半導体試験装置のアドバンテストがサプライチェーン管理の最適化にキナクシスを採用

キナクシス・ジャパン株式会社

~半導体需要の増加に迅速に対応可能な体制構築に貢献~

 

2021年7月28日(水)オタワ発 - 不確実な市場の変動に応じた迅速かつ最適な意志決定を支援するKinaxis Inc.(TSX:KXS、以下キナクシス)の日本法人であるキナクシス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子敏也、以下キナクシス・ジャパン)は本日、株式会社アドバンテスト(以下アドバンテスト)(本社:東京都千代田区、代表取締役兼執行役員社長:吉田 芳明)がキナクシスのRapidResponse®を導入したことを発表しました。

中国市場における電気自動車(EV)普及の加速、5G通信を初めとするIoTインフラ環境への投資の高まり、先進国を中心に拡大するテレワークなど、グローバル市場において半導体需要が継続的に高まっています。

アドバンテストは、半導体生産工程において使用される検査装置の世界大手メーカーとして、市場の需要変動をリアルタイムに把握し、生産計画の調整と迅速な意思決定によってビジネス機会を最大化させるとともに、市場への製品供給を途絶えさせない体制構築に取り組んでいます。

同社の海外現地法人では既に、キナクシスが提供する世界唯一のコンカレントプランニング(同時並列計画)プラットフォームであるRapidResponseを運用しており、グローバルレベルでの生産管理および在庫の最適化による、適切な製品供給を実現してきました。こうした運用経験やキナクシスの半導体関連業界における豊富な導入実績に加え、在庫コスト削減や納期回答の精度向上による競合優位性の確保など、アドバンテストが目指すデジタルサプライチェーンのあるべき姿に対するRapidResponseの実現性、また災害などの事態における需給への影響を迅速に把握し、最善の意思決定に活用できる点が評価され、このたび日本本社での導入に至りました。導入にあたり、管理対象となる製品機種および地域を日本に絞り込むことで、わずか16週間で構築を完了しています。導入後の現場運用が容易であることも高く評価されています。今後は、運用状況の検証を進めつつ、その対象範囲を順次拡大する予定です。

アドバンテストの取締役兼専務執行役員 サプライチェーン担当 生産本部長 塚越 聡一氏は、次のように述べています。「ビジネスの様々な場面での高度なデジタル化が注目される昨今において、半導体が担う社会的な役割と、そこに求められる品質や信頼性を支える検査装置の価値が、さらに重要度を増しています。RapidResponseの導入により、計画立案時の圧倒的処理速度と市場動向を多角的に分析するシミュレーションを可能にし、BCPを含めた当社のサプライチェーン・ガバナンスをより柔軟かつ強靭なものへと進化させ、かつ今後の供給力を強化することにより、更なる顧客価値向上に繋げられることを期待しています。」

キナクシスのCEO、John Sicard(ジョン・シカード)は以下のように述べています。「地球規模の課題となっている半導体の製造・供給問題に対して、計測技術による解決を目指すアドバンテストのミッションを支援できることを大変嬉しく思っています。市場におけるあらゆる不確実性に対応する当社のコンカレントプランニング技術によって、同社のサプライチェーンの弾力性(レジリエンス)を強化し、日本市場における供給計画と迅速な変更対応への精度を高められるよう支援してまいります。」


アドバンテストについて
アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(https://www.advantest.com/
)をご参照ください。

キナクシスについて
絶えず変化を続ける市場や不確実性に対応するためには、俊敏な対応が必要です。キナクシスのプラットフォームは、統合事業計画およびデジタルサプライチェーンにおいて、迅速かつ信頼性の高い意思決定を可能にします。より良い計画の実行と人々の生活の向上が可能になることで、世界に変化をもたらすと確信しています。これまでに蓄積してきた知性にAIとコンカレントプランニング(同時並列計画)を組み合わせることで、当社は多くの革新的な企業から信頼を獲得しています。将来のあらゆるシナリオを想定した事業計画の立案には、リスクと機会の監視ならびに変化への柔軟な対応が求められます。当社のクラウドベースのプラットフォームは拡張性が高く、業界において実証済みのアプリケーションを多数実装しています。顧客が市場変化をいち早く把握し、より迅速な対応をすることが可能になることで、損失削減にも大きく貢献しています。キナクシスに関する情報はWeb(https://www.kinaxis.com/ja)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/kinaxis/)、Twitter(https://twitter.com/kinaxis)、Facebook(https://m.facebook.com/Kinaxis/)をご覧下さい。

免責事項
本資料の特定事項には、適用証券法に定められている「将来予想に関する記述」が含まれています。「将来予想に関する記述」には、キナクシス(Kinaxis®)の成長機会および見込み利益、ならびに製品およびサービスへの需要に加え、業界の競合他社比較による製品およびサービスの相対的な位置付けに関する当社の見解を含む特定予測ならびにリスクおよび不確定要素が内在しています。「将来予想に関する記述」はその将来動向を保証するものではなく、当社の実際の経営成績、業績、実績、または事業展開状況としての事実とこれらの記載内容が著しく異なる、または可能性が含まれる場合があります。「将来予想に関する記述」に関するリスク要因については、当社がカナダの証券規制当局に提出している公式報告文書に記載されています。キナクシスは法律で明示的に要求される場合を除き、新しい情報、将来の出来事、その他の結果に関わらず「将来予想に関する記述」の訂正あるいは更新を行う義務を一切負いません。

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
キナクシスPR事務局(プラップジャパン)担当:沖山
kinaxis@prap.co.jp

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