世界初の実証実験を行った4心光ファイバケーブルが「伝えたい千葉の産業技術100選」に選定
~歴史的な役割を果たした技術として、千葉県内の小中学校教育などに活用~
● 当社千葉事業所の「4心光ファイバケーブル」が「伝えたい千葉の産業技術100選」に選定されました● 1974年に世界に先駆けて千葉事業所敷地内で実証実験を行い、実用化の出発点となったものです
● 歴史的な役割を果たした技術として、県内の小中学校の「総合的な学習の時間」などで活用されます
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区丸の内2丁目2番3号、代表取締役社長:小林敬一)の千葉事業所で1974年に世界初の実証試験を行った「4心光ファイバケーブル」が、千葉県立現代産業科学館により「伝えたい千葉の産業技術100選」に選定されました。本技術についてまとめられた資料は、歴史的な役割を果たした技術として千葉県内の小中学校の「総合的な学習の時間」などで活用されます。
■背景
千葉県立現代産業科学館では、小学校の地域学習や中学校・高等学校のキャリア教育において、県内の科学技術に関する興味・関心を高め、地域の産業に関する理解に結び付けることを目的として「伝えたい千葉の産業技術100選」を選定しています。選定された産業技術は、歴史的経緯・役割がわかる資料集としてまとめられ、千葉県内の小中学校の「総合的な学習の時間」などで活用されます。これまで当社千葉事業所では「現存最古級の塩化ビニル被覆電線」が選定されています。
■内容
今回、1974年に世界初の実証実験を行った「4心光ファイバケーブル」が、「伝えたい千葉の産業技術100選」に選定されました。光ファイバケーブルは1970年代に世界で技術開発がはじまり日本でも研究が進められていたなか、当社は世界に先駆けて千葉事業所敷地内に架空200m・地下200mの光ファイバケーブルを敷設して実証実験を行いました。その実験結果は1975年の第1回 欧州光通信国際会議で報告され、実用的な光ファイバケーブル開発の出発点となり、現在の情報通信社会を支えています。現在も架空部分が敷設当時のまま保存されており、2019年には国立科学博物館による重要科学技術史資料(未来技術遺産)に指定されています。
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SCIENCE/contents/1518491068713/index.html
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。