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このたび関西大学東西学術研究所では、石濱純太郎没後50年記念国際シンポジウム「東西学術研究と文化交渉」を、10月26日(金)および27日(土)に、千里山キャンパス以文館4階セミナースペースにて開催します。
【本件のポイント】
・本学初の文学博士で、人文学発展の礎を築いた石濱純太郎の没後50年を記念
・国内外の研究者らによる多彩な講演を通じ、石濱純太郎のルーツをたどり、功績をたたえる
・総合図書館では、著作や手稿、日記、手紙ほか、小出楢重の絵画などを展示
大阪に生まれた石濱純太郎(1888-1968)は、大阪の漢学塾である泊園書院の第二代院主・藤澤南岳に就いて漢学を学び、内藤湖南に師事しました。語学の天才ともいわれ、中国語、英語、ドイツ語、モンゴル語、満洲語、チベット語に堪能で、西夏語の先駆的研究者としても知られています。伝統漢学を近代的東洋学に発展させたパイオニアである一方、小出楢重、信時潔、藤澤桓夫といった芸術家や作家など、きわめて広い交友関係を持つ文化人でもありました。
本学においては、大正15(1926)年に専門部講師となり、戦後は文学部教授として活躍。藤澤家に遺された泊園文庫を寄贈するとともに、東西学術研究所の創設に尽力し、本学の人文学発展の礎を築きました。
本シンポジウムでは石濱純太郎の功績につき、中国やロシアをはじめ、国内外の研究者ら18名の講師による多彩な講演を行います。また、総合図書館で開催する展示会「石濱純太郎とその学問・人脈」展では、石濱の著作や手稿、日記、手紙、写真の他、小出楢重関係の絵画などを加えて展観し、その足跡を追います。
<石濱純太郎没後50周年記念国際シンポジウム「東西学術研究と文化交渉」の概要>
【日 時】 10月26日(金)13:00 ~ 17:00および10月27日(土)10:00 ~ 17:00
【場 所】 千里山キャンパス 以文館4階セミナースペース
大阪府吹田市山手町3-3-35(阪急千里線「関大前」駅北出口から徒歩約10分)
【主 催】 関西大学東西学術研究所
【共 催】 関西大学泊園記念会、KU-ORCAS(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター)、
大阪府
【概 要】
泊園書院と関西大学、アジア学、大阪の学知・文芸などをテーマとした講演を通じて、石濱純太郎のルーツをたどり、その功績をたたえる。
【本シンポジウムに関する一般のお問い合わせ先】
関西大学東西学術研究所内 泊園記念会 TEL:06-6368-0653
<関連イベント「石濱純太郎とその学問・人脈」展の概要>
【会 期】 2018年10月22日(月)~2018年11月17日(土) 9:00~20:00
【内 容】 石濱純太郎の著作や手稿、日記、手紙、写真のほか、小出楢重関係の絵画などを展示
【場 所】 関西大学総合図書館1階展示室
大阪府吹田市山手町3-3-35(阪急千里線「関大前」駅北出口から徒歩約10分)
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■石濱純太郎没後50年記念国際シンポジウム「東西学術研究と文化交渉」の詳細
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関西大学では石濱純太郎没後50年を記念して「東西学術研究と文化交渉 石濱純太郎没後50年国際シンポジウム」を開催します。大阪に生まれた石濱純太郎(1888-1968)は、大阪の漢学塾泊園書院の第二代院主・藤澤南岳に就いて漢学を学び、東京帝国大学で中国文学・語学を修めたのち内藤湖南に師事しました。語学の天才ともいわれ、中国語、英語、ドイツ語、モンゴル語、満洲語、チベット語に堪能で、ロシアのニコライ・ネフスキーとともに西夏語の先駆的研究を行ったことでも知られます。石濱は大正15年(1926)に関西大学専門部講師となり、戦後は文学部教授として活躍、藤澤家に遺された泊園文庫を関西大学に寄贈するとともに、それらの書籍を基に関西大学東西学術研究所の創設に尽力しました。
シンポジウムでは石濱純太郎の功績につき、18名の講師による多彩な講演を行います
(日時) 10月26日(金)13:00 ~ 17:00および10月27日(土)10:00 ~ 17:00
(会場) 千里山キャンパス 以文館4階セミナースペース
(主催) 関西大学東西学術研究所
(共催) 関西大学泊園記念会、KU-ORCAS(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター)、大阪府
(本シンポジウムに関する一般のお問い合わせ先)
関西大学東西学術研究所内 泊園記念会 TEL:06-6368-0653
■10月26日(金)■
13:30~14:30 〈石濱純太郎と泊園書院・関西大学〉
吾妻 重二(関西大学文学部教授、泊園記念会会長)
「シンポジウム開催にあたって ─石濱純太郎と泊園書院・関西大学」
14:30~15:00 〈父純太郎の思い出〉:石濱 俊造
15:00~17:00 〈石濱純太郎とアジア学1〉
高田 時雄 (京都大学名誉教授、復旦大学歴史学系特聘教授)
「石濱純太郎とアレクセーエフ」
キリル・ソローニン (中国人民大学国学院教授)
「早期對西夏佛教的研究:聶歷山與石濱純太郎」(講演言語:中国語)
劉 進宝(浙江大学歴史系教授兼主任)
「石濱純太郎的東方学研究」(講演言語:中国語)
池尻 陽子(関西大学文学部准教授)
「石濱純太郎と関西大学吉田文庫」
■10月27日(土)■
10:00~11:50 〈石濱純太郎とアジア学2〉
中見 立夫(東京外国語大学名誉教授)
「石濱純太郎のめざした『東洋学』─その学術活動と収書─」
生田 美智子(大阪大学名誉教授)
「石濱純太郎とロシアの東洋学者たちとの日露文化交渉 ─ネフスキーを中心に─」
玄 幸子(関西大学外国語学部教授)
「内藤湖南との交流に見る石濱純太郎」
内田 慶市(関西大学外国語学部教授)
「石濱文庫蔵満漢関係文献資料について」
11:50~12:50 〈休 憩〉
12:50~14:40 〈石濱純太郎と大阪の学知・文芸〉
湯浅 邦弘(大阪大学文学研究科教授) 「石濱純太郎・石濱恒夫と懐徳堂」
堤 一昭(大阪大学文学研究科教授) 「大阪大学図書館石濱文庫の調査・研究の現況」
中谷 伸生(関西大学文学部教授) 「パリ・ソンムラールからの葉書 ─石濱純太郎宛の小出楢重による便り─」
増田 周子(関西大学文学部教授) 「石濱純太郎と文学者」
14:40~15:00 〈休 憩〉
15:00~17:00 〈石濱純太郎のルーツをめぐって〉
太田 剛(四国大学文学部教授) 「近世末期の淡路における儒学者の系譜 ─石濱家の学問的環境を探る─」
三宅 玉峰(「益習の集い」会長) 「淡路島の歴史を探る益習の集いの活動紹介」
田山 泰三(英明高等学校教諭) 「石濱家と讃岐」
石濱 裕美子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
「明治・大正・昭和初期の石濱家~漢学・文学・帝大人脈~」
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関連イベント「石濱純太郎とその学問・人脈」展の詳細
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(会期) 2018年10月22日(月)~2018年11月17日(土) 9:00~20:00
(内容) 石濱純太郎の著作や手稿、日記、手紙、写真のほか、小出楢重関係の絵画などを展示
(場所) 関西大学総合図書館1階展示室
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No63.pdf
▼メディア関連の方▼
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▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
浦田、寺崎
住所:大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-1507
FAX:06-6368-1266
メール:kouhou@ml.kandai.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/