中部・関東を基点に運行するバス会社がSalesforceのクラウドを積極的に活用
運転手の乗務状況から乗客の意見まで一元的に管理
◆Salesforce SMBカスタマーニュース Vol.3◆
三重県四日市市を本社とする中日臨海バスは、中部地域や京浜地帯を基点に、送迎バス・観光バスを中心としたバス運送サービスを提供する会社。安全で快適なバスの運行には、運転手の乗務状況の管理がもっとも重要な鍵を握っている。従来、労働時間や健康状態の管理は、各支店の担当者がそれぞれファイルや紙の台帳で管理していた。社会情勢の変化により様々な法規制が増えていく中で、今までの方法に限界を感じ、Salesforceの導入を決めた。乗務員の労働時間や健康状態から過去の適正診断や健康診断の情報、さらには乗客の意見の履歴までも一元的に閲覧し、管理できるようになった。
乗務員に関する様々なデータをSalesforce上で管理することにより、どの事業拠点にいても同じ情報を参照することができるだけでなく、ルールに則った同じフォーマットでデータを管理することで入力される内容の精度までも向上した。さらに、企業内ソーシャルネットワークChatter上で乗客の声などを共有することで、営業所の運行管理者から経営陣まで現場の状況をリアルタイムに把握することができ、スピーディーな改善活動が可能になった。
今後は、車両の運行状況データをSalesforceに連携し、運転手の勤務状況と結び付けることで、運転手の疲労に起因する安全リスクを低減し、より安全な運転を実現するとともに、危険発生時に自動的に撮影された画像も保存、連携することで乗務員教育へと活用、更なるサービス向上へと役立てる計画。
中日臨海バスへのSalesforceの導入は、システム開発会社フルバックが担当している。
Salesforce SMBカスタマーニュースとは
セールスフォース・ドットコムのクラウドサービスは、企業規模や業種を問わず全国の幅広い企業で採用されています。この「Salesforce SMBカスタマーニュース」では、中小企業を中心に、製造業や伝統産業、農業、酪農など幅広い分野で「クラウド」「ソーシャル」「モバイル」を活用し、地方から変革を起こす顧客事例の概略を不定期にお届けします。
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