LINK-J 関西でライフサイエンス領域の交流・連携促進を本格始動。三井不動産 大阪に新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設

三井不動産株式会社

~大阪・道修町-東京・日本橋の連携を強化し、さらなるイノベーション創出へ~

 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(本社:東京都中央区、理事長 岡野栄之、以下LINK-J)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信、以下三井不動産)は、これまで東京・日本橋を拠点に、ライフサイエンス領域での「コミュニティの構築」「場の整備」「資金の提供」を通じ、オープンイノベーションを促進してまいりました。このたび、「コミュニティの構築」を担い「交流・連携」「育成・支援」事業を展開するLINK-Jは、「LINK-J WEST」として様々な団体と協業しながら関西地域で本格的に活動を開始いたします。同時に、「場の整備」を担う三井不動産は、大阪に新しいライフサイエンス拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設いたしました。

■本リリースの概要
(1)東京・日本橋での実績を活かし、LINK-Jが「LINK-J WEST」として関西でライフサイエンス領域の交流・連携、育成・支援活動によるコミュニティの構築を開始
(2)三井不動産が大阪に新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設、関西での活動拠点に
(3)「コミュニティの構築」と「場の整備」の両輪でイノベーション創出をさらに促進


 LINK-J WESTとしては今後大阪でイベント・プログラムを開催する他、大阪道修町・東京日本橋連携プロジェクトとして大阪と東京のイベントを双方向でつなぐことで、関西における最先端のライフサイエンス領域の情報をリアルタイムに共有し、大阪-東京間のコミュニケーションを促進してまいります。ライフサイエンスハブウエストには、三井不動産の培ったノウハウをもとに、リアルでもオンラインでも“ひとが集まる仕掛け”が導入されており、LINK-J WESTの活動の拠点となる他、大阪と東京をつなぐ場として機能します。



 LINK-Jと三井不動産による機会と場の創出により、東京では様々なスタートアップ企業が活躍の場を広げています。関西を拠点とした活動を本格始動し、関西と東京をつなぐことで、さらにライフサイエンス領域でのイノベーション創出を促進してまいります。

(1)東京・日本橋での実績を活かし、LINK-Jが「LINK-J WEST」として関西でライフサイエンス領域の交流・連携、育成・支援活動によるコミュニティの構築を開始

■会員数441・開催イベント数518回/年~東京・日本橋における「LINK-J」の実績

 LINK-Jは、三井不動産株式会社と産学の有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する、東のくすりの街である東京・日本橋エリアを拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。主な活動は、ライフサイエンス領域のプレイヤーの「交流・連携」の促進、「育成・支援」です。
 設立から4年半が経過した現在、会員数は、現在法人・個人含めて441となりました。また、2019年はライフサイエンス領域の識者やベンチャー企業などが登壇するイベントや交流会を年518回実施いたしました。



■LINK-J WESTの活動により関西発イノベーションと大阪―東京間のコミュニケーションを促進
 LINK-J WESTは東京での実績を活かし、ライフサイエンスハブウエストにて定常的にイベントを開催するだけでなく、東京との双方向イベントを行うことで、関西アカデミア発のシーズや製薬企業の新しい試みなど、最先端のライフサイエンス領域の情報を東京にリアルタイムに共有し、大阪-東京間での双方向コミュニケーションを促進します。
 今般の新たな活動の開始について、LINK-J理事長 岡野 栄之(慶應義塾大学大学院医学研究科 委員長/慶應義塾大学医学部生理学教室 教授)は、次のように述べています。「ライフサイエンスはあらゆる科学の複合領域であり、問題解決のためには外部の専門家との積極的な協業が必要です。今般の新拠点の開設と新たな活動の開始により、LINK-Jの活動が将来的には日本全体に広がり、ライフサイエンス・イノベーションの創出につながることを期待しています」。
 また、LINK-J副理事長 澤 芳樹(大阪大学大学院医学系研究科 外科学講座 心臓血管外科教授)は、「コロナ禍において、ライフサイエンス・イノベーションの重要性は一層増しています。LINK-J WESTの活動とあわせ関西発のイノベーションをさらに加速させ、ライフサイエンス産業の発展に貢献してまいります」と述べています。



■大阪府と提携開始~国内外で進む連携、広がるLINK-Jのライフサイエンスネットワーク
 LINK-Jは、国内外の様々なライフサイエンス団体・企業・アカデミア・自治体と連携しています。国内のアカデミアとの連携では、各アカデミアが持つシーズを発信し、協業先を探すイベント等を実施してまいりました。また、この度のLINK-J WESTの始動と合わせ、大阪府とライフサイエンス領域におけるイノベーション創出を目的とした覚書を締結しました。今後は大阪府を始め、既に覚書を締結済の京都リサーチパーク、神戸医療産業都市推進機構など、大阪・京都・神戸等の関西エリアで活躍するライフサイエンス団体と関西地域のライフサイエンス産業をさらに活性化し、産業の発展に貢献していきます。
 海外ではアメリカやヨーロッパにおいて、LINK-Jのようなハブ組織(米国サンディエゴのライフサイエンス団体BIOCOM等)、UCサンディエゴ、UCLAなどのアカデミアと提携し、活動を進めています。




(2)三井不動産が大阪に新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設、関西での活動拠点に

■新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」の機能~“ひとが集まる仕掛け”
 三井不動産は、かねてより関西支社を中心に、大阪府との社会課題解決へ向けた取組(包括連携協定)、大阪大学とのEXPOCITYを中心とした産官学連携(連携協定)、大阪市の協力のもと実施した御堂筋活性化など、関西の地域活性化への取組を行ってまいりました。
 このたび、東京・日本橋で「産業創造」の取組として力を入れてきたライフサイエンス・イノベーション推進事業を、関西における地域活性化に向け展開してまいります。「場の整備」の一環として設立された「ライフサイエンスハブウエスト」は、道修町から徒歩圏内、大阪メトロ御堂筋線「本町」駅から徒歩1分の好立地にある御堂筋三井ビルディング内に開設され、情報発信の場となるカンファレンスルーム(貸会議室)、ライフサイエンス業界の関係者が日々集うことのできるコミュニケーションラウンジ、関西の企業や東京の企業のサテライトとして使用できるサービスオフィスなどが設置されており、三井不動産が蓄積したノウハウをもとに“ひとが集まる仕掛け”が導入されています。
 ライフサイエンスハブウエストは、対面で交流する“リアルの場”と、距離に捉われずコミュニケーションが取れる“Webでの繋がり”を融合した“場”として機能し、LINK-J WESTの活動の拠点となります。

(3)交流・連携による「コミュニティの構築」と活動拠点となる「場の整備」の両輪でイノベーション創出をさらに促進

■「コミュニティの構築」と「場の整備」~両輪によるイノベーション創出支援

 これまでのLINK-Jと三井不動産による機会と場の創出により、資金調達による事業拡大や、大手企業との事業取引などにつながり、様々なスタートアップ企業が活躍の場を広げています。現在、東京におけるライフサイエンス拠点は9か所となり、ライフサイエンス領域のベンチャー企業や大学などのテナントが126集積し、産官学の交流が促進されるなど、イノベーションの創出・育成に繋がるエコシステムが拡大しています。
 今後は関西にて交流の機会を提供する「LINK-J WEST」と、その活動拠点となる「ライフサイエンスハブウエスト」の両輪で、関西でもライフサイエンス産業のさらなる発展に貢献してまいります。

ライフサイエンスハブウエスト詳細
■カンファレンスルーム

●東京・大阪を双方向で同時中継することができ、情報発信の場として機能
●LINK-J会員は東京、大阪のどちらも利用可能


■コミュニケーションラウンジ
●ライフサイエンス業界関係者の交流の場として機能
●短時間の打ち合わせや休憩場所としても利用可能
●オープンなイベントスペースとしても利用可能。カンファレンスルーム同様、東京・大阪間の同時中継機能有り


■サービスオフィス
関西のベンチャー企業や東京の企業のサテライトオフィスとして、オフィス家具や機器、Wi-Fiなどのビジネスに必要な機能を完備
●1名用から7名用まで、必要に応じた広さの選択が可能で、ベンチャー企業の需要に応じたオフィスを提供


・所在地:大阪府大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビルディング4階
・延床面積:約994.02 m²(約300.69坪)
 ※うちサービスオフィス総面積:343.37m2(103.87坪)
・使用開始:2020年9月7日
・アクセス:大阪メトロ御堂筋線・中央線「本町」駅【2番出口】より徒歩1分


施設外観・内観

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ