江戸川大学社会学部現代社会学科が監修した『現場に立つから、おもしろい』が出版 -- 食・観光・スポーツなどの多彩なテーマを通じて、現場(フィールド)での学びを得る現代社会学の入門書

江戸川大学

江戸川大学(千葉県流山市)社会学部現代社会学科が監修した『現場に立つから、おもしろい――世界をつなぐ、ひと・モノ・しくみ』(春風社)が、2021年4月に出版された。現代社会学科の特色である「現場(フィールド)での学び」と「多様な学び」を反映したテキストとなっており、同学科の専任教員10名が、それぞれの専門分野の視点から現代社会の諸課題を論じた一冊。  同書は「複雑化する現代社会の諸課題に向き合うヒントは現場(フィールド)にある」とし、食、観光、スポーツなどの身近なテーマを入り口に多角的な視点を育む、現代社会学の入門書。  また、現代社会学科の1年生が学ぶ科目「現代社会論 A・B・C」の教科書としても使用されており、土屋薫学科長によるはしがき「本書のトリセツ」は、同学科で学ぶ新入生や入学を考えている高校生へのメッセージともなっている。  読者と共に学び、より良い社会を築いていくことを目指す執筆者らの願いが込められた一冊となっている。 ●土屋学科長による「本書のトリセツ」より  「現実に立ち向かうということは危険で苦しいことばかりではありません。現場でしかめぐりあえないものと出会い、そこで呼び覚まされた感覚を自分のものとしてまとい身につけていく喜びがそこにはあります。それを知ってもらうためにみなさんを『フィールド』に誘いたい。それが『現場に立つから、おもしろい』というタイトルに込めた思いなのです」(P.5-6)  「各章に多彩な議論を配置したもうひとつの狙いは、現代社会を多角的に捉える視点を『鍛える』ことにある。多様な世界を知ることは、一つの枠組みに依拠するだけでは見つけることができない、オルタナティブ(もうひとつ別の道)を発見していくきっかけになる。そのような気づきを積み重ね、複眼的に物事を捉える姿勢を習得することこそが、社会の諸課題の解決策を考える力となり、ひいてはソーシャル・インクルージョン(さまざまな立場の人が尊重し合い支え合う社会)を実現する力になるはずです」(P.6) ■『現場に立つから、おもしろい――世界をつなぐ、ひと・モノ・しくみ』 ・江戸川大学現代社会学科(監修) ・土屋薫・阿南透・大塚良治・川瀬由高・佐藤秀樹(編) ・2021年4月 発行 ・1800円(本体)+税 ・四六判並製224頁 ・ISBN:978-4861107405 <目次> ・本書のトリセツ(土屋薫) 【第1部】地域社会(ひと)  第1章 卵かけご飯を食べたら怒られた――フィールドで出会う他者と自己(川瀬由高)  第2章 環境問題に描く夢――バングラデシュの地域社会から(佐藤秀樹)  第3章 地域をつくるパートナーシップ――千葉県流山市における鉄道事業者の戦略的提携(大塚良治) 【第2部】資源(モノ)  第4章 ニューツーリズムと観光革命――体験と交流の創出に向けて(崎本武志)  第5章 どうやって自分の知らない世界(ところ)にたどり着くか?――寄り道を「たしなむ」レジャー社会学(土屋薫)  第6章 クマ見て森を見ず――餌(えさ)資源から見た持続可能性(中島慶二) 【第3部】制度(しくみ)  第7章 日本が導くプロスポーツ文化――プロ野球とエンタテインメント(広岡勲)  第8章 だから日本サッカーの「今」がある――世界標準へ向けた歴史的検証(末永尚)  第9章 文化のちから――法と政策から考える現代社会(関根理恵)  第10章 アマビエはコロナに克てるか?――疫病退散の民俗学(阿南透) ・現代社会を知るための 30 のキーワード ■春風社のウェブページ  http://www.shumpu.com/portfolio/828/ <参考リンク> ■江戸川大学 社会学部現代社会学科  https://www.edogawa-u.ac.jp/colleges/d_sociology/ ▼本件に関する問い合わせ先 広報課 住所:千葉県流山市駒木474 TEL:04-7152-9980 FAX:04-7153-5904 メール:kouhou@edogawa-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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