Aruba、デジタルトランスフォーメーションでのインテリジェント・エッジを実現し、 ビジネス成果につなげる、業界初のクラウドネイティブ・プラットフォームを提供開始
新プラットフォーム Aruba Edge Service Platform (ESP) が、
AI とオートメーションを駆使し “第六感” を搭載したネットワークを構築
ニューノーマルにおいて、目まぐるしく変化する組織のニーズに対応
2020年6月18日発表
エッジのメリットを十分に実現するために、IT部門は、ネットワークで問題が起こる以前の段階で能動的に予測、特定、解決することができる AI による「第六感」を備えたプラットフォームを活用すべきです。Aruba ESP は、クラウドネイティブの単一プラットフォームを提供することで、現代の企業の変革を加速させ、事業継続をサポートします。プラットフォームはオンプレミス型かクラウド型のいずれも選択でき、キャンパスからクラウドまで企業の全ての社内インフラをセキュアに守り、統合します。Aruba ESPのコアとなっている設計思想は以下の通りです。
- AIOps は、Aruba ESP を構成する主要な要素で、AI とアナリティクスにより根本原因を瞬時に特定し、ネットワークに生じうる問題を自動修正します。また、ユーザーエクスペリエンスの積極的な監視、障害の発生を未然に防止するネットワーク調整、さらには、ピア ベンチマーキングと推奨事項の活用によりネットワークを常に最適化し保護します。あるお客様での実証実験では、AIOpsを使用することで、スループットのキャパシティが15%増加し、問題解決時間が90%近く短縮されたことでエンドユーザーとIT部門のエクスペリエンスが大幅に改善されました。
- 統合インフラストラクチャ:キャンパス、データセンター、ブランチ、リモートオフィスに渡るすべてのスイッチ、Wi-FiおよびSD-WANの運用をAruba Central に集約します。Aruba Central は、クラウドネイティブで画面一つで管理できるコンソールで、クロスドメインのイベントを関連付け、問題の解決時間と手動エラーを減らします。さらに、Arubaの統合アーキテクチャでは、コントローラをクラウドに配置できるため、エンタープライズの全域にわたって最高度の柔軟性を発揮します。
- ゼロトラストネットワークセキュリティは、ロール(役割)ベースのアクセス技術、ダイナミック・セグメンテーション、IDベースの侵入検出の機能を統合して搭載しています。これにより、ネットワークに接続するすべてのユーザーとデバイスを認証、承認、制御すると同時に、ネットワークへの攻撃がビジネスに影響を及ぼす前に防止、隔離、停止します。
株式会社日立システムズ 執行役員 サービス・ソリューション事業統括本部長 前田貴嗣氏は、次のように述べています。
「日本ヒューレット・パッカード Aruba事業における本日のAruba ESP(Edge Service Platform)の発表を心より歓迎します。IT、OTを取り巻くネットワーク環境は、デバイスを含め多様化、複雑化が進んでおり
安定したネットワーク運用を実現することについて、お客様は日々悩まれています。弊社はArubaの製品・ソリューションを多くのお客様に提供してまいりました。これらの製品・ソリューションをAruba ESPに発展させ、今までよりも更にお客様ネットワークの運用負荷低減を実現出来ることは、とてもメリットがあります。また今後弊社がサービス提供を拡大していく上でも、最適なアーキテクチャだと考えています。Aruba ESPのコンセプトを元にArubaの最新技術をお客様にお届けすることで、お客様が直面されている課題解決に貢献出来ることを期待いたします」
株式会社IIJグローバルソリューションズ 代表取締役社長 岩澤 利典 氏は次のように述べています。
「IIJグローバルソリューションズでは長年にわたり提供してきたWANサービスを生かしながら、Aruba CentralをコアコンポーネントとしたLANサービス “IIJセキュアLANソリューション with IIJ Omnibus”を提供しております。LANネットワーク自体もas a service化するというお客様ニーズはグローバル化並びにクラウド化が進む中で年々大きくなっております。この度、Aruba ESP(Edge Service Platform)の位置付けで、更なるAruba Centralへの投資・機能拡充・プラットフォーム化が発表されました。これはIIJグローバルソリューションズがより良いサービスを提供する事に大きく寄与すると確信しております。With Pandemic, New Normalと世界の転換期に向けお客様課題の解決が急務になっているため、Arubaの強力なテクノロジーを活用し、更に付加価値の高いソリューションを提供し続けて参ります」
Aruba ESP の新たなイノベーション
Aruba ESP は、業界一拡張性に優れたクラウド・ネイティブでフルスタックの有線、無線、SD-WAN プラットフォームで、一元管理と制御のため多彩なネットワーク機能を統合しました。ひとつのAruba インフラストラクチャで最適化されるとともに、さまざまな他社のソリューションやサービスと統合できるオープン標準規格に準拠しています。本日発表した革新的技術のいくつかを下記に紹介します。
- あらゆる企業規模に対応するクラウドネイティブ管理 – Aruba Centralは現在既に6万5千のお客様のミッション・クリティカルなネットワーク上で稼働しています。お客様はこれを新しいArubaOS サービスと組み合わせて、業界唯一の、コントローラを必要としないクラウドベースのプラットフォームとして利用することで、オンプレミスまたはクラウドでの利用を問わず、キャンパス、データセンター、ブランチ、在宅・リモートオフィスに利用されるあらゆるサイズの有線、無線、SD-WAN のインフラをフルスタックで管理、運用できます。
- 統合インフラでこそ可能になる日々の運用の合理化 – Aruba ESP 経由での共通データレイクにアクセスできるため、最新バージョンの Aruba Central のナビゲーションはよりシンプルになりました。また、高度な検索機能、コンテキストベースのビューも強化され、。単一のコントロールポイント (SPOC) を通じて多元的な情報を表示します。これにより、膨大な数のドメインやロケーションを横断する情報の収集と関連付けを行うために必要だった個別多種のツール類は実質不要になります。
- AI と自動化による問題解決までの時間短縮– Aruba は、Aruba AirMatch などの独自のテクノロジーに代表されるように、AIを 応用した最新技術をいち早く実用化・商用化することで高い評価を得てきました。Arubaの新 AI インサイトは、1 日当たり 750,000 以上のネットワークデバイスから生成される15億 超のデータポイントのモデリングデータに基づき、ネットワーク構成上に生じる人間には発見困難な諸問題を特定し、根本原因、推奨事項を提供し、自動修正を行うことでネットワークを常に最適な状態に管理します。これによりトラブルシューティングに要していた時間を大きく短縮することができます。
- IT部門の業務効率化をAIが支援 Aruba Centralでは、自然言語処理によるデータ発見サービスAI Searchが加わりました。これにより、ITチームはシンプルな英語のクエリを使用して統合されたデータレイクから包括的なユーザーおよびデバイスデータを抽出でき、いわゆる「回転椅子的な(収拾のつかなくなる)調査」に陥ることなく、即座に問題解決に向けたアクションに移れるようになります。トラブルチケットが必要な場合、AI Assistは関連するすべてのデータを自動的に収集し、内部ヘルプデスクとAruba TACの双方に関連付けます。
- アプリケーション、デバイス、ネットワーク全体のより詳細な可視性 – Aruba Centralの機能強化により、Network AnalyticsEngineからの分析とUser Experience Insightからのユーザー視点の分析により、クライアント、アプリケーション、およびネットワークパフォーマンスの問題をより迅速に特定します。
- 次世代スイッチングの分散型・中規模企業への拡大– 企業のエッジ変革をサポートするため、Aruba は CX スイッチのラインナップに Aruba CX 6200 スイッチ・シリーズを展開します。この新シリーズでは、解析機能と自動機能を標準装備して、ユーザーとデバイスが最初に出会う各ネットワークエッジに提供し、より効果的にビジネス成果につなげるインサイトを生成します。CX 6200 スイッチ・シリーズで Aruba のエンドツーエンドの CX スイッチポートフォリオはさらに充実し、企業のキャンパス、ブランチのアクセスレイヤーからデータセンターまで、単一のオペレーティングモデルで実行できるようになります。
- 新しい開発者ハブによりイノベーションを継続的に発展 – Aruba は、開発者向けの包括的なリソースとなる開発者ハブを導入します。開発者ハブは、Aruba ESP オープンプラットフォームを活用し、革新的な次世代エッジアプリケーションを効率的に開発できる Aruba API とドキュメンテーションが含まれます。
米ヒューストン大学の情報技術 ES ネットワークインフラストラクチャ管理者のブランドン・ストラットン氏は次のように述べています。「私たちのインフラの規模と、エッジで生成される莫大なデータ量から、ネットワークを自動で特定、修正、微調整する方法が必要でした。Aruba の高い専門知識と AI を活用したソリューションによるアプローチ、例えば NetInsight などはとても実用的で、キャプチャしたインサイトを解析し、それに対応することができるようになりました」
HPE のインテリジェント・エッジ部門プレジデント兼 Aruba Networks 創業者のキルティ・メルコーテはこう述べています。「インテリジェント・エッジは、投資したテクノロジーを最強の武器として活用し、変革を加速して確実に事業を継続させたいと望む組織と企業にとって、無限の可能性を引き出す起爆剤となるものです。接続、保護、解析、処理の Aruba の基本理念の基に築かれた Aruba ESP は、長期のイノベーション、研究開発、Arubaならではの発想、そしてこれが最も重要ですが、大切なお客様からの情報提供によって到達した集大成です。お客様からの忌憚のないフィードバックや鋭い観点のおかげで、このプラットフォームが "第六感を搭載した" ネットワークになったのです」
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。Arubaについての詳細は、http://www.arubanetworks.com/ja/ をご覧ください。また、Airheads Social(http://community.arubanetworks.com)では、モビリティとAruba製品に関する最新の技術的討論を覧いただけます。
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