< MS&ADグループ サステナビリティコンテスト 2018 > 保険の力で「病院経営」「肉牛牧場経営」の課題を解決 三井住友海上・北海道支店が最優秀賞を受賞
~ CSVやSDGsに関するグループ全体526件の取り組みから選定 ~
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスでは、事業を通じた社会的課題の解決に関する取り組みや提案をグループ横断で募集する「サステナビリティコンテスト2018」を実施しました。これは、社員に対して本年度からグループ全体で取り組むCSV (社会との共通価値の創造)やSDGsへの理解を深め、日々の業務との結びつきを意識してもらうことを目的としており、グループ全体で海外からも含め526件の応募がありました。厳正なる審査の結果、上位入賞者6組(24名)が選ばれ、8/21に行われた最終審査では、グループ各社の経営陣61名が審査員となり、各組の発表を聞いた上で、投票により、最優秀賞(1組)および優秀賞(5組)を決定しました。
MS&AD インシュアランス グループ ホールディングス株式会社
代表取締役 取締役社長 社長執行役員 グループCEO 柄澤 康喜のコメント
最優秀賞:「空想会議」でSDGsを体現!!「肉牛牧場経営」 と「病院経営」の課題解決
今回、最優秀賞を受賞した取り組みは、営業現場で生まれた独創的なアイディアが、その地域社会が抱える課題解決への糸口となり、実際に保険ビジネスとして成立した事例です。タイトルにもある「空想会議」とは、保険で課題を解決できる新しいマーケットを想像しながら、参加者全員が毎月様々なアイディアを持ち寄り、精査し、プロジェクト化していくというアイディアの具現化を目指す取り組みです。
具体的なプロジェクトとしては、以下の通りです。
商品開発も専門部署が行っており、営業の日々の業務は必ずしも創造的とは言えませんが、お客さまの声に一番寄り添えるのは営業です。そこから、いろいろ想いを巡らせ、それが空想であっても、みんなで知恵を出し合う事で、新しい切り口の商品提案につなげ、目の前にいるお客さまの課題を解決に導いたこの取り組みには、審査委員一同非常に感銘を受けました。社会的課題の解決を日々の業務に取り込んだ「空想会議」は社会との共通価値の創造につながる素晴らしい取り組みです。
最優秀賞受賞者(三井住友海上 北海道支店 支店長 森永 卓)のコメント
本日は過分な賞を頂戴いたしまして本当にありがとうございます。私たちは、「創る」クリエイティブな仕事はなかなか出来ませんが、イマジネーションの「想像」は得意です。北海道支店のスタッフ総勢70名弱、みんなで一生懸命考えて、案件を一つずつ丁寧に対話していった結果が、今回の賞を頂いた原動力だと思っています。私たちの支店にはスタープレイヤーはいません。本当に小さなヒーローの集まりで、皆さん一生懸命やっています。こういった取り組みを今後もしっかり続けていき、グループのSDGsの達成に邁進していきたいと考えております。
優秀賞を受賞した取り組み
生物多様性の支援活動 ~保険で守れない私たちの地球の多様な命を守る~
(MSIG Holdings (Asia) Pte. Ltd.)
保険会社として自然災害に大きく関係する自然資本への影響をどう軽減していくか、アジア全域で取り組む活動を目指す。現在、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムなどでは森林伐採や違法密猟が行われ、枯渇する原材料の調達が行われている。そうした現状があるにも拘わらず、シンガポールや香港では自然環境を意識する機会が乏しく、生物多様性の保護の重要性が認識されていない。MSIGでは、保険では守れないもの-私たちの地球で生きる多様な命-生物多様性の保全活動をアジア全域で進める。
地域(産官学)ネットワークによる地方創生への取り組み
(あいおいニッセイ同和損保・山形支店)
山形県との地方創生包括連携協定の締結を契機に、産官学共同で地域課題の解決に取り組む。山形市のコミュニティバスのダイヤ遅延課題に対して、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス技術「Visual Drive」を活用し、バスの運転挙動データを山形大学の学生が分析、山形市へ改善提案書を作成するなど(本年9月提出予定)、山形県が抱える課題の解決に尽力。また、山形大学の学生に「Visual Drive」を貸出し、学生の車両に設置、データ収集を行い、収集したデータを読み取るスキルを身につける教育教材としても活用。
乳がん・子宮頸がんセミナー推進と地方創生への取り組み
(三井住友海上あいおい生命・営業教育企画部)
国内における女性特有のがん(乳がん・子宮頸がん)罹患者数の大幅な増加と欧米と比較した検診受診率の低さが課題としてあるなか、乳がん・子宮頸がんセミナーを開発し全国で実施。医師監修のもと正確で分かり易い募集文書作成や、がん経験者出演の動画作成など、正しい知識と早期発見の必要性や検診受診促進に向けた啓発活動を展開。女性の元気を応援し、お客さまの「元気で長生き、豊かな未来」を支える。
神戸市の認知症条例に寄り添った制度提案
(三井住友海上・公務開発部)
神戸市が制定した「認知症の人にやさしいまちづくり条例」の中核事業である「事故救済制度」が開始されるにあたり、被害者救済にとどまらない事故の予防等も組み入れた提案が評価され、本制度の運営を担うことが内定。認知症の人が起こした事故で、本人の責任能力の問題から損害賠償を負わない場合など、加害責任を問えないが被害者が存在するという個人賠償責任保険では補償できない領域をカバーする仕組みを設計し、我が国の社会的課題の解決に貢献。
カードゲーム研修により、しあわせな「人生100年時代」を実現を支援
(三井住友海上プライマリー生命・教育センター部)
「人生100年時代」の到来がうたわれているなか、お客さま一人ひとりが豊かなセカンドライフを実現するためには、募集人が、ご高齢のお客さまの長い人生を体感し、幅広い商品の提案を行うことができるコンサルティングスキルを高めることが重要。そこで、SDGsの本質を体感するカードゲーム「2030SDGs」のノウハウを基に、「人生100年時代」をテーマとした初のカードゲームを制作。カードゲームを活用した研修で、「人生100年時代」のアクティブシニアの「時間・お金・健康」の変化を体感し、お客さま視点に立った支援に役立てる。
【本件に関するお問い合わせ先】
■ お問い合わせフォーム
https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mgri-qbngs-6652d4ba3eb990ac716425d355ba8342