移動体での通信に最適なAWC-CB(チャンネルブランケット型無線LAN)とAWC(自律型無線LAN)とAGV(自動搬送車)の動作検証により次世代のファクトリー・ネットワークの共同検証を実施
【共同検証の目的】
従来、通信の切断や遅延が発生していたAGVの無線LAN通信において、AWC-CB(チャンネルブランケット型無線LAN)とAWC(自律型無線LAN)を用いることで安定した通信の実現性を検証します。
【共同検証の概要と結果】
AWC-CB(チャンネルブランケット方式)とAWC(自律型無線LANシステム)で動作するAT-TQ5403を工場の二つの作業スペースに設置し、AGVが二つのスペースを移動する際にAGVシステムでの安定運用ならびに無線LANのコントローラーであるAT-Vista Manager EXでのAGVの位置測定に問題がないことを検証しました。
この検証では、AWCを用いて工場環境に最適な無線環境を自律構築することにより、AGVシステムを安定して運用できることを確認しました。この時、AGVの移動時に接続する無線LANアクセスポイント(AP)の切り替えを行わずに通信が継続されました。
また、AWC-CBでもAGVシステムが安定して運用可能であることを確認しました。こちらは、AGVの移動時に動作している位置に従って潤滑にAPとの接続を切り替えることができました。AGVの無線LANの接続条件によらず、AWC-CBにて最適な通信を動的に切り替えることを確認しました。
AWC、AWC-CBがファクトリー・ネットワークで最適な無線環境を構築し、AGVの安定運用が可能であることを確認しましたが、AWC-CBがAGVの動作位置に従って接続するAPを切り替えることにより、多くの機材や人が移動するファクトリー・ネットワークではAWC-CBが最適であることを確認することができました。
【共同検証の概要図】
・AGV :WYN-200 (1台)
・無線LAN :AT-TQ5403 (2台)、AT-Vista Manager EX
弊社は、今後も無線LANの問題であったローミング/スティッキークライアントの問題を解決するAWC-CB(チャンネルブランケット型無線LAN)をさまざまなシステムと検証を実施して無線LANの利用シーンの拡大を進めていく予定です。
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