アバゴ・テクノロジー、新世代の光絶縁型スマート・ゲート駆動ICを発表

アバゴ・テクノロジー株式会社

ゲート駆動回路の拡張性と電力変換効率を最大化する業界初の光絶縁型デュアル出力IC

アバゴ・テクノロジー株式会社 (本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周) は、本日、高度に集積化された新型の光絶縁型スマートIGBT/パワーMOSFETゲート駆動用IC「ACPL-339J」を発表しました。出力電流は1Aで、出力に外付けされたハイサイドとローサイドのMOSFETバッファ段を駆動するために最適化されたデュアル出力を備えています。また同製品が備える特徴の1つに、アクティブ・タイミング制御回路があります。これにより、MOSFETバッファ部で貫通電流が流れるのを防ぐことができ、スイッチング損失を最小化することが可能になります。 ACPL-339Jは、すでに市場で実績を持つ既存のスマートIGBTゲート駆動用フォトカプラを発展させた製品です。モーター制御や、低電力から高電力の電力変換器に使用されるIGBTやパワーMOSFETゲート駆動回路の拡張性を最大化するよう設計されています。ACPL-339Jは、電流定格の異なるさまざまな出力バッファ用MOSFETに対応できるため、ACPL-339Jを使用した単一のゲート駆動ハードウェア・プラットフォームを使用し、出力バッファ用MOSFETとIGBTやパワーMOSFETを目的に応じた定格のものに交換することにより、回路の絶縁や短絡保護など重要な部分を再設計することなく、定格電力が異なるシステムを実現することが可能です。 アバゴでアイソレーション製品部門のマーケティング・ディレクタを務めるケン・ジャム・リーは、「当社の多くの主要なお客様が、IGBTやパワーMOSFETゲート駆動用の次世代プラットフォームを強く求めていました。ACPL-339Jは、そうした要求に応えるものであり、さまざまな定格電流のMOSFET出力バッファをサポートすることにより、幅広い容量拡張性を備えたゲート駆動ハードウェア・プラットフォームを実現可能にします」と述べています。 ACPL-339Jのその他の特徴 ACPL-339Jは、コレクタ‐エミッタ間電圧VCEの非飽和(DESAT)検知および、IGBTのソフトシャットダウン機能、オープンコレクタ式の絶縁型フォルト・フィードバック機能および、低電圧検知・ロックアウト(UVLO)機能などを備えています。パッケージは、外部沿面距離/空間距離が8.3mmの16ピンSOパッケージです。このパッケージは、最大動作絶縁電圧VIORMが1,414VPEAKのIEC/EN/DIN EN 60747-5-5および、1分間最大絶縁電圧が5kVRMSのUL 1577安全規格に適合しています。 価格と供給について                                                        「ACPL-339J」のサンプル価格は、600円からです。サンプルおよび量産品の供給は、アバゴ・テクノロジーの正規販売代理店を通して行われます。 

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