【東芝】大手議決権行使助言会社ISSが、東芝の株主に対し、会社提案の取締役候補者全12名の選任へ賛成の議決権行使をすることを推奨
ISSはそのレポートの中で、「(略)当社の分析及び東芝とのやり取りから、最近刷新された取締役会が同社が直面する数々の問題に適切に対処していることが伺えるため、取締役会レベルでさらなる変更が必要であるようには思えない」と結論づけています。
当社の取締役会は「ISSが当社の株主の皆様に対して当社の推薦する非常に能力の高い経験豊富な取締役候補者に賛成するよう推奨していることについて非常に嬉しく思っています。ISSの賛同が得られたことで、この一年間株主の皆様のご意見を踏まえて取締役会を一新した当社の努力が実り、当社提案の取締役候補が当社の全社変革計画である「東芝Nextプラン」を独立した立場で監視・監督し継続的に実行していくために必要なスキルセット、経験および新たな視点を十分に有しているという当社の確信が裏付けられたといえます。東芝Nextプランによって、当社は株主の皆様全員のために持続可能な長期的成長と株主価値の向上を実現できると確信しており、株主の皆様には、7月31日に予定されている定時株主総会において当社推薦の取締役候補者に是非とも賛成の議決権行使をお願いします。」とコメントしました。
上記推奨を行うにあたり、ISSは以下の点を挙げています。
- 「東芝は新たに社外取締役である取締役会議長を指名しており、その他9名の社外取締役のうち7名は現時点で任期1年、残りの2名はそれぞれ2年と4年となっている。(中略)現任取締役も適切かつ多様な資格を有していると考えられる。」
- 「(前略)同社は、近年適切な措置を講じてきており、昨年の取締役会メンバーの刷新からはかかる努力を継続していることがうかがえる。(中略)取締役会、特に最近選任された外国籍の取締役らによる監視・監督が充分に機能していると思われる。」
- 「また、3D Investmentが2名の取締役の変更を求めているのに対し、Effissimoは東芝推薦の取締役12名にさらに3名追加することを提案しているが、取締役数を全15名に増員することによって派閥が形成され異なる理想を求めて優先順位を争うことになる懸念が生じかねない。」
当社の取締役会は、株主の皆様に定時株主総会の招集通知記載の会社提案の取締役候補者1~12に賛成、および株主提案の取締役候補者13-17に反対を全員一致で推奨しています。
機関投資家及びカストディアンやその他の名義人を通じて株式を保有している株主の皆様におかれましては、当該カストディアンその他議決権行使プラットフォームを提供する業者に直接連絡し議決権の代理行使にかかる指示を行ってください。カストディアンを通じて議決権を行使する場合には、その議決権行使期限が一般的な議決権行使期限である2020年7月30日午後5時15分(日本時間)より大幅に繰り上げられている場合がありますのでご留意ください。また、事前に申し込まれた場合には、株式会社ICJが運営する議決権電子行使プラットフォームProxyEdgeを通じてオンラインで議決権行使を行っていただくこともできますのでぜひご利用ください。招集通知(https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/stock/meeting.htm)に記載しておりますのでご参照ください。