静岡文化芸術大学が4月から新たな教育プログラムをスタート -- 文化政策学部「文明観光学コース」、デザイン学部「匠領域」

静岡文化芸術大学

静岡文化芸術大学(浜松市中区)は4月から、文化政策学部に「文明観光学コース」とデザイン学部に「匠領域」を新設する。「文明観光学コース」は、文化政策学部3学科共通のコースで、「観光」が国や地域を成長させる有力な要素として注目される中、新たな観光資源の発掘や文化・芸術を活用した観光事業の開発に携わる人材の育成を目指すもの。また「匠領域」では、後継者不足などによって厳しい状況にある一方、世界に発信できる新たな文化資源としての展開が期待されている伝統建築や伝統工芸について学び、新しい日本の空間や工芸品を提案できる人材の育成を目指す。 ◆文明観光学コース  世界と日本をつなぎ、観光立国を目指す時代へ。新しい学問領域から、次世代の人材を育成。  世界中の人々が魅力的な出会いを求めて旅をする「観光のグローバル化」が進む中、「観光」は、日本や地域の経済を活性化させる重要な成長分野になっている。そのような社会に求められているのは、文明という広い視野から観光というもののもつ創造力を捉えようとする新しい学問領域である。  このコースは、その知見に基づいて、新たな観光資源の発掘や文化・芸術を活用した観光事業の開発に携わる人材の育成を目指す。 ■領域選択と履修の流れ <1年次>  ガイダンスで、カリキュラム(必修・選択科目、ゼミ選択など)についての説明を受け、該当する科目を1、2年次の間に履修し始める。 <2年次>  ゼミ説明会や面談などを経た上で、文明観光学ゼミを選択(定員あり)。 <3、4年次> 文明観光学コース専任教員によるゼミに所属し、卒業研究の指導を受ける。 ■想定される卒業後の進路 ・観光関連産業/企画、広報部門、通訳 ・官公庁、自治体/観光、企画・広報部門 ・劇場、美術館・博物館、文化施設、NPO等/企画、開発部門 ◆匠領域  伝統建築や伝統工芸の継承から、新たな創造へ。新たな世界を切り拓く人材を育成。  日本人の感性や美意識が息づいた伝統建築や伝統工芸は、後継者不足などによって厳しい状況にある一方で、デザイン分野とのマッチングによる新たな価値の創造や、世界に発信できる新たな文化資源としての展開が期待されている。  この領域は、日本の伝統建築や伝統工芸に関する歴史、文化等の知識とともに、受け継がれてきた技術を理解することで、新しい日本の空間や工芸品を提案できる人材の育成を目指す。 ※「匠」とは、優れた技術を有する職人を意味するが、同大では継承されてきた伝統的な技術を意味し、上記のような人材を育成する。 ■領域選択と履修の流れ  デザイン学科では、1学科5領域に、匠領域がプラスされ6領域となる。 <1年次>  1年次から2年次前期までに、幅広くデザインの現況、歴史、技法、素材の特性など、全てのデザイナーにとって必要な要素を学ぶ。 <2年次>  2年次後期の領域選択時までに、各領域が開講する基礎演習の中から3科目以上を履修し、その中から希望領域を選択。 <3、4年次>  選択した領域内で担当教員(ゼミ)を選択し、卒業研究・制作につながる専門分野の知識や技術を深化させる。 ■想定される卒業後の進路 ・伝統建築関連産業/一級・二級建築士(木造建築、伝統建築)、プランナー(古い街並みの再生・保存)、インテリアデザイナー等 ・伝統工芸関連産業/クラフトデザイナー(雑貨、生活用品、ジュエリー)、プロダクトデザイナー(家具、雑貨)、テキスタイルデザイナー(服飾デザイナー)、工芸品販売等 ・林業関連産業/木材加工、木製品製造等 ・その他/自治体職員、伝統工芸作家等 (参考:静岡文化芸術大学公式サイト内関連ページ) ・ホーム > 学部・大学院 > 2019年_新教育プログラム  https://www.suac.ac.jp/education/2019newprogram/ (関連記事) ・静岡文化芸術大学が7月14日に『新・観光立国論』の著者・デービッド・アトキンソン氏の講演会を開催 -- 静岡県観光人材育成講座「文化を活かす、地域を活かす」(2018.07.04)  https://www.u-presscenter.jp/2018/07/post-39675.html ・静岡文化芸術大学が匠公開講座「匠とデザイン」(全2回)を開催 -- 日本の伝統建築・伝統工芸についての理解を深める(2018.09.14)  https://www.u-presscenter.jp/2018/09/post-40021.html ▼本件に関する問い合わせ先 公立大学法人 静岡文化芸術大学 教務・学生室 住所:静岡県浜松市中区中央2-1-1 TEL:053-457-6114 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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