犬膵炎急性期用抗炎症剤「ブレンダ Z」新発売について
世界初の犬用膵炎承認薬が登場
日本全薬工業株式会社(福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1-1、代表取締役社長:福井寿一)は、石原産業株式会社(大阪府大阪市西区、代表取締役社長:田中健一)と共同開発しました犬膵炎急性期用抗炎症剤「ブレンダ®Z」を新発売します。近年獣医療の発展により、膵炎の診断技術は飛躍的に進歩しましたが、膵炎の治療薬は存在せず、その開発を期待されていました。「ブレンダ®Z」はフザプラジブナトリウム水和物を有効成分とする注射剤です。本有効成分はサイトカイン等の刺激によるLFA-1活性化を阻害し、炎症性免疫応答による白血球の血管壁への接着並びに細胞遊走に伴う組織浸潤を抑制することで抗炎症活性を示します。本有効成分の作用により、犬の膵炎急性期における臨床症状を改善します。
※ブレンダ及びBRENDAは石原産業株式会社の登録商標です。
【製品名】ブレンダ®Z
【成分名】フザプラジブナトリウム水和物
【効能又は効果】犬:膵炎急性期における臨床症状の改善
【用法及び用量】本品1バイアルを1mLの日局注射用水で溶解し、犬の体重1kgあたりフザプラジブナトリウム水和物0.4mg(無水物として)を1日1回、5日間静脈内投与する。
発売日:2018年10月1日
製造販売元:日本全薬工業株式会社
名称:日本全薬工業株式会社
本社所在地:福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1-1
設立:1946年5月
資本金:1億7,000万円
代表者:代表取締役会長 福井邦顕、代表取締役社長 福井寿一
事業内容:動物用医薬品及び医療機器等の研究開発・製造・輸出入・販売
従業員数:660名(2018年4月)
売上高:341億円(2017年度)
ゼノアックは創業72年を誇る日本の動物用医薬品のリーディング・カンパニーです。ベストセラーの牛用固形剤「鉱塩」を始め、欧米でもヒット中の細胞凍結保存液「セルバンカー」、世界初の犬アトピー性皮膚炎減感作療法薬である「アレルミューンHDM」など、コア・コンピタンス経営で顧客価値の向上に努めています。業界で唯一の全国直販体制を構え、畜産からコンパニオンアニマルまで幅広い製品ラインナップを持ち、自社製造品や海外の優れた製品を日本市場に数多く販売。近年はアジア市場(中国・韓国・台湾・タイ)にも販路を拡大しています。2016年、動物薬・畜産・ペット業界で初の「日本経営品質賞」を受賞、また2017年には「ふくしま産業賞」県知事賞を受賞しています。