【東京ミッドタウン日比谷】Hibiya Festival 2021特別企画 『三陸芸能おどり』配信開始!

東京ミッドタウンマネジメント株式会社

三陸国際芸術祭連携企画 郷土芸能と舞台芸術の明日を照らすオリジナルコンテンツ。震災から10年 東北地方の郷土芸能をアーティストとのリモート交流により再構築。withコロナ時代ならではの、新たな創作手法で実現したオリジナル作品

 東京ミッドタウン日比谷 (千代田区有楽町 事業者:三井不動産株式会社)は、新型コロナウイルス感染拡大の防止および来街者の安全を考慮し、2021年4月29日(木・祝)から5月16日(日)にイベント「Hibiya Festival 2021」を無観客・オンライン配信で実施しました。本イベントのフィナーレを飾る予定であった『三陸芸能おどり』を無観客で収録・編集をし「HIBIYA FES CHANNEL」にて公開・配信を開始しました。

 「Hibiya Festival 2021」の公式YouTubeチャンネル「HIBIYA FES CHANNEL」は総再生数が16万回を超え、おうち時間を楽しむコンテンツとして現在も多くの方に視聴いただいています。

 今回新たに公開した『三陸芸能おどり』は、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパンが企画制作し、三陸国際芸術祭と連携したコンテンツです。東日本大震災から10年の今年、被災地である岩手県三陸地域の郷土芸能「中野七頭舞」と「金津流浦浜獅子躍」を題材とし、吉井盛悟が演出。和楽奏伝とKIMIYA SATO MIKUSA BANDという新進気鋭のアーティストがオリジナル楽曲を披露するコラボレーションが実現。「Hibiya Festival 2021」のための新演目を発表しました。郷土芸能の担い手が減り、また、現地への移動が難しいコロナ禍において、オンラインで現地の郷土芸能従事者とアーティストが交流を重ねて『三陸芸能おどり』と題して新たな作品を制作。踊り手として横浜・東京で活動している2つの団体が出演し、郷土芸能の継承と発展につなげるプロジェクトにもなっています。

HIBIYA FES CHANNEL新コンテンツ 『三陸芸能おどり』 トピックス
 

 
<内容>
金津流獅子躍と中野七頭舞といった三陸地方の郷土芸能に和楽器演奏家達が集うプロジェクト。
和楽奏伝と佐藤公哉を中心とするKIMIYA SATO MIKUSA BANDが彩りを加える。
今注目を浴びる気鋭の和楽器演奏家 吉井盛悟が演出を担当し、
日比谷ステップ広場に多彩な舞台が繰り広げられる。
<演出> 吉井盛悟
<出演> 金津流横浜獅子躍/中野七頭舞・一の会
吉井盛悟/和楽奏伝/KIMIYA SATO MIKUSA BAND ほか
 

<演出:吉井盛悟 メッセージ>
人は、古来より様々な苦難に対し、歌い踊り囃すことで自らを鼓舞し、仲間とともに未知なる闇を乗り越えてきました。現代の闇に立ち向かう時、森羅万象とともに生きてきた我々の祖先の尊き営みに未来への光を見出します。このような演出趣旨で演目の構築をしました。
それぞれの場面のストーリーを想像しながら、郷土芸能とアーティストの地球藝能としてのコラボレーションをお楽しみいただければ幸いです。
 

<プロフィール>
太鼓、笛、胡弓奏者。作曲、演出家。
青年期より日本の⺠俗芸能のフィールドワークに励む。2003年、佐渡に渡り「鼓童」に参加。2013年独立。和楽奏伝主宰。文化人類学的視点で日本音楽を捉え、国内外、ジャンルを問わず自由な音楽芸術活動をする。

<主な活動歴>
2021年、オーチャードホールにて「和楽奏伝×装束夢幻」演出、音楽監督。

『三陸芸能おどり』シーン解説&みどころ紹介!
 
<左>
【闇・星】 KIMIYA SATO MIKUSA BAND&ダンサー
災害、ウイルス、懐疑、私利私欲などの感情やその闇をオリジナル音源とともに黒衣のダンサーが表現。幻想的な映像で舞台の幕が明けます。
<右>
【祈り・立ち向かう】 中野七頭舞・一の会
闇を切り裂き颯爽と登場。太鼓と手平鉦、笛の軽快なリズムに乗って様々な役割を持つ踊り手たちが彩り豊かに舞い踊ります。

 
<左>
【共感・笑顔】 岩手県民謡 外山節&ダンサー
女性(駒田早代)の三味線演奏とともに、天下泰平や笑顔の輪が広がりを表現。熱気滾る音色に引き寄せられ、通りがかりの若者(Seita)が衝動的に舞い踊る。しなやかな音色から力強い音色まで、三味線の様々な表情や音色とともに、和楽器が奏でる演奏と現代のダンサーのコラボレーションが見どころです。
<右>
【森羅万象との接点/bifu】KIMIYA SATO MIKUSA BAND
自然回帰への誘い。遊鼓の軽快な音色とアコーディオン、美しく響き渡る歌声のハーモニーが、金津流獅子躍を迎える美しい映像となっています。

 
<左>
【自然への回帰・敬虔】 金津流横浜獅子躍
慶弔にともなう神事芸能として伝承されてきた金津流獅子躍を、自然への敬虔を託して表現。災害やウイルス、闇を退散することを願い頭を振ったダイナミックな踊りは作品の大きな役割を担っており、必見です。
<右>
【晴れ渡る】 KIMIYA SATO MIKUSA BAND&和楽奏伝&ダンサー
すべての闇が晴れ、晴れ渡る様子を、KIMIYA SATO MIKUSA BANDと和楽伝奏の音楽に乗せて、ダンサーたちが踊りで寿ぎます。オリジナル楽曲が見事にコラボレーションした清々しいフィナーレです。

『三陸芸能おどり』演者紹介

<金津流横浜獅子躍(かなつりゅうよこはまししおどり)>
金津流横浜獅子躍は、横浜在住の吉田泰久氏が金津流梁川獅子躍に入門し、現地に通いながら金津流獅子躍の修行に励み、23年間の修行の成果として、平成25年3月17日に古式神事に則り金津流獅子躍の秘伝書三巻が伝授されました。
その伝授とともに金津流横浜獅子躍の創設が認許され、東京・横浜在住の入門者とともに金津流横浜獅子躍として活動を開始しました。
金津流梁川獅子躍は岩手県奥州市江刺区梁川で200年に亘って継承されている、東北を代表する郷土芸能です。東京オリンピック、モスクワ800年祭、明治神宮100年祭、ロンドンテムズフェスティバル等、国内外の公演に多数出演しています。
 

<中野(なかの)七頭(ななず)舞(まい)・一の会>
中野七頭舞は三陸地方に伝わる神楽の舞の一部を取り入れて創始したといわれています。
演舞する基本は、2人1組の7組で14人です。即ち、「先打ち」「谷地払い」「薙刀」「太刀」「杵」「小鳥」「ササラスリ」の七種類で、これが七頭舞の語源とも言われています。また、踊りの種類も「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツットウツ」「みあし(鳥居掛かり)」「道具納め」の七つに分かれており、ここからも七頭舞の意味がうかがわれます。五穀豊穣、家内安全、大漁を祈願して踊る元祖的存在の七頭舞は、勇壮な舞です。
中野七頭舞・一の会は、岩手県岩泉町小本字中野に伝わる郷土芸能「中野七頭舞」を東京近郊でやりたいと思う人のために、月に一回練習会を開いている会です。
 

<和楽奏伝>
吉井盛悟・⼭部泰嗣・前⽥剛史を中心に気鋭の和楽器奏者が集う音楽プロジェクト。
それぞれに発展した日本音楽を融和させた独自の音楽世界は国内外で高い評価を得ています。太鼓・篠笛・胡弓・笙・篳篥・箏・津軽三味線・鳴り物といった多彩な楽器群に、奄美民謡、古代歌謡、津軽民謡や郷土芸能の踊りの要素を織り交ぜた⽴体的な舞台構成は他に類を見ない独自の世界を創り出します。雅楽、能楽から各地の民俗音楽まで、それぞれに培われてきた豊かな伝統音楽を花束のように束ねる時、そこに誰しもの原風景が⾒えてきます。異なるものを受け容れ、調和する音楽。あなたに受け継いで欲しい⽇本の音楽。それが「和楽奏伝」です。
 

<KIMIYA SATO MIKUSA BAND>
音楽家・佐藤公哉によるバンド編成のプロジェクト。伝承歌や郷土芸能などをモチーフに、越境的なポップミュージック・室内楽を演奏する。
佐藤公哉は映画音楽、舞台音楽、即興パフォーマンス、地域に密着したプロジェクトも手がけ、クラシック、ポップス、ジャズ、アラブ・ペルシャ音楽、ブラジル音楽、アフリカ音楽、雅楽などの音楽家と共演。
東京藝術大学音楽環境学中より東京都を拠点に活動し、2017年より長野県松本市を拠点に国内外で活動中。「表現(Hyogen)」、「3日満月」などのグループでも活動し、プロジェクト/ネットワーク組織「Torus Vil.」を主宰している。
https://torusvil.com/
 
佐藤公哉 © Ryuichiro

三陸国際芸術祭連携イベント 『三陸芸能おどり』 概要
東日本大震災後10年というタイミングを契機に、エンターテインメントに携わるアーティストを被災地の郷土芸能の団体に派遣し現地の人々との交流を促進し、交流を通してアーティストが郷土芸能に色を添える創作や、新しい作品を創作し、Hibiya Festivalのフィナーレを飾る仲通り企画として芸能団体と共に披露するプロジェクト。
※今回は無観客での収録・配信
なお、今回は三陸国際芸術祭との連携企画として、郷土芸能に精通している専門家のディレクションのもと実施

タ イ ト ル:三陸国際芸術祭連携イベント「三陸芸能おどり」
収 録 日:2021年5月15日
会   場:東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場
主   催:東京ミッドタウン日比谷/一般社団法人日比谷エリアマネジメント
共   催:一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
協   力:三陸国際芸術推進委員会/(公社)全日本郷土芸能協会
映   像:みんなのしるし
プロデューサー:西村信之(一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)

HIBIYA FES CHANNEL 概要
「劇場の熱気を、街に解き放ちたい!」「空と緑と共にエンターテインメントが楽しめる街にしたい!」そんな想いで始まったのが⽇⽐⾕フェスティバル。今年はより多くのみなさまに楽しんでいただくため、Hibiya Festival初の試みとして、オンライン会場を設立しました。
舞台芸術の魅力をお届けするコンテンツを2021年10月31日まで継続的に配信しています。

期間:4月21日(水)~10月31日(日)
【HIBIYA FES CHANNEL URL】
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/hibiya-festival/hibiyafeschannel/

都市の緑とともに体感する観劇の祭典「Hibiya Festival 2021」(オンライン開催)
主催:東京ミッドタウン日比谷/一般社団法人日比谷エリアマネジメント
共催:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
協力:東宝株式会社/松竹株式会社/公益財団法人ニッセイ文化振興財団(日生劇場)/株式会社日比谷松本楼/三陸国際芸術推進委員会/公益社団法人全日本郷土芸能協会/東京アート&ライブシティ構想実行委員会
後援:千代田区

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