テック業界の新動向示す『CES』(シーイーエス)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

三井住友DSアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:松下隆史)は、経済イベントや市場動向に関するマーケットレポートを日々発行しております。このたび、マーケットレポート「テック業界の新動向示す『CES』(シーイーエス)」を2020年2月19日に発行いたしましたので、お知らせいたします。

<今日のキーワード>
『CES』は毎年開催される世界最大のデジタル技術の業界向け見本市です。昨年は世界中から約4,500社が出展し18万人が来場しました。今年1月に行われた『CES』2020では、Google、Amazonをはじめサムスン、ソニー、トヨタなどの大企業や小規模企業が世界から集い、各社の技術やビジョンをアピールしあいました。今年の注目は、AI、5G、モビリティ、VRやフードテックなどでした。

【ポイント1】テック業界の新たなトレンドを示す『CES』

■『CES』は毎年初めに米ラスベガスで開催される、世界最大のデジタル技術の業界向け見本市です。以前は家電見本市(Consumer Electronics Show)の略称でしたが、近年はテレビなどのいわゆる「家電」の出展はごく一部となり、電子部品から自動車、ロボットや食品などあらゆる分野に対象が広がったため、『CES』が正式名称となりました。テック業界の新たなトレンドを示すものとして注目されています。

【ポイント2】IoTは「新たなIoT」へ

■『CES』2020では、人工知能(AI)、第5世代移動通信システム(5G)、モビリティ(自動運転・運転支援、MaaS)、仮想現実(VR)やフードテックなどの技術が紹介され、ソニーの自動運転システムを搭載したコンセプトカーなどが注目されました。トヨタは、あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「Woven City(ウーブン シティ)」を作ることを発表しました。

■『CES』の主催団体である全米民生技術協会(CTA)はメディア向けカンファレンスで、これまでの10年、IoT(Internet of Things)はインターネットとつながるモノでしたが、次の10年のIoTはAIや5Gとの更なる結びつきにより、IoT(Intelligence of Things)=インテリジェンスを持つモノとなり、あらゆる分野に大きな影響を与えると分析しています。



【今後の展開】5Gの本格展開とAIを中心とした「新たなIoT」に注目

■AIの更なる活用と、4Gから5Gへの移行が進展することによって、IoTが一層進化していくことが見込まれています。CTAは、米国市場では2022年までにスマホ市場の約3分の2が4Gから5Gに移行すると予測しており、5GとAIの今後の展開からは目が離せません。

■また、今年の『CES』では、世の関心の高まりを受けて、持続可能な社会のために、利益の追求だけでなく、企業の貢献や社会的な存在理由が一段と意識されました。気候変動への取り組み、労働力育成支援、情報セキュリティの促進、デジタルヘルスの浸透などが発表され、今後の進展が期待されています。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。


▼三井住友DSアセットマネジメント マーケットレポートはこちらから
https://www.smd-am.co.jp/market/

重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社 
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ