獨協大学環境共生研究所(埼玉県草加市)は7月12日、「ホタル観賞会」を実施した。このホタルは、2012年に近隣の越谷市で地元のホタルの保存に努めてきた方から譲り受け、同研究所が人工繁殖させたもの。イベントは大学のライトダウンの時間に合わせて行われ、約150名の小学生とその家族がキャンパス内の小川でホタルの美しい姿を堪能した。
獨協大学では2008年に「獨協大学環境宣言」を制定し、エコキャンパス活動を推進。2012年には獨協環境スタンダードを設定するなど、環境に配慮した事業を展開している。その一環として、ホタルの再生事業にも取り組んでいる。
50年前には、大学の横を流れる伝右川にもホタルが飛び交っていた。しかし、田畑に化学肥料や農薬を散布し、川には生活排水が流され続けた結果、ホタルは生域場所をなくし、姿を消していった。
こうした中、同大環境共生研究所では水辺空間の再生を願い、2012年からホタルの飼育を開始。キャンパス近隣の越谷市で地元のホタルの保存に努めてきた方からホタルの幼虫を譲り受け、キャンパス内で人工繁殖させている。
毎年この時期にはホタル観賞会を開催。地域住民の方との交流を図るとともに、環境について考える機会としている。
<獨協大学環境宣言>
私たちは、地域環境や地球環境の保全を重要課題とする社会の責任ある一員として、すべての教育、研究活動を通じて、人々の健康増進と環境保全に寄与することを目標に掲げ、以下のことに積極的に取り組みます。
◎環境教育、環境研究、環境啓発活動に取り組みます。
◎省エネルギーや環境保全に適合した設備、備品を使用します。
◎モノや資源を大切に使うとともに、ごみの減量化やリサイクルを推進します。
(参考)
・省エネルギーに関する取り組み
https://www.dokkyo.ac.jp/sisetsu/a04_06_j.html
・エコキャンパスマップ
http://eco.dokkyo.net/eco-campus-map.html
・獨協大学環境共生研究所
http://www.dokkyo.ac.jp/kankyoken/index_j.html
▼本件に関する問い合わせ先
獨協大学 経済学部 国際環境経済学科
准教授 大竹伸郎
TEL:048-946-2872
メール:otake@dokkyo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/