ゲンティン・シンガポール、初開催「ワイン・ピナクル・アワード」にて、第1回目の受賞者をリゾート・ワールド・セントーサで発表
プレスリリース
ゲンティン・シンガポール、初開催「ワイン・ピナクル・アワード」にて
第1回目の受賞者をリゾート・ワールド・セントーサで発表
史上初のノミネートベースのワイン・アワードにおいて、地域やヴィンテージの枠を超えた
多彩な顔ぶれの受賞者に加え、持続可能な取り組みについても強調
初めて開催された「ワイン・ピナクル・アワード 2019」での受賞者と審査委員
リゾート・ワールド・セントーサのボールルームにて、フォーマル形式で行われたこの授賞式には、一流ワインメーカーやワイン専門家、評論家が世界各国から出席しました。「ワイン・ピナクル・アワード」が開催されたシンガポールには、ワイン業界に携わる人たちがかつてない規模で世界中から集結し、アジアにおいて良質なワインの価値に対する評価が高まりつつある中、これまでにないエキサイティングなワイン・イベントの幕開けを印象付けました。
優れた品質と多様性への称賛
「ワイン・ピナクル・アワード」は原産地の制限がなく応募書類の提出や参加料金も不要という、史上初のノミネートベースのワイン・アワードとして、より多くのワインが参加できる独立したプラットフォームです。また、このアワードでは持続可能な取り組みを行っているワイナリーや、若手ワインメーカー、そしてオールドワールドからニューワールド、若いワインから成熟したワイン、さらに、これまで定評がありながらあまり注目されていなかった生産地など、あらゆる側面を通じて多様性に富んだワインを取り上げて表彰しました。
ワイン・ピナクル・アワードのワイン委員会メンバーでアジア初のMaster of Wineである香港のジーニー・チョー・リー(Jeannie Cho Lee)氏は次のように述べています。「『ワイン・ピナクル・アワード』の選考委員の1人として、このように素晴らしいワイン専門家やプロフェッショナルの皆様とともに専門知識と経験を結集して、さまざまなワインメーカーやワインが一堂に会する場に参加できることを光栄に思います。これまでその価値が十分に評価されていなかったワインや、世界中にある最高のワインに注目し、それぞれの品質や優れた点に対してふさわしい賞を贈ることができることは、とても心温まることです。」
さらに、リー氏は、「昨今のダイナミックなワイン業界において、多大な貢献を果たしている人たちにスポットを当てて表彰することができ、非常に嬉しく思います。世界中から評価されるべきワインや業界関係者にスポットライトを当てるため、権威あるプラットフォームを提供するという明確な目標が、この『ワイン・ピナクル・アワード』にあります。その目標のために今後、このアワードをより良いものにしていく方法についてはすでにさまざまなアイデアを検討しているところです」とも述べています。
「ワイン・ピナクル・アワード」の選考方法
「ワイン・ピナクル・アワード」の選考委員会は、ワイン専門家として世界的に活躍しているジーニー・チョー・リー(香港)、大橋健一(日本)、ダグ・フロスト(米国)、オズ・クラーク(英国)、アンドレアス・ラルソン(スウェーデン)の5人のメンバーによって構成されています。委員会は、ノミネートのしくみを定めるとともに、33人のMaster of Wineと9人のMaster Sommeliersを含める、アジアや欧米など世界各国から選出した信頼できる54人の審査員による選考体制を整える役割を担いました。同時に、審査の焦点が品質や長所に確実に当てられるよう、ノミネート過程の監視にもあたりました。その結果、審査員は合計で1,069件をノミネートし、世界でも一流のワインプロフェッショナルによる専門的な意見を通して、最高峰のワインが揃いました。
審査員は、安全性が保障されている匿名のオンライン投票を通じて推薦を行い、各部門で最大9件がノミネートされた後、最終的に5件まで絞ったノミネートリストを8月に発表しました。審査員はさまざまな観点からノミネートされたリストに対して、各自の好みに沿って順位付けし、ノミネートを提出してもらいました。ノミネートされたワインは各審査員の順位に沿ってそれぞれ点数がつけられており、最も点数の高かったワインが各カテゴリーでの勝者となりました。
こうして出揃った27の部門を見ると、このアワードが多様性や卓越性を称賛するイベントであることが一目瞭然です。「Best Bordeaux Wine from 1996(ベスト・ボルドー・ワイン(1996年以降))」や「Best Burgundy White from 2008)(ベスト・ブルゴーニュ・ワイン(2008年以降)」のような成熟した飲み頃のワイン部門のほか、「Best Organic/Natural Wine of the Year(ベスト・オーガニック/ナチュラルワイン・オブ・ザ・イヤー)」、「Best Recent Release(ベスト新リリースワイン)」、「Best Chinese Red(ベスト・チャイニーズ・レッド)」、「Best Young Winemaker of the Year(ベスト・ヤング・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー)」、「Black Swan(最も刺激的なワイン)」、「Unsung Hero(陰の功労者)」、「Best Friend of the Earth(最も環境に配慮したワイン関係者)」、「Hidden Treasures(隠れた逸品)」などの部門が設けられ、受賞者は「ワイン・ピナクル・アワード」委員会によって決定されます。そして各部門のアワード受賞者の中から最も優れていると認められたワインに、今年の審査員大賞の栄冠が授与されました。
ワイン・ピナクル・アワードの主な受賞者
Grand Jury Award (審査員大賞): Domaine Coche-Dury
「審査員大賞は、5人の委員の満場一致でDomaine Coche-Duryに授与します。 Coche-Duryのワインは、年数にふさわしく素晴らしい白ブルゴーニュそのものです。その高い品質と真摯な姿勢で、彼らの世界的な影響は広く認識されていますが、多くの人が気付いていないのは、ワイナリーは小さいままであることです。家族経営で営む彼らは、高品質のワインを適正価格で世に送り出すことに徹しています。素晴らしい、印象に強く残るワインを製造するために身を砕き、世界中の白ワイン生産者に大きな影響を与えていることは称賛に値します。 」(ジーニー・チョー・リー(Jeannie Cho Lee)、MW)
Best Chinese Red (ベスト・チャイニーズ・レッド):Ao Yun (中国雲南省)
「ベスト・チャイニーズ・レッドにAo Yunが選ばれ、中国で、しかも標高2,600mの雲南の山岳地帯という最も辺境の厳しい環境でも世界トップレベルのワインを生産できることを世界に証明することができ、嬉しく思います」(ジーニー・チョー・リー(Jeannie Cho Lee)、MW)
Black Swan Of The Year (ブラック・スワン・オブ・ザ・イヤー(最も刺激的なワイン)):Gravner, Anfora Pinot Grigio Venezia Giulia IGT (伊 フリウリ・ベネチア・ジュリア)
Gravnerは、古代のワイン製造技術を巧みに取り入れ、現代の基準まで洗練させた大胆なワインメーカーです。彼らは、世界中から愛される、力強く豊かな味わいのワインを多く製造しました。」(アンドレアス・ラルソン(Andreas Larsson)、Best Sommelier of the World(2007 ASI)
Best Friend Of The Earth(ベスト・フレンド・オブ・アース(最も環境に配慮したワイン関係者)):Nicolas Joly, Château de la Roche aux Moines (仏)
「Nicolas Jolyは自然志向のワインメーカーや愛好家の間でも先駆的な旗手として知られていますが、何と言っても彼の最大の功績は、バイオダイナミック農法のワインへの取組みです。彼が1981年からこの農法を取り入れたことで、我々が住む脆くも偉大な大地の中で人類の営みという大きな枠の一部としてのブドウ栽培やワイン製造への理解を広めています。」(ダグ・フロスト、MW & MS)
Best Young Winemaker Of The Year (Under 40) (ベスト・ヤング・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー(40歳以下の若手ワインメーカー)):Morgan Twain-Peterson MW, Bedrock Wine Co. (米国)
「Morgan Twain-Petersonは一夜で素晴らしい成功を収めたわけではありません。彼の父、Joel Petersonはアメリカでも3本の指に入る偉大なZinfandel専門家であり先駆者でした。Morganは当時彼が5歳の時に、著名なデイビッド・ダーリントンによる『Angel's Visits』という本で初めてワインに触れ、大学卒業後はずっとワインを作り続けてきました。さらに彼は2017年に権威あるMaster of Wineの称号を獲得し、Bedrock Wine Companyの下で、昔からあるカリフォルニアぶどうから素晴らしい赤ワインを作っています」(ダグ・フロスト、MW & MS)
Best Organic / Natural Wine Of The Year (ベスト・オーガニック/ナチュラルワイン・オブ・ザ・イヤー):Domaine Marcel Lapierre, Cuvée Marcel Lapierre(仏 ボジョレー)
「『ナチュラルワイン』という用語は現在、ワインが消費される多くの国で広く知られるようになり、多くがこのナチュラルワインを楽しんでいます。 ナチュラルワインの業界で高く評価されている、Domaine Marcel Lapierreがこの素晴らしい賞を受賞したことはごく自然なことでしょう。ワインメーカーである、故Domaine Marcelは、当時のトレンドに逆らい、1970年代から化学物質を使わない栽培を始めました。 同じくボジョレーに拠点を置くJules Chauvetに励まされ、Marcel Lapierreは、抗酸化物質に頼らずにワインを生産することに専念し、独自のスタイルを構築しました。 彼のワインはこの賞に最もふさわしいワインです。」(大橋健一、MW)
Hidden Treasure: Australia (ヒドゥン・トレジャー(隠れた逸品)オーストラリア):Tyrrell's Wines, Vat 1 Semillon(ハンター・ヴァレー)
「ハンター・ヴァレーのSemillonは私がオーストラリアワインを飲むようになって以来ずっと隠れた逸品です。ただ、専門家には好まれているものの、幅広い人気を得ることはありませんでした。しかしこれこそ真のオージー・クラシックであり、世界中のどのワインとも違うフレーバーをたたえています。Tyrrells Vat 1は長年その代表として、少ないながらも熱心な愛好家の人々に大きな喜びを与えています」
(オズ・クラーク、多数の受賞歴を持つワイン作家)
Hidden Treasure: Bordeaux (ヒドゥン・トレジャー(隠れた逸品)ボルドー):Château Roc de Cambes Bordeaux、仏)
「ボルドーは素晴らしい土地です。古代都市ブルク外側にある石灰岩のスロープに沿って真下に転がり落ちるような天然の円形競技場によって、ブドウは太陽の暖かさを余すことなく取り込むことができるうえ、すぐ下を流れるジロンド川の恵みも受けることができます。Appellation Cotes de Bourgの名はあまり知られていないものの、熱心なワインメーカーでありオーナーであるFrancois Mitjavilleはかの有名なSaint Emilion Chateau Tertre Roteboeufの製造をしています。彼は、Roc de Cambesにも同様に大切に製造しており、その見事な成果の1つが、今回の『ヒドゥン・トレジャー:ボルドー』の受賞だと言えます」(オズ・クラーク、多数の受賞歴を持つワイン作家)
上記リストは順不同です。ワイン・ピナクル・アワード2019の全受賞者リストはhttps://www.winepinnacle.com/ に掲載しています。
グレート・ワイン&ダイン・フェスティバル 2019年10月10日~12日
10月11日から12日にかけて開催されたグレート・ワイン&ダイン・フェスティバルは、初開催のワイン・ピナクル・アワードと並行して開催され、受賞歴のある銘柄を含む400種類以上のワインを展示しました。また、日本酒造組合中央会様と提携して、日本のお酒を紹介する専用エリアも設置致しました。
今回の「グレート・ワイン&ダイン・フェスティバル2019」に参加された日本酒造組合中央会の古賀明常務理事は、以下のように述べています。「今回のイベントに蔵元様と一緒に参加できたことは、私どもの財産だと思っております。東南アジア、世界の皆様に日本酒を正しくご理解頂き、日本酒を楽しんで頂くことが今回の参加目的でもあります。そのためには、日本酒に関するセミナー等をより多く開催することなどが日本酒の本質、日本酒の多様性や繊細性・奥深さを世界に広める方法の一つとも考えています。今後は、蔵元様のご意見なども伺いながら、ゲンティン様と意見交換を重ね、お互いに協力し、日本酒の世界への普及に少しでもお役に立てればと願っております。」
加えて、ワイン愛好家やワイン通の方々は、2019年10月11日と12日に開催される一連のマスタークラスをお楽しみ頂きました。ワイン委員会によるマスタークラスでは、トスカーナワイン、日本とスペイン特有の品種について、ニューワールド・ワインとオールドワールド・ワインの違いなど、様々なトピックを紹介致しました。
ゲンティン・シンガポール・リミテッドについて
ゲンティン・シンガポール・リミテッド(ゲンティン・シンガポール)は、持続可能な統合型リゾートの開発において高い評価を受けている世界的なブランドリーダーです。30年以上の実績を誇るゲンティン・シンガポールとその子会社は、オーストラリア、バハマ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、英国において統合型リゾート開発及びゲーミング事業を展開してきました。1984年マン島にて設立されたゲンティン・シンガポールは、1987年3月20日に上場企業として株式公開を行い、2005年12月12日にシンガポール証券取引所(SGX)のメインボードに上場しました。現在、SGXメインボードに上場する最大手企業の一社であるゲンティン・シンガポールは、FTSEストレーツ・タイムス指数、MSCIシンガポール・フリー・インデックス、日経アジア300インベスタブル・インデックス、及びiEdgeシンガポール・ESGリーダーズ・インデックスの構成銘柄です。同社の基幹プロジェクトであるリゾート・ワールド・セントーサはシンガポール南部に位置するセントーサ島に所在し、アジア太平洋地区で最も優れた統合型リゾートとして9年間連続TTGトラベルアワードを受賞しています。
リゾート・ワールド・セントーサについて
リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)はシンガポールのリゾートアイランド、セントーサ島にあるアジアの究極のライフスタイル・デスティネーションリゾートです。49ヘクタールの敷地にユニバーサル・スタジオ、シンガポール、S.E.A.アクアリウム、海洋博物館(Maritime Experiential Museum)、ドルフィン・アイランド、アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークなど、ワールドクラスのアトラクションが揃っており、冒険と興奮を満載したテーマパークと6つの個性的なテーマ・ホテル、世界トップクラスのリゾート・ワールド・コンベンションセンター、カジノ、世界中に知られるアジアを代表するデスティネーション・スパもあります。RWSでは数々の賞に輝くセレブリティシェフのレストランでのダイニング体験やエキサイティングなグルメシーンも提供しており、シンガポールの活気あふれる多彩なダイニングシーンのキープレーヤーとしての役割を確立し、アジアのグルメ愛好家にとって代表的なデスティネーションになっています。統合型リゾートとして独自の居住スペースの提供や、さまざまなコンサート、クレーン・ダンスやレイク・オブ・ドリームス等のショーまで、世界的エンターテイメントも提供しています。RWSは2011年以降8年連続で、旅行・観光業界における優れた企業に贈られるTTGトラベルアワードで、「アジア太平洋地域 最優秀賞」を受賞しています。
RWSはゲンティン・グループ傘下のゲンティン・シンガポールの100%子会社です。詳細についてはhttps://www.rwsentosa.com/en をご覧ください。
ワイン・ピナクル・アワード 2019について
ゲンティン・シンガポール・リミテッドの企画によってリゾート・ワールド・セントーサで開催される「ワイン・ピナクル・アワード2019」は、世界で最も優れたワインを選定して称えるものです。第1回の今年は現在のワインのトレンドに強くフォーカスし、成熟した飲みごろのワインと併せて出荷されたばかりの若いワインにも高い評価を与えています。東南アジア各地のワイン通にもワイン初心者の人たちにとっても最高のワイン・イベントを作り上げると同時に、ワイン醸造をけん引する世界のリーダーたちが一堂に会する場にもなっています。詳細についてはhttps://www.winepinnacle.com/ をご覧ください。
注記:
- 本リリースで使用した画像の高解像度画像はこちらからダウンロードできます:
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- 特に明記の無い限り、画像はすべてリゾート・ワールド・セントーサ(圣淘沙名胜世界)に帰属します。
本件に関するお問合わせ先
ゲンティン・シンガポール・リミテッド
電話番号: +65 6577 8890
Email: corpcomms@gentingsingapore.com
株式会社プラップジャパン
(ゲンティン・シンガポール担当)
今、葛井
電話番号: 03-4580-9156
Email: genting@prap.co.jp