青山学院大学が7月22日に「音風景→まちづくり 土地の記憶を発掘・継承・発信する!」を開催 -- 総合文化政策学部創設10周年記念事業関連企画

青山学院大学

青山学院大学 総合文化政策学会は7月22日(日)、総合文化政策学部創設10周年記念事業関連企画「音風景→まちづくり 土地の記憶を発掘・継承・発信する!」を開催する。同学部の鳥越けい子教授のゼミが取り組む2つのプロジェクトの歩みを学生たちと振り返るとともに、「土地の記憶を発掘・継承・発信する!」をテーマに、まちづくりにおけるアートや芸能の役割、そこから見えてくる現代社会の抱える課題などを考える。参加無料、予約不要。  鳥越けい子教授のゼミでは、「『サウンドスケープ(音の風景)』から『まちづくり』に新たな局面を拓く」という問題意識をもって、毎年「SCAPEWORKS百軒店・円山町」と「池の畔の遊歩音楽会:音のすむ森に捧ぐ!」というプロジェクトを開催している。渋谷のまちと故郷のまちとの関わりのなかで始めたもので、学生たちが実際の「文化創造の現場」に立ち会う機会となっている。  このたび、総合文化政策学部10周年を記念して、これらのプロジェクトに関する企画「音風景→まちづくり 土地の記憶を発掘・継承・発信する!」を開催する。  イベントは2部構成となっており、第1部では2つのプロジェクトの軌跡を記録映像や学生、参加アーティストと共に振り返る。第2部では、こうした活動の意味をゲスト研究者らと討論を通じて共に考える。鳥越教授は「アートとまちづくり、サウンドスケープ、土地の記憶とコミュニティデザイン、渋谷のまち(百軒店と円山町)、善福寺池、音・音楽の力、といったテーマに関心のあるかたは是非、ご参加ください」と話している。概要は以下の通り。 ◆音風景→まちづくり 土地の記憶を発掘・継承・発信する! 【日 時】2018年7月22日(日)13:30~17:00(開場 13:00) 【会 場】青山学院アスタジオ(地下多目的ホール) 【プログラム】 ◯第1部:2つのプロジェクト 13:30~14:40 鳥越ゼミ学生によるプレゼンテーションとインタヴュー ・SCAPE WORKS 円山町   登壇者:川嶋翔(総文一期生)、丸川美喜(総文一期生) ・池の畔の遊歩音楽会  登壇者:鈴木広志(サクソフォン奏者・作曲家)、若桑比織(作曲家・音楽家)、松田依子(舞踊家) ◯<休憩>14:40~15:00  関連映像として玉姫神楽実行委員会による<自然と精霊とのセッション>を上映 ◯第2部:討論 15:00~17:00  パネル:神谷博(建築家・水みちデザイナー)、トチアキタイヨウ(ダンサー・俳優・演出家)、  島添貴美子(民族音楽学者)、アサダワタル(アーティスト・文筆家)  モデレーター:鳥越けい子(音風景研究家・サウンドスケープデザイナー) 【参加方法】予約不要。入場者多数の場合は先着順で締め切ることがあります。 【主 催】青山学院大学総合文化政策学会、青山学院大学総合文化政策学部 鳥越けい子研究室 【企画協力】鷲野宏デザイン事務所 【登壇者プロフィール】 ・川嶋翔(総文一期生)  2012年青山学院大学総合文化政策学部卒業。2009年の「SCAPE WORKS百軒店」のなかで丸川と共に「真夜中の読書会」の企画・運営を担当。大学卒業後はショッピイングセンター運営会社で、周辺地域との連携企画などを経験。現在は化粧品メーカーのエリアマネージャー。 ・丸川美喜(総文一期生)  2012年青山学院大学総合文化政策学部卒業。鳥越ラボに所属し、2009年の「SCAPE WORKS百軒店」では川嶋と共に「真夜中の読書会」の企画・運営を担当。その後、地域情報誌の編集者となり、現在は本の情報サイト「ダ・ヴィンチニュース」の編集を行っている。 ・鈴木広志(サクソフォン奏者・作曲家)  2003年東京藝術大学卒業(器楽科サクソフォン専攻)。クラシック音楽で培った技術をもとにポップスやジャズ、ワールドミュージックの世界まで自由自在に行き来する。リーダーを務めたチャンチキトルネエドの他、清水靖晃&サキソフォネッツ、東京中低域、大友良英スペシャルビックバンド等での活動は海外でも評価されている。 ・若桑比織/花ヲ(作曲家・音楽家)  東京藝術大学作曲科卒業。故・黛敏郎氏に師事。在学中からバンド活動、CM音楽を手がける。卒業後は各種広告映像用音楽、イベント用音響演出、録音業務等に従事。さらに『花ヲ』『fiori w.』という名前でLIVE活動をしながら、音にまつわるすべての場所で幅広く活動中。 ・松田依子/ののりこ(舞踊家)  日本体育大学女子短期大学卒業。古代フラに魅せらせ、天と地を繋ぐ感覚を持ちながら、祈りと舞いで全国を巡っている。また、ACIM(奇跡のコース)の世界観をベースにフラピスト(フラ&セラピー)としても活動中。 ・神谷博 (建築家・水みちデザイナー)  野川の湧水保全活動に携わって45年、東京都野川流域連絡会座長、多摩川流域懇談会運営委員長、水みち研究会代表などを務める。法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員。長年、多摩川源流プロジェクトとして小菅村の山村再生支援活動を展開している。玉姫神楽実行委員会代表。共著に『井戸と水みち』『雨の建築学』他。 ・トチアキタイヨウ(ダンサー・俳優・演出家)  taiyotochiaki&Co.主宰。東京都立大学卒。1998~2009年、山海塾のダンサーとして30カ国以上で公演。近年は体と町をフィールドにした調査・観察を捜索の中心とし、表現の始まりにある身体感覚の把握を試みている。映像、造形、パフォーマンス、イベント、飲食店など活動は多岐にわたる。 ・島添貴美子  東京藝術大学音楽学部・同大学院音楽研究科修了、博士(音楽学)。富山大学芸術文化学部准教授。日本の民謡・民俗芸能の現地調査や古い録音資料の調査研究のほか、伝統文化の継承・活用に関わるプロジェクトに携わる。NHKラジオ第2「音で訪ねるニッポン時空旅」に出演中。 ・アサダワタル (アーティスト・文筆家)  大阪出身東京在住。滋賀県立大学大学院環境科学研究科博士後期課程満期退学、博士(学術)。大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。音楽や言葉を手立てに、人々の生活・コミュニティときわめて近接した共創的表現活動の実践と研究に取り組む。著書に『住み開き―家から始めるコミュニティ』『想起の音楽―表現・記憶・コミュニティ』他。 ・鳥越けい子(音風景研究家・サウンドスケープデザイナー)  東京藝術大学音楽学部楽理科卒・同大学院音楽研究科音楽学専攻修了。大阪芸術大学大学院より博士(芸術文化学)。「サウンドスケープ/形あるもの・見えるモノを超えた環境文化」をテーマに、都市や暮らしをめぐる各種実践と研究に取り組む。青山学院大学総合文化政策学部教授。著書に『サウンドスケープ―その思想と実践』『サウンドスケープの詩学』他。  ・玉姫神楽実行委員会  山梨県小菅村の余沢に口頭伝承された、玉川の名前の由来とされる「玉姫伝説」に基づいた神楽を創作し、その地区に根付かせること目的に2017年に結成された。メンバーは、代表の神谷博と、花ヲ(若桑比織)月姫虹(つきこ)、Sango。 ●鳥越ゼミ  学生たちは「サウンドスケープから読む都市」「音・音楽/アートとまちづくり」をテーマに、「音の世界/形に留まらない環境」を手掛かりに、特定の都市や地域を理解し、その成果を今後のまちづくり等のデザイン活動に活かす方策について、理論と体験を通じて学んでいる。 ▼本件に関するお問い合わせ先  青山学院大学総合文化政策学部 鳥越研究室  FAX:03-3390-9112 ▼取材に関する問い合わせ先  青山学院大学 政策・企画部 大学広報課  TEL:03-3409-8159   FAX:03-3409-3826 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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