武蔵野大学は2019年3月、「SDGs実行宣言」を公表。さらに2050年を眺望した教育改革「5つのチャレンジ」を策定

武蔵野大学

武蔵野大学(東京都江東区、学長:西本照真)は、「武蔵野大学SDGs実行宣言」を3月20日に行いました。これは、国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)に向けて、すべての学生と教職員をあげて全力で邁進することを宣言したものです。 さらに、改革の中長期方針として、SDGsの考え方を踏まえた「武蔵野大学2050VISION」を表明し、教育改革の方向性を、5つのチャレンジとして策定しました。 世界の未来を担う人材育成のため、より質の高い教育環境の整備と、総合大学ならではのダイバーシティを生かした、知的で人的交流の盛んなキャンパスを目指します。 ◇カリキュラム改革の理念・方針  上記のような教育の質向上を図る環境の変化を踏まえ、令和3(2021)年度に向けて、次の視点でカリキュラムを見直しました。  I.平成31(2019)年3月公開の武蔵野大学SDGs実行宣言に基づき、共通基礎課程「武蔵野BASIS」を「武蔵野2050未来創造プログラム」に発展させる II.Society5.0 新たな未来社会に活躍できるメディアリテラシー、デジタル革命への対応力を携えた人材を育成する III.世界の幸せをカタチにするために、教育改革の方向性として定めた「5つのチャレンジ」を、教育改革を具現化すべくカリキュラムに反映させる ◇(2050年の未来を眺望した)世界の幸せをカタチにする5つのチャレンジ (1)自己と世界を問う  「世界は幸せか」を問う。問いを発することで取り組むべき課題を自ら見つける。この主体性を発揮するために、課題を中心に据え自分事として向き合う教育・研究を促進する。 (2)未来の世界を創るcreativeな実践者輩出  単に、高度な職業人・研究者として自己の専門分野を極めるだけではなく、他の専門分野を学んだ人とともに未来の世界の幸せづくりに寄与できるアクティブでCreativeな知を産みだしていく。そのため、フィールドワーク等の学外での諸活動を通じて自己の専門分野と社会とのつながりを体感し、世界の諸課題に絶えず向き合うことを学びの基本スタイルとする。 (3)AI世界を先導するMUSIC  「世界の幸せをカタチにする。」という願いを根幹に据えつつ、人間とコンピュータの共生が問われるAI時代を担う実践者を輩出していく。その一環として、進化著しい教育テクノロジーを駆使し、先端的なスマートラーニング環境を全学的に提供する。 データ・情報・メディア・人工知能に関するリテラシー、ロジカル思考・デザイン思考・プログラミング思考などの実践知、加えて、各々の学部・学科の専門的な知識と能力も兼ね備えたSmart Intelligentな実践者を育てていく。 (4)Global & Universal  「世界を迎え入れ、世界に羽ばたく」グローバルな大学を目指す。「世界の幸せをカタチにする。」という理念に共鳴する世界中の学生・教育研究者が集うキャンパスを構築し、より学びやすく、より働きやすい環境を整備すると共に、留学等を通じて学外へ、海外へと活動のステージを拡げていく活動を支援する。 (5) MU-GEN(Musashino University GENerations)につながるInfinite Linking  仏教の縁起の世界観に基づき、無限につながり合っていく。在学生、教員、職員、卒業生が一体となって、学内、同窓会、後援会、保護者会、学内外の学術研究組織、文化交流機関、国内外の大学や高等学校、産業界、官公庁、芸術界、国際機関、公益財団法人、NPO等との連携を推進し、それらを力にして、生きとし生けるもの、これから生まれしものの一切が幸せのカタチを享受しうるような世界を響創していく。 ◇2050未来創造プログラムの内容(pdf参照) ≪改革のポイント≫ ▽SDGs関連科目を開設します  SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。「生きとし生けるものを幸せにし」「生きがいのある楽しい平和な世界をうち立てる」という武蔵野大学の建学の理想は、SDGsにおける「誰一人取り残さない」という基本理念と軌を一にしています。「世界は幸せか」という問いから、個々の学生が世界と自己との関係を考え、自身の問題意識を醸成する科目を開設します。 ▽情報・メディア・プログラミングリテラシーを身に付けるSmart Intelligence科目を開設します  これからの学生は、従来の文系・理系といった縦割りの学びでは解決できない、世界が直面している様々な課題を解決していくことが期待されています。また、政府の統合イノベーション戦略推進会議は、人工知能(AI)を使いこなす人材を年間25万人育成する戦略案を公表しました。  そうした時代的な要請に応えるべく、データ・情報・メディア・人工知能に関するリテラシー、さらにロジカル思考・デザイン思考・プログラミング思考などの実践知に加えて、各々の学部・学科の専門的な知識と能力も兼ね備えた武蔵野大学生を育てていくことを目的に情報科目群を改革します。 ▽5つのチャレンジを反映した科目を開設します  武蔵野大学がこれから2050年を見据えた際に目指す教育改革の方向性を5つにまとめました。この5つのチャレンジはそれぞれ独立しながらも、互いに連鎖し、さらに全学の共通基礎課程改革にも反映されています。 ▼本件に関する問い合わせ先 学校法人武蔵野大学企画部 企画・広報課 菅原・大山 住所:〒135-8181 東京都江東区有明三丁目3番3号 TEL:03-5530-7403 FAX:03-5530-3818 メール:kouhou@musashino-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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