【東芝】インフラサービスカンパニーとしてさらなる成長に向け、新たにプロジェクトチームを設置

株式会社 東芝

 当社は、2020年6月5日の東芝Nextプラン進捗報告において公表した当社グループの新しいセグメントにおけるインフラサービス事業のさらなる強化に向けて、グループ全体で横断的に戦略と実行を推進していくため、2020年10月1日付で本社コーポレートスタッフ部門に「インフラサービスプロジェクトチーム」を新設します。本チームは当社のエネルギーシステム事業を所管する代表執行役専務の畠澤守が牽引します。

 当社グループは、インフラ事業や、電子デバイス事業など約20の事業体から構成される幅広い領域で事業を展開しています。これらの事業を、半導体やモータなどの「デバイス・プロダクト」、インフラの初期構築を行う「インフラシステム(構築)」、長期にわたる保守点検、機器更新、運用受託などの「インフラサービス」、インフラサービス運用などから生み出されるさまざまなデータを収集・分析し新しい価値として活用する「データサービス」の4つの機能別セグメントとして整理し、それぞれのセグメントが互いに連関し相乗効果を生み出すことで、インフラサービスカンパニーとして新しい需要の創出や付加価値の高い製品、サービスを提供していくことを目指しています。

 4つのセグメントの中でもインフラサービスは現在の当社の中核をなす事業で、19年度の実績においてグループ全体の営業利益の約7割がインフラサービスからきています。当社は、インフラサービス市場は年率5%程度と安定的に成長すると予測しています。全体最適の視点で企画・立案し、標準化したプロセスの構築・推進をつかさどる「インフラサービスプロジェクトチーム」を新設し、グループ一体となってサービス対象のインフラを拡大するとともに、データ活用による利便性と付加価値の向上を図ります。インフラサービス事業拡大の具体的な計画については本年11月に発表する予定です。

 当社グループはインフラサービスを中心に、機能別セグメントのシナジーを創出し、インフラサービスカンパニーとして各セグメントの収益構造を抜本的に変えていきます。

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