犬を用いた動物介在療法の継続的な実施のためクラウドファンディングに挑戦 -- 北里大学

北里大学

北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)は、日本盲導犬協会の協力のもと、犬を用いた「動物介在療法」(Animal Assisted Therapy:AAT)を実施しています。継続的にこの活動に取り組み、日本における動物介在療法モデル確立を目指すため、クラウドファンディング(インターネットを活用した寄付募集)を通じて支援金の募集を開始しました。  「生命科学の総合大学」として7つの学部を擁する北里大学は、多職種が協働する「チーム医療教育」「農医連携教育研究」などの特色ある教育研究活動を行っています。その成果は臨床現場に活かされており、附属病院の一つである北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)では、2014年2月から公益財団法人日本盲導犬協会の協力のもと、犬を用いた動物介在療法(Animal Assisted Therapy:AAT)を研究活動の一環として実施しています。  同センターでは、専門職から成るチームを組んで慎重に準備を重ね、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、感染管理担当、医療安全担当、動物行動学研究者、犬を扱うハンドラー、事務スタッフなどが協働してAATに取り組み、すでに延べ1,000人以上の患者に実施した実績をもっています。毎回、患者から多くの笑顔をもらい、期待以上の治療面における効果を残しています。  現在、活躍中の二代目''北里メディカルドッグ(Kitasato Medical Dog: KMD)''は9歳と高齢にさしかかっているため、これからの活動を担う三代目を受け入れ、2頭体制で運営を行っていく必要が生じています。これまで犬の飼育費や活動にかかる労務費などを、同センターの予算で賄ってきましたが、費用の面で苦慮しているのが現状です。病院内での衛生面や犬の福祉に配慮しながら提供する動物介在療法は、多くの職種・専門家がかかわるため、その活動予算の確保に困難を抱えています。  当センターで行う動物介在療法は、国内では前例がほとんどない急性期病院での取り組みです。質と安全性をより一層高めて安定的に継続実施し、国内のAATの普及・発展に貢献するべく、このたびクラウドファンディングによる支援金の募集を開始しました。 【クラウドファンディングの内容】                           ・プロジェクト名:急性期医療を支える。北里メディカルドッグ3代目受け入れ継続へ ・支援募集期間:2019年11月1日(金)~12月20日(金) 23:00 ・目標金額:3,000,000円 ・運営会社:READYFOR株式会社 ・URL:https://readyfor.jp/projects/kmc-aat2019 【問い合わせ先】                                  〔クラウドファンディングに関すること〕  学校法人北里研究所 総務部企画課  〒108-8641 東京都港区白金5-9-1  TEL: 03-5791-6474  E-mail: kifu@kitasato-u.ac.jp 〔動物介在療法(AAT)に関すること〕  北里大学メディカルセンター 医事課  〒364-8501 埼玉県北本市荒井6-100  TEL: 048-593-1212(代) 〔報道に関すること〕  学校法人北里研究所 総務部広報課  〒108-8641 東京都港区白金5-9-1  TEL: 03-5791-6422  E-mail: kohoh@kitasato-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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