コア視聴層のテレビ番組・CMランキングを公開開始
人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢「アテンションデータ」の取得・提供を行うTVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、今後個人全体に加えて「コア視聴層」におけるテレビ番組や、CMの視聴ランキングを発表していくことをお知らせします。
近年、放送局ではより購買ターゲットに近い視聴者属性を「コア視聴層 (コア層)」と定義し、コア視聴層の個人視聴率を「コア視聴率」として、従来の世帯視聴率より重視する流れがあります。コア視聴率が注目される機会も増えており、2021年6月にタレントの松本人志さんが「キングオブコントの会」(TBS系列)のコア視聴率についてツイートして話題にもなりました。
TVISIONでもコア視聴層を「男女13‐49歳」と定義し、今後この視聴層のテレビ番組、CMランキングを発表していきたいと考えております。今回は6月のCMランキングを例にとり、従来の個人全体とコア視聴層で、テレビに視線を向けたCM(=視られたCM)にどれくらい差があるのかを考察します。7・8月はオリンピック開催により平常時のテレビの見られ方とは異なる可能性があるため、6月のランキングで検証しました。
6月CMランキングで比較!個人全体VSコア視聴層
個人全体とコア層の両方にランクインしていたCMは3つで、2つが違うCMとなりました。また、個人全体で1位だった『アコム』のCMはコア層では3位に、個人全体で3位だった『SoftBank』のCMはコア層では1位という入れ替えも発生しました。
個人全体ではランクインしなかった、今田美桜さんとDAIGOさんの出演する『第一生命』のCMと、錦野旦さんと3時のヒロインさんが出演する『にしたんクリニック』のCMが、コア層のランキングには入っていました。タレント選定やテンポの良さなどが高順位に影響していると考えられます。
このように、コア層の視聴傾向と個人全体の視聴傾向には差があります。広告主にとっても様々な指標がテレビCMを出稿する上での判断基準に繋がればと考えております。
■今回ランキングに使った指標■
TVISIONの指標:Cスコア(クリエイティブスコア)とは?