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株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ対応の大口径標準レンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」を発売します。
「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」は、ニコンが培ってきた高い光学技術を活かして、開放絞りからの圧倒的な点像再現性と美しいボケ味を実現したレンズです。
夜景撮影時などに、点像の周辺に鳥が羽を広げたような像が写る現象「サジタルコマフレア」の発生を極限まで抑えることで、開放絞りでも画面周辺部まで「点光源」を、ゆがみやにじみのない「点」として描写できる点像再現性を発揮します。
さらに、「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」は、ピント面から遠ざかるにつれてなだらかに変化する美しいボケ味により、画面に自然な奥行き感をもたせることで被写体を印象的に撮影できます。近距離の人物や静物などを立体的に引き立たせて柔らかく描写します。
また、大口径レンズでありながら、f/1.4の開放絞りでも豊富な周辺光量を確保し、遠景の被写体をシャープに描写できるほか、フレアやゴーストの低減に効果的なナノクリスタルコートも採用しています。
夜景撮影をはじめ、ボケを活かした印象的なポートレート撮影など、意図した画作りを求めるプロフェッショナルやハイアマチュアの要望に応える1本です。
●発売概要
商品名 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」
希望小売価格 199,500円(税抜190,000円)
発売時期 2013年10月31日予定
●主な特長
・高い光学技術を活かしたf/1.4、焦点距離58mmの大口径標準レンズ
・サジタルコマフレアの発生を極限まで抑えることで、画面周辺部まで「点光源を点に写す」、圧倒的な点像再現性を実現
・開放絞りでも、解像感が高くシャープな描写力を発揮
・ピント面から遠ざかるにつれてなだらかに変化する美しいボケ味の描写が可能
・f/1.4の開放絞りでも、豊富な周辺光量を確保し画像の周辺部まで自然な明るさを維持
・フレアやゴーストの低減に効果的なナノクリスタルコートを採用
●開発の背景
「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」は、「NIKKORレンズにしかできない」新たな写真表現を提案するレンズとして開発されました。
「点(点光源)を点に写す」ことを可能にした「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」(1977年発売)の思想を発展させ、80年にわたるニコンのノウハウ、高度な光学設計技術を採用し、解像感、歪みやにじみのない点像再現性を向上させています。
さらに、「三次元的ハイファイ(高再現性)」という設計思想を組みこみ、三次元の被写体の奥行き感を二次元である写真上でより再現できるようにしています。その結果、美しいボケ味も実現しています。
この独創的な描写力により、ユーザーの表現の幅を広げる、他のレンズとは一線を画したポジションを目指します。
●「NIKKOR」ブランド、「NIKKOR」発売80周年について
「NIKKOR(ニッコール)」は、ニコン製写真用レンズのブランドで、今年で発売から80周年を迎えました。「NIKKOR」という名称は、ニコン創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称であった「日光」の英文表記「NIKKO」に、当時、写真レンズの名称の末尾によく使われていた「R」がつけられ誕生しました。
「NIKKOR」は、開発設計から製品化に至るまで、ニコン独自の高水準規格によって管理が行われており、ユーザーのニーズに応える設計、それを実現する生産体制、および検査が「NIKKOR」レンズの高い品質を支えています。
なお、ニコンのレンズ交換式カメラ用レンズは、超広角から超望遠、フィッシュアイ、ズームレンズ、マイクロレンズ、PC-Eレンズとさまざまな用途に対応した幅広いラインナップを取り揃えており、レンズ交換式アドバンストカメラ用レンズ「1 NIKKOR」を含めると現在80種類以上をラインナップしています。今後も高品質で魅力的な製品の開発、市場投入に努めていきます。
主な仕様はこちらからご覧いただけます。
http://www.nikon.co.jp/news/2013/1017_nikkor_02.htm