ヤンセン、患者さんへ「リモートワーキングロボット」を無償貸出開始
新しい在宅勤務スタイルを通じた「病と仕事の両立」を支援
ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、本社:東京都千代田区、以下、「ヤンセン」)は本日、患者さんが病気を抱えながらも「自分らしく働く」ことを支援するため、自立走行可能なビデオ会議ロボット「リモートワーキングロボット」の無償貸出を開始しました。新型コロナウイルスからの安全性を確保しつつ、生産性を向上できる柔軟で新しい働き方が求められるなか、患者さんが在宅勤務しやすい環境づくりをサポートする取り組みです。現在、働く人の3人に1人が病気を抱えながら仕事をしていると言われています(※1)。ヤンセンが今年の6月に一般の方1,000名を対象に行った「病と仕事の両立に関するインターネット定量調査」では、職場環境について「在宅勤務など、遠隔からの勤務を実施しやすいか」を調査したところ、45.6%が「本人の希望があれば」または「病気の開示があれば」在宅勤務の対応が可能と回答した一方、25.6%が「対応が難しい場合がある」または「対応できない」と回答しました。さらに新型コロナウイルスの感染拡大後、6月の時点で毎日出社している人の割合が過半数以上(55.3%)であった同調査結果からも、在宅勤務のしやすさには一定の課題があることが示唆されました。
今回、無料貸出をするリモートワーキングロボットは、在宅勤務をしながらオフィスを歩き回ったり、会議に出席したり、雑談したりなど、遠隔でも同僚や上司と顔を見てコミュニケーションを取れる環境を実現します。そのため、患者さんが新型コロナウイルスに感染するリスクや、体調によっては通勤の負荷を低減しつつも、在宅勤務中に職場における存在感を保ち、「病と仕事の両立」に貢献することを期待しています。
このリモートワーキングロボットは、今年7月にジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループで導入されています。オフィスで開催される会議に在宅勤務者がオンラインで参加する場合、「参加者の表情や温度感が分かりにくい」、「ホワイトボードなど、パソコンのデスクトップ上で共有できない情報を取得しにくい」など、コミュニケーションの壁ができやすくなる傾向があります。リモートワーキングロボットは、自宅にいながらもまるで本人がオフィスにいるような一体感を生み出す特徴があることから、在宅勤務者をよりインクルーシブに、そしてコミュニケーションを取りやすくして、仕事の効率を高めることに役立っています。
ヤンセンは今後も、未だ満たされないニーズに応えることで、患者さんのQOL向上に尽力していきます。
「リモートワーキングロボット」の無償貸出について
● 申込条件:次の3つの条件を全て満たす方
1)病気を抱える患者さん(疾患は問いません)
2)リモートワーキングロボットの送付先となる会社の同意を得られる方
3)在宅勤務でのご利用をお約束いただける方
※お申込みいただいた方の中から、貸出基準に沿ってご利用者様が選出される旨をご了承ください。また貸出開始にあたっては、患者さん、患者さんが所属する会社、ヤンセンとの三者契約を締結させていただきます。
● 貸出期間:1回につき最大2週間
● 貸出申込先:電話番号:050-5835-2428 ※通話料有料
● 受付時間:10時~17時(土日/祝日・年末年始を除く)
● リモートワーキングロボット スペック
高さ:119cm~150cm
重量:約 6.8 kg
バッテリー持続時間:約4時間(※但し、利用状況により異なります)
充電時間:約2時間
● リモートワーキングロボット 特設ページ
https://www.janssenhealthnet.jp/remoteworkingrobot
参考文献
(※1) 厚生労働省「平成25年度国民生活基礎調査」
ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報は https://www.janssen.com/japan/ をご覧ください。
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ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です