ネットワンパートナーズ、映像の確認時間を90%以上短縮する、監視カメラ映像分析ソフトを販売開始
~AI・深層学習で属性情報をデジタル化し、録画映像の新たな活用法を実現
新型コロナウイルス感染症の感染者・濃厚接触者の追跡にも活用可能~
ネットワンパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:田中 拓也)は、BriefCam Ltd.(本社:イスラエル)が開発する、映像の確認時間を90%以上短縮する監視カメラ映像分析ソフトウェア「BriefCam」を、本日よりパートナー経由で販売開始します。近年、防犯対策やマーケティング用途での監視カメラの導入が拡大している中、撮影した映像の統合管理や画像解析のニーズも高まっています。一方で、録画映像の活用には、人物や車両等の動きを順次目視で確認して判断する必要がありました。
「BriefCam」の最大の特長は、AI・深層学習による情報のデジタル化です。具体的には、監視カメラで撮影した対象物の28属性(時間、顔、色、大きさ、移動速度、男性、女性、子供、車、自転車、移動方向、滞留時間、等)を抽出することで、単なる録画映像を構造化されたデータへと再構成します。これによって、録画映像の新たな活用法を実現する、以下の機能を提供します。
1. 映像の確認時間を90%以上短縮する「Review機能」
監視カメラで撮影した対象物について、確認したい属性を組み合わせて検索可能で、さらに、異なる時間に映った検索対象を同時に表示可能です。これによって、目的の対象物を迅速に特定し、映像の確認時間を90%以上減と劇的に短縮します。
(例)リュックを背負っている女性、右折する青色の自動車、黄色の服を着た子供
2. 緊急時にリアルタイムで通知する「Respond機能」
予め指定した属性を監視カメラで捉えた際に、リアルタイムで通知を受けることが可能です。これによって、想定する緊急事態が発生した際に、迅速に対処して安全を確保します。
(例)立入禁止区域への侵入、特定の人物・車の登場、線路上で滞留する人や車
3. データの実用的な洞察を引き出す「Research機能」
抽出した属性情報を蓄積し、ダッシュボードで分析結果を自動的に視覚化することができます。これによって、マーケティング施策の改善・検討が可能です。
(例)動線分析による店舗レイアウトの最適化、来店客の平均滞在時間の分析
4. 新型コロナウイルス感染症の感染者・濃厚接触者の追跡
上記の3機能を活用して、新型コロナウイルス感染症への対策も可能です。具体的には、「Review機能」で感染した従業員の動線を特定し、指定した距離よりも近い人物を検索可能です。また、「Respond機能」でマスク未着用者が入館した際に通知して着用を促すことができます。さらに、「Research機能」で混雑しやすい場所と時間を特定し、予防的対処が可能です。
「BriefCam」は各国の法執行機関や、警備会社、空港をはじめとする重要インフラ施設など、さまざまな場所で導入されています。国内でも、法執行機関や警備会社での利用に加え、セキュリティ向上とマーケティング活用の双方を目的とした利用も増えています。
ネットワンパートナーズは、監視カメラを軸とした包括的なフィジカルセキュリティソリューションを提供しています。具体的には、連携機能に優れた監視カメラ映像管理ソフトウェア、高精度な顔認証ソフトウェア、非接触型指紋認証システム、夜間・逆光でも高画質で通信帯域を低減する監視カメラ、高品質なネットワークシステム、保管映像のデータ量に応じてスケールアウトが可能なストレージです。この度、「映像解析」機能も追加することで、録画映像の新たな活用法を提案し、大幅な付加価値の向上を図ります。
ネットワンパートナーズ株式会社について
ネットワンパートナーズ株式会社は、パートナー企業との協業ビジネスに特化し、高付加価値を提供する「先端ITディストリビュータ」として、世界最先端のICT基盤製品を高度な技術サポートと高い製品品質とともに提供しています。ネットワンシステムズ株式会社のグループ会社として、ネットワングループ全体における新規商材の発掘や新規事業の開発も担っています。
※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です