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北翔大学(北海道江別市)は、令和3年4月に「北翔大学大学院 生涯スポーツ学研究科 生涯スポーツ学専攻 博士後期課程(入学定員3名)」を開設することを令和2年10月23日付で文部科学大臣から認可された。これにより、北海道唯一の「生涯スポーツ学」を探求する研究拠点であり、「博士(スポーツ科学)」の学位を取得できる博士後期課程が誕生。北の研究拠点として、国際的に活躍する博士、科学的専門知識をもとに生涯スポーツ社会の発展に貢献するプロフェッショナルを養成する。
今日、人々が生涯にわたってスポーツに親しみ、豊かで活力ある社会を実現することが求められている。
こうした中、北翔大学では大学院に「生涯スポーツ学研究科 生涯スポーツ学専攻」を設置し、生涯スポーツ社会の発展に資する人材を養成している。
このたび、氷雪寒冷圏域を中心とした生涯スポーツの推進に向けて、高度な学門的専門知識、科学的分析能力や学術的研究能力を備えた人材を養成し、スポーツ科学・生涯スポーツ学の推進に貢献することを目的に、同専攻に博士後期課程を設置する。「スポーツ科学研究分野」と「生涯スポーツ学研究分野」の2つの研究分野を設け、生涯スポーツ振興の指導的役割を果たす人材を養成。冬季スポーツ選手を中心としたスポーツ選手の競技力向上を目指した医科学的サポート研究や、地域住民の健康寿命延伸・QOL向上に関する研究を進める。
専任教員はスポーツ科学を専門とし、国内外の学会等で活躍する12名の教員で構成され、うち8名が博士論文を指導可能な研究指導教員である。
◆生涯スポーツ学専攻 博士後期課程
【募集人員】3名
【修業年限】標準修業年限3年(長期履修制度により最長6年まで在学可能)
※標準修業年限3年では教育課程の履修が困難な場合、6年間で修学することが可能です(長期履修制度:申請が必要です)。
【教育課程の特徴】
博士後期課程は「スポーツ科学研究分野」および「生涯スポーツ学研究分野」の2つの研究分野を軸に展開する。
●「スポーツ科学研究分野」
スポーツの科学的研究手法を教育研究し、スポーツ科学の理論化と高度化を目指す。競技スポーツのパフォーマンス向上のためには、体力向上や運動遂行の最適化が重要であり、自然科学的な分析・評価手法を修得し、エビデンスに基づく運動とトレーニング指導ができる知識や技術を修得する。特に、地域特性を生かした冬季スポーツ種目を中心とする競技スポーツの科学的分析を通し、競技力向上にも貢献することを目的としている。
スポーツを医・科学の側面から捉え、スポーツ動作の理論化・高度化に貢献する人材を養成する。
●「生涯スポーツ学研究分野」
人文・社会学的手法や健康科学的手法を用いて、生涯スポーツの理論化・高度化に貢献することを目的としている。氷雪寒冷圏域では、冬季の積雪寒冷により、スポーツ活動の実施を妨げる要因が存在し、住民には独特の健康問題が存在する。こうした諸問題をふまえ、健康で文化的な生活を営み生涯にわたってスポーツを享受するための普及・指導方法並びに健康づくりを推進するための方策を研究。同分野では、これらの学識を明確に備えた上で、生涯スポーツの振興、発展に貢献できる知識や技術を修得する。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/