金沢工業大学ICCがプロジェクトメンバーとして参画する硬翼帆式風力推進大型商船「ウィンドチャレンジャー」が一般財団法人本海事協会より硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認をこのたび取得しました。硬翼帆の構造およびその制御に関する基本設計が終了したことで、引き続き詳細設計を進め、2022年中に硬翼帆を1本実装した新造船の運航開始を目指します。
このたび設計基本承認を取得したウィンドチャレンジャーは風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換する大型商船で、硬翼帆の開発には金沢工業大学COIにおける研究が活用されています。
硬翼1本帆による温室効果ガス削減効果は日本-豪州航路で約5%、日本-北米西岸航路で約8%を見込ます。
当取組の詳細については、別紙の株式会社商船三井と株式会社大島造船所によるプレスリリース「ウィンドチャレンジャーが設計基本承認を取得~温室効果ガス削減を狙い『帆』を持つ大型商船実現へ」をご覧ください。
学校法人金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)を中核拠点とする金沢工業大学COIは、文部科学省が設けた「革新的イノベーション創出プログラム(COI stream)」で採択された全国に18あるCOI(Center of Innovation)拠点のひとつです。COIが目指すビジョンのひとつである「活気ある持続可能な社会の構築」において、炭素繊維を中心とした革新複合材料による次世代インフラシステム実現に向けた研究に取り組んでいます。
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