H.U.グループとMICIN 発熱等の有症者を対象とした「オンライン発熱外来」の事業検証を開始 ~新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目指して~
現在、厚生労働省のガイドラインでは、発熱等の有症時は医療機関を受診し、医師によって新型コロナウイルス感染症への感染疑いがあると判断された場合に、同感染症の検査を受けることになっています。この受診にかかる移動途中や受診する医療機関において、他人に感染させてしまう、もしくは他人から感染する可能性があります。今回の事業検証では、発熱等の有症時にオンラインで協力医療機関とつながり、医師の指導の下、患者自身により迅速抗原検査キットによる検査を適切に実施することで、通院することなく新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザの診断が可能となります。
<「オンライン発熱外来」 事業検証の概要>
【対象者】
H.U.グループの従業員とその家族(想定3,000名程度)
【使用する迅速抗原検査キット】
富士レビオ株式会社(H.U.グループホールディングスの連結子会社)製の迅速抗原検査キット
・「エスプライン®SARS-CoV-2」(薬事承認番号:30200EZX00026000 体外診断用医薬品)
・「エスプライン®インフルエンザA&B-N」(薬事承認番号:21500AMZ00511000 体外診断用医薬品)
【実施期間】
2021年6月~(約3ヵ月間を予定)
【事業検証の流れ】
(1)本事業検証への参加者(以下、参加者)は、上記2つの迅速抗原検査キットを事前に受け取る(協力薬局※1にて配布)
(2)参加者は、発熱等の有症時に、スマートフォン向けPHR(Personal Health Record)アプリ「ウィズウェルネス」※2にアクセス
(3)「ウィズウェルネス」と連携するMICINのオンライン診療サービス「クロン」を利用し、協力医療機関の医師による診察を受ける
(4)オンライン診察中に、医師もしくは看護師の指導のもと、参加者自身が迅速抗原検査キットを用いて検査
(5)医師がその検査結果を画面越しに確認して診断を行い、新型コロナウイルス陽性の場合には、医師が必要な指導や保健所への届出等を行う
両社は、今回の事業検証を通じて、迅速抗原検査キットを活用したオンライン発熱外来という新たな仕組みの有効性を検証した上で、今後、関係機関と協議の上、サービス展開を含めた事業化を検討する予定です。
なお、H.U.グループは、今後も医療における社会課題に向き合い、新たな事業展開を推進することで、ヘルスケアにおける新しい価値の創造を通じて人々の健康と医療の未来に貢献してまいります。
以上
※1 参加者へのキット配布は、クオール株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柄澤 忍)にご協力いただき実施いたします。
※2 「ウィズウェルネス」は、H.U.グループホールディングス株式会社の連結子会社である株式会社医針盤が提供するアプリケーションです。