江戸川大学(千葉県流山市)メディアコミュニケーション学部情報文化学科の玉田和恵教授(専門分野:教育工学、情報教育)は、全国各地の教育委員会から依頼を受け、小・中学校教員を対象に「情報モラル問題解決力の育成」をテーマとした研修を実施している。現在、新型コロナウイルスの影響により、オンデマンド形式での研修の依頼が増加。地域・空間・時間の制約を越えた研修の可能性が広がっている。
玉田和恵教授は1990年代から情報モラル教育の研究を続けており、文部科学省などでの情報モラル教材作りやその効果検証を行うほか、情報モラル研修を全国各地で精力的に行っている。
今日、GIGAスクール構想により、全国の児童生徒一人ひとりにPC・タブレット等が配布されており、学校現場では「情報モラルの育成」が最重要課題となっている。
全ての教員を対象に研修を行う必要性があるものの、新型コロナウイルスの影響により対面研修が困難になっていることから、いつでもどこからでも研修が受けられるオンデマンドによる教員研修の依頼が多く寄せられている。
今年度は東京都北区をはじめ、大阪府箕面市や和歌山県紀の川市、群馬県みどり市などの教員らを対象に研修を実施。具体的な指導例を基に、情報モラル問題解決力を育成するための指導の要点について講義を行い、児童・生徒の情報モラルを育てるためには「情報モラルの本質を理解させること」「変化すること・変化しないことを認識させること」「修得しておくべき最小限の知識を身につけさせること」が重要であると解説している。
■オンデマンド形式情報モラル教員研修開催地
・東京都北区(2021年度夏季研修)
・大阪府箕面市(2021年度夏季研修)
・埼玉県上里町(2021年度4月~)
・和歌山県紀の川市(2021年度4月~)
・群馬県みどり市(2021年度4月~)
<参考リンク>
■教員紹介:玉田和恵 教授
https://www.edogawa-u.ac.jp/colleges/d_informatics/teachers/index6.html
■メディアコミュニケーション学部 情報文化学科
https://www.edogawa-u.ac.jp/colleges/d_informatics/
■江戸川大学情報教育研究所
https://www.edogawa-u.ac.jp/facility/info_research/
(関連記事)
・江戸川大学メディアコミュニケーション学部情報文化学科の玉田和恵教授が「人権教育と情報モラルの指導」についての対面研修を実施(2020.07.14)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-44032.html
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