オリコ、AIを活用したデータ分析プラットフォームを採用
クレジット審査の予測精度向上をはじめとした様々なビジネス課題の解決をAIで実現
(オリエントコーポレーション、新日鉄住金ソリューションズ 2社共同リリース)
株式会社オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河野 雅明、以下:オリコ)は、新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下:新日鉄住金ソリューションズ)が提供するDataRobot, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Jeremy Achin、以下:DataRobot社)の機械学習プラットフォーム「DataRobot」を導入し、2018年8月よりクレジット審査等でのAI・機械学習の活用を開始いたします。
近年のAIなどのテクノロジーの急速な進展は、ビジネスおよび消費生活のあらゆる場面において、これまでにない便利さ・豊かさをもたらしています。このたびオリコが採用したDataRobotは、機械学習におけるモデル作成を自動化・簡素化するプラットフォームであり、世界の優れたデータサイエンティストの知識や経験、最良の実践法をプラットフォームに実装することで、機械学習に要していた時間を大幅に短縮できます。
オリコでは、クレジット審査精度向上を目的にAI黎明期より機械学習を活用しており、このDataRobotの機械学習の性能の高さと使いやすさ、既存のシステムとの親和性等に着目し、実証実験の結果、以下の効果が確認できたことから導入を決定いたしました。
【DataRobot導入効果(実証実験の結果)】
(1) クレジット審査予測モデルの精度向上
(2) ダイレクトメールなどの顧客アプローチ施策における反応率向上
(3) 数カ月の期間を要するデータ分析作業が数日~1週間程度で完了、生産性が向上
(4) スコアリング手法を用いる業務全般に対する有効性
オリコは、AIを活用したサービスの高度化など金融分野における事業環境の急激な変化に対応するため、2018年4月に先進技術を活用した新たなビジネスモデルの構築および既存ビジネスのデジタル化の推進を目的とした「デジタルイノベーション室」を新設しております。デジタルイノベーション室が中心となり、DataRobotの特長を生かして広範にわたる当社ビジネスや新たなビジネスモデルの構築などに向けて活用してまいります。
新日鉄住金ソリューションズは、AI・機械学習活用のコンサルティングサービス、DataRobotの環境構築・導入支援、DataRobotの保守・運用サービス、データ収集・加工に必要な周辺システムの整備・構築など、DataRobotの活用に関わる多彩なサービスを提供します。こうした取り組みを通じて、データ活用の高度化を全面的にサポートし、お客様の業務効率化や価値創造に貢献してまいります。
新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は、製鉄業で培った豊富な経験と高度なIT力を活かし、製造・消費財、流通・サービス、通信、金融、社会公共など幅広い業種向けに、お客さまの立場に立ったITソリューションを提供しています。
■売上高 : 2,442億円(連結)[2018年3月期]
■従業員数: 6,232名(連結) [2018年3月31日現在]