アカデミー映画博物館、9月30日に一般公開開始

Polskin Arts & Communications Counselors

Iwan Baan/©️Iwan Baan Studios

映画製作のアート、科学、アーティスト、そして社会的影響について紹介し、比類のない体験を世界の人々に提供するアカデミー映画博物館が、2021年9月30日より一般公開されます。公開に先駆け、市政、文化、エンターテインメント分野のリーダー達、同博物館および映画芸術科学アカデミーの職員、そして博物館の設計を手掛けたレンゾ・ピアノ氏が出席して式典が開催されることになりました。アカデミー映画博物館は、世界の映画製作の中心であるロサンゼルスにあります。映画と映画文化に特化した博物館としては北米最大の規模を誇り、またロサンゼルスで唯一の映画博物館です。

<アカデミー映画博物館関係者のコメント>
アカデミー映画博物館館長ビル・クレーマー:
「絶えず進化するダイナミックな時代に私達は生きています。楽しみや感動を通して物語を共有し、相互に学び合い、心を通じ合わせることがこれまで以上に求められるようになってきています。これこそが映画の果たす役割です。映画という愛すべき芸術形態に特化した、ダイナミックで多様性に富んだ、居心地のいい施設をオープンできますことを心より嬉しく思います。ロサンゼルスのため、そして世界のために、この新しい施設の建設に向けて献身的に取り組んでくれたアカデミー映画博物館のチームの全員、そしてすべてのパートナーの皆様に深く感謝しています」

アカデミー映画博物館の最高芸術・プログラム責任者ジャクリーン・スチュアート:
「映画製作の歴史や、映画が私達の暮らしに与える影響について多角的に取り上げる、アクセシブルな議論に、多くの人が参加してくれることを願ってやみません。アカデミー映画博物館とギャラリー、シアター、教育用スペースをご利用いただけることを楽しみにしています。皆さんが、自分の知っている映画や好きな映画について知識を深め、新しい発見をし、自身が感じたことをシェアしようという気持ちになってくれることを願います」

アカデミー映画博物館理事長・Netflix共同最高経営責任者テッド・サランドス:
「アカデミー映画博物館は、映画という協調的なアートを生み出す広範なコミュニティを反映しています。そして、そのコミュニティの手により、この博物館は建設されることとなりました。映画芸術科学アカデミーの理事会、キャンペーン議長のボブ・アイガー氏、共同議長のアネット・ベニングとトム・ハンクスの両氏、そして合わせて1万3,000を超える個人、企業、財団、政府機関の皆様の惜しみない支援のおかげで、アカデミー映画博物館の開館が実現しました。理事会を代表してお礼を申し上げます。アカデミー映画博物館の幹部とスタッフ、レンゾ・ピアノ氏とゲンスラーの協力のもと行われた建設作業、そして展示デザイナーのWHY architectureに深く感謝します。皆様のおかげで、長年の夢であった映画博物館が現実のものとなりました」

映画芸術科学アカデミー最高経営責任者ドーン・ハドソン:
「1927年に映画芸術科学アカデミーが設立されるとすぐに、幹部陣は映画博物館の計画に着手しました。1929年には提案書が出されました。その後の世界で何が起ころうと、どのような課題が立ちはだかろうと、その夢がついえることはありませんでした。アカデミー映画博物館の開館を迎えるにあたり、長年抱き続けてきたビジョンがとうとう現実のものになるのだと、誇らしい気持ちでいっぱいです」

<オープニング企画展>
オープンを記念して、約5万平方フィート(約4,600平方メートル)のギャラリースペースでは、ダイナミックで多様性に富んだ映画の歴史を世界の人々と共有するという、アカデミー映画博物館のミッションを称える一連の展示が行われます。3つのフロアにわたって展開される中核展示の「Stories of Cinema(映画の物語)」や、宮崎駿監督の北米初となる企画展のほか、映画に対する理解と、賛美、保護の促進に向けた当館のコミットメントを示す魅力的な企画展が多数予定されています。

アカデミー映画博物館の中核展示である「Stories of Cinema(映画の物語)」は、華々しく、かつ複雑に入り組んだ国際的な映画の歴史に出会える場です。約3万平方フィート(約2,800平方メートル)のスペースにおいて、映画製作の歴史、アート、科学のあらゆる側面を紹介するものであり、3つのフロアにわたって展示が展開されます。すべてのスペースで、動画、音響、小道具、衣装、台本、ポスター、映画美術のスケッチや衣装のデザイン画、マットペインティング、写真、背景画、アニメーションのセル画、パペット、マケット(模型)が一面に展示されます。

アカデミー映画博物館では、映画の発展を語るのには1つの物語では足りないと考え、異なる意見に耳を傾け、さまざまな視点から映画製作をとらえた複数の物語を紹介しています。映画そのものと同じように、「Stories of Cinema(映画の物語)」のギャラリーもまた、時と共に進化・変化し、さまざまな映画、アーティスト、時代、ジャンルなどを取り上げていきます。「Stories of Cinema(映画の物語)」は、ストーリー、アート、アーティストを称え、支持するいっぽうで、複雑に入り組んだ苦難の物語を語る場でもあります。

「Stories of Cinema(映画の物語)」の展示は、シドニー・ポワチエ・グランドロビーのガラスの壁に囲まれた「スピルバーグ・ファミリー・ギャラリー」でのインスタレーションから始まります。このインスタレーションは、展示への導入部であり、複数のスクリーンで流される13分の紹介ビデオと、リュミエール兄弟の時代から現代にいたるまでの700本の映画作品から切り取った場面とスチールによって、映画の歴史にすぐさま入り込むことができます。

続いて、2階のWandaギャラリーでは、その先々にあるギャラリーで上映される映画の場面が室内全体に投影されます。Significant Movies and Moviemakerギャラリーに進むと、6つの小さな展示により、『市民ケーン』(1941年)と『Real Women Have Curves』(2002年)などの映画、および映画アーティストのセルマ・スクーンメイカー(Thelma Schoonmaker)、ブルース・リー、「チーボ」の愛称で知られるエマニュエル・ルベツキ(Emmanuel Lubezki)、オスカー・ミショー(Oscar Micheaux)の基本情報とレガシーが紹介されています。 
 
Joshua White, JWPictures

Academy Awards History(アカデミー賞の歴史)ギャラリーは、サバン・ビルを象徴する金の円筒部分の2階に設置された円形のギャラリーから始まります。ここでは、撮影賞に輝いた『サンライズ』(1927年)から、作品賞を受賞したバリー・ジェンキンスの‎『ムーンライト』(2016年)まで、歴史に残る20の受賞のオスカー像を展示しています。広いギャラリーでは、1929年から現在に至るまでのアカデミー賞の歴史を歩きながら年代順に見ることができます。アカデミー賞と映画芸術科学アカデミーの起源の概説や、記憶に残る受賞と不名誉なエピソード、アカデミー賞のファッションが紹介されています。また、壁のカーブに沿って設置されたスクリーンには歴史的な受賞スピーチが映し出されます。

オープニング企画展として、Director’s Inspirationギャラリーではアカデミー賞受賞監督スパイク・リーを取り上げています。一緒に仕事をしたことのあるプリンスが持っていたギターなど、個人的なコレクションも展示します。監督自身から話を聞き、作品群と代表作の背後にあったインスピレーション、さらには繰り返されるテーマと共同制作者について考察していきます。

さらに先へ進むと、Storyギャラリーに出ます。ここでは、映画のストーリーの構造と概念化について取り上げており、『深夜の告白』(1944年)、『アリーケの詩』(2011年)、『サイコ』(1960年)、『恋人たちの予感』(1989年)など、独創的な映画作品の脚本と絵コンテを展示しています。The Art of Moviemakingギャラリーでは、オープニング作品として『オズの魔法使』(1939年)を取り上げます。舞台裏に踏み込み、シナリオ制作、キャスティング、メーキャップデザイン、衣装デザイン、映画美術、音響デザイン、特殊効果、演技、監督、演出など、協力し合うことで1つの映画を生み出すさまざまな専門領域について深く掘り下げて見ていきます。

The Art of Moviemakingに隣接する複数のギャラリーでは、映画美術に特化した展示を行います。Performance(パフォーマンス)ギャラリーでは、スクリーンテスト、オーディションテープ、キャスティングカードを通して、キャスティングとアクティングについて詳しく紹介します。Image(イメージ)ギャラリーでは、撮影スタッフ、ロケーションマネージャー、美術監督のインタビューをまとめた映像を上映します。Sound(サウンド)ギャラリーでは、アカデミー賞受賞音響デザイナー、ベン・バートの手掛けた『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)の1シーンを例に取り、音響デザインについて細かく分析します。

Identity(アイデンティティ)ギャラリーでは、『紳士は金髪がお好き』(1953年)や『ウィズ』(1978年)のものなど、40以上の衣装と衣装デザインのスケッチを見ることができ、20世紀の映画の歴史を広く網羅した展示内容となっています。加えて、1人の衣裳デザイナーにフォーカスした展示も行います。オープニングを飾るのは、メアリー・ゾフレスがデザインした衣装です。

Identity(アイデンティティ)ギャラリーのメイクアップ・ヘアスタイリングのセクションでは、リック・ベイカーの『キングコング』(1976年)のスキンテスト、『モンスター』(2003年)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)、『スキャンダル』(2019年)でのシャーリーズ・セロンの変身の様子、グレース・ケリー、クラーク・ゲーブル、メル・ブルックス、ドン・チードルの石膏ライフマスク、カーク・ダグラス、マリリン・モンロー、早川雪洲、ホイットニー・ヒューストンのメイクアップチャートとメイクアップカード、『フリーダ』(2002年)と『ジョイ・ラック・クラブ』(1993年)の撮影用台本、そして『ルディ・レイ・ムーア』(2019年)のケーススタディを見ることができます。さらには、映画における人種的なステレオタイプの固定化にヘア・メイクがどのように寄与してきたのか、例をあげて探っていきます。

2階の最後のギャラリーがImpact/Reflection(インパクト/リフレクション)です。オープニング企画では、Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)、#MeToo、労使関係、気候変動という、社会に大きな影響を与えた4つの事柄を取り上げ、ドキュメンタリーや物語の映画をきっかけに文化的な変化を起こすにはどうすればいいのかを探っていきます。

3階のRolexギャラリーでは、ペドロ・アルモドバルを皮切りに、世界の映画アーティストのインスタレーションが入れ替わり方式で登場します。ギャラリーには12のスクリーンが設置され、それぞれにアカデミー賞受賞監督の作品群に見られる重要なテーマやシーンが映し出されます。

「Inventing Worlds & Characters(インベンティングワールド&キャラクターズ)」は、Animation、Effects、Encountersの3つのギャラリーにまたがり展開されます。Animationギャラリーでは、手書き、ストップモーション、デジタルのアニメーションを取り上げます。さらに、ロッテ・ライニガー、タイラス・ウォン、大友克洋、ピート・ドクターなど、世界中で愛されるアニメ映画を手掛けたアーティストの業績を紹介します。Effectsギャラリーでは、ジョルジュ・メリエスなど、大物特殊効果クリエイターを取り上げ、『ターミネーター2』(1991年)や『アバター』(2009年)などで使われた特殊効果や視覚効果にスポットライトを当てます。Encountersギャラリーでは、SF、ファンタジー、ホラーの世界を産み出す映画美術に注目し、実際のセットや衣装に加え、C-3PO、E.T.、オコエ、エドワード・シザーハンズなどの象徴的なキャラクターを取り上げます。「Connected to Encounters is Behold」は、アカデミー賞受賞音響デザイナーのベン・バートによるオリジナルのインスタレーションです。円筒形の上映室の320度のスクリーンに、映画の中の宇宙と未来の進化の過程が年代順に映し出されます。 

Composer’s Inspiration音響ギャラリーでは、1人の映画音楽作曲家に特化した展示を行います。オープニングを飾るのは、アカデミー賞受賞作曲家ヒルドゥル・グドナドッティルと、この空間のために特別に作曲された新曲とのコラボレーションとなります。

アカデミー映画博物館のオープニング企画展である宮崎駿展は、高い評価を受けている宮崎駿監督とその作品を取り上げる、北米初の回顧展です。同博物館のMarilyn and Jeffrey Katzenbergギャラリーでは、長編アニメーション作品『となりのトトロ』(1988年)やアカデミー賞受賞作の『千と千尋の神隠し』(2001年)などの宮崎駿監督作品から、海外初出品のものを含む、オリジナルイメージボード、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セル画など約400点をダイナミックに展示するほか、映画の大型投影を行い、臨場感たっぷりの環境の中、宮崎駿監督の60年のキャリアを振り返ります。

テーマ別にセクションが分かれており、1つの旅として展示を楽しめるようになっています。まずは、『となりのトトロ』に登場する4歳のメイの後を追って、宮崎駿監督の魅力的な世界への通過点であるツリートンネルギャラリーに入ります。中に入ると、宮崎作品の主人公たち(その多くが女性)が紹介されており、コンセプトから制作にいたるまで、これらのキャラクターがどのようにして誕生したのかを知ることができます。アニメーターとして参加した初期の作品や、スタジオジブリの共同創設者である故高畑勲監督との長きにわたる共同作業についても解説しています。『風の谷のナウシカ』(1984年)の制作の過程に焦点を当てたセクションでは、宮崎駿監督独自の映画作りの手法を知ることができます。

さらに進んで、クリエイティングワールドギャラリーでは、宮崎駿監督の描く美しく平和な自然の風景と、労働と技術に支配された産業の世界との対比を捉えます。いずれも、宮崎作品にしばしば登場するものです。宮崎駿監督の想像力が垣間見られるイメージボードや背景画から、『千と千尋の神隠し』に登場する有名な湯屋のような、垂直に伸びる複雑な構造物の魅力や、『崖の上のポニョ』(2008年)に出てくる水中世界、『紅の豚』(1992年)や『風立ちぬ』(2013年)に見られるような空を飛ぶことに対する強い興味などに焦点が当てられます。スカイビュー インスタレーションでは、今回の展示のハイライトともいうべき瞬間が味わえます。宮崎駿監督の作品に頻繁に登場する、「ゆったりとした時間を過ごしたい」「夢を見たい」という思いを表現したスカイビュー インスタレーションでは、ゆっくりとした時間を過ごしていただけます。次に、トランスフォーメーションギャラリーに入ると、宮崎作品で繰り返し取り上げられる戦争や汚染問題など、より困難ないくつかのテーマが紹介され、これらを体感しながら、Mother Tree(母なる木)のインスタレーションに導かれて、さらに作品の世界観に浸れるマジカルフォレストに入って行きます。宮崎駿監督の作品の多くに登場する巨大で神秘的な木は、夢と現実のはざまに立ち、別の世界と私たちをつなぎ、新たな世界への扉を開いてくれるものです。森の中では、現れては消えるコダマを見つけ、宮崎駿監督が書いた詩のいくつかを読むことができます。そして、最後に『千と千尋の神隠し』の不思議な通路で締めくくられます。千尋の足音と共にここを通り抜け、宮崎駿監督の世界を後にして、現実の世界に戻っていくことができます。

今回、「宮崎駿展」の開催と併せ、アカデミー映画博物館とDelMonico Booksは豊富なイラストレーションの入った288ページに及ぶ図録を発行します。この図録はD.A.P. Artbookによって全世界で発売されます。図録には、鈴木敏夫氏による序文、ピクサーのピート・ドクター(Pete Docter)監督やダニエル・コテンシュルテ(Daniel Kothenschulte)氏、ジェシカ・ニーベル(Jessica Niebel)氏等のエッセイ、フィルモグラフィーが収録されています。また、会期中、さまざまな公開プログラムが開催されるほか、アカデミー・ミュージアムストアでのオリジナルグッズ販売、最新設備を備えた博物館内のシアターで、日英両言語での映画上映も行われます。

「宮崎駿展」と連動する形で、博物館では隣接するワーナーブラザーズギャラリー4階で、「ピクサー・トイストーリー・3Dゾエトロープ(The Pixar Toy Story 3D Zoetrope)」も展示しています。ここには、2000年代中盤にスタジオジブリによる同様の装置から着想を得てピクサーが制作した、映画『トイ・ストーリー』 (1995年) の人気キャラクターが登場する巨大な立体ゾートロープが展示されています。まず、ターンテーンブルの上に乗り、一連のポーズをとった『トイ・ストーリー』のマケット(模型)214体が現れます。テーブルを回転させ、ストロボを点滅させると、キャラクターに命が吹き込まれます。ウッディと馬のブルズアイが駆けて行き、バズがピクサーボールに乗って転がり、『トイ・ストーリー2』に登場するカウガールのジェシーは投げ縄の中で踊ります。軍人がパラシュートで空から降りてきて、エイリアンが手を振りながら遊んでいる様子を見ることができます。

シネマへの道(The Path to Cinema):リチャード・バルツァー コレクションハイライトが3階のLAIKAギャラリーに展示されます。このコレクションは、映画誕生以前の光学玩具や装置の世界有数のコレクションとされ、影絵、のぞき絵、マジックランタン、ゾエトロープ、プラクチノスコープから、世界初の映写機「シネマトグラフ・リュミエール」まで、映画の発明へと至る視覚的エンターテイメントの長い歴史をたどることができます素晴らしい発明の数々を実際に体験し、今回の展示のために特に制作された幻想的なマジックランタンショーを楽しむことができます。

2階分の34フィート(約3メートル)の高さのドラマチックなHurdギャラリーで初めてお披露目されるのが、Backdrop: An Invisible Art(バックドロップ:見えざる芸術)です。ここでは、ハリウッドにおける背景の歴史を紹介し、代表的な背景画として、芸術性と想像性の両面で高く評価されている、ヒッチコック監督の『北北西に進路を取れ』(1959年)で象徴的なラシュモア山の背景画にスポットを当てます。風景画家のジョージ・ギブソン、ベン・カレ、ウェイン・ヒル、クラーク・プロヴァン、ハリー・テプカー、アル・ロンドラビル、ダンカン・スペンサーらの手によって1958年に製作されたこの背景画は、何十年にも渡りJ.C. Backings Corporationで保管された後、アカデミー映画博物館に寄贈されました。

最後に、East Westギャラリーで開催されるのが、ハリウッドのドルビー・シアターのステージでアカデミー賞を受賞する瞬間を体験できるイマーシブなプログラム「The Oscars® Experience(オスカー体験)」です。

<アカデミー映画博物館の入場方法>
アカデミー映画博物館の各種チケットは、公式ウェブサイトおよびアプリを通じ、事前予約でのみ購入できます。博物館の一般入場券は、大人25ドル、シニア(62歳以上)19ドル、学生15ドル、17歳以下およびEBTカード保有のカリフォルニア州民の入場は無料です。15ドルの追加料金で「The Oscars® Experience(オスカー体験)」の時間指定予約ができます。「The Oscars® Experience(オスカー体験)」の入場の際には一般入場券が必要です。

アカデミー映画博物館の一般向けオープニングプログラムおよび映画上映シリーズについても、アプリで予約ができます。映画上映および公開プログラムのチケットはそれぞれ別に販売され、博物館の一般入場料は不要です。チケットはいずれも、アカデミー映画博物館の公式ウェブサイトを通じた事前予約でのみ購入できます。映画料金は大人10ドル、シニア(62歳以上)7ドル、学生5ドル、子供(17歳以下)5ドル、博物館会員8ドルです。公開プログラムおよび教育プログラムのチケットは、無料のものから、大人20ドルのものまであります。

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