史」と題した講演により、虻田高校のある洞爺湖町周辺にある鉱山や地域の中では特に大きい幌別硫黄鉱山のこれまでの歴史と現状等について学び、さらに「資源開発と環境」と題した講演により、資源開発と環境保全の両方の重要性について理解した後、実際に菱刈鉱山の鉱石を手に取りながら1gの金の生産の際にどれだけ大量の廃石が発生するか、また、メタンハイドレートを用いた燃焼実験といった体験授業を受けながらエネルギーのことについて認識を深めてもらいました。
また、幌別硫黄鉱山の坑廃水処理施設では、実際の坑内水を用いた中和試験やpH 測定などの体験をしながら坑廃水処理の原理などを勉強し、長流川及び洞爺湖の清流化に多大な貢献を果たしている同施設の重要性を理解してもらいました。