金沢工業大学が原著から本質を学ぶ科学技術講座を開催。アインシュタインは何を考え、何を語ったのか~特殊相対論の原理的重要性を原著初版論文より学ぶ~

金沢工業大学

金沢工業大学は、科学的発見や技術的発明が最初に発表された約2,000冊の稀覯本を所蔵しており、これらの貴重本を活用し「学問の本質を学び、未来にチャレンジする」教育・研究を行っています。今回の「原著から本質を学ぶ科学技術講座」第3回(金沢会場 7月21日(土))と第4回(東京会場 8月18日(土))では、1905年にドイツの『Annalen der Physik』誌に掲載されたアインシュタインの論文「運動している物体の電気力学について」(特殊相対性理論に関する最初の論文)について解説します。  当時、弱冠26歳のアインシュタインは、このとき発表した特殊相対性理論により、ニュートンがつくり上げた壮麗で堅牢な「古典力学」という巨大な構築物の土台に、彼独自の思考実験と、健全な批判的精神をもって挑み、根本的な修正を迫ったのでした。  特殊相対性理論は20世紀の物理学における分水嶺ともいえる大理論で、現代物理学の礎としてあまりにも有名ですが、この原著論文を読んでみると、わずか30頁あまりのなかに、理論の基礎部分が、現在でも通用するほどの完璧さで完成されていることに驚きを禁じえません。そして、「空間」や「時間」のような当時の物理学者が当然と考えていたような根本的対象についてさえ批判的思考を加え、納得がいくまで考え抜くアインシュタインの科学に対する「哲学的信条」を読み取ることができます。  講座では、特殊相対性理論の原著論文の複写(抜粋)ほかを配付し、それを参照しながら解説します。 ■原著から本質を学ぶ科学技術講座 第3回【金沢会場】  アインシュタインは何を考え、何を語ったのか  ~特殊相対論の原理的重要性を原著初版論文より学ぶ~ ・講師:金沢工業大学 数理基礎教育課程教授  谷口 進一 ・日時:2018年7月21日(土) 13:00~16:00 ・会場:金沢工業大学扇が丘キャンパス チャレンジラボ(26号館) ・対象:科学に興味のある方 ・定員:30名(先着) ・参加費:5,400円(税込) ※ お問い合わせ、お申し込みは以下のページをご覧ください。  http://www.kanazawa-it.ac.jp/challengelab/books/index.html 【申込締切:7月13日(金)】 ■原著から本質を学ぶ科学技術講座 第4回【東京会場】  アインシュタインは何を考え、何を語ったのか  ~特殊相対論の原理的重要性を原著初版論文より学ぶ~ ・講師:金沢工業大学 数理基礎教育課程教授  谷口 進一 ・日時:2018年8月18日(土) 13:00~16:00 ・会場:金沢工業大学虎ノ門キャンパス(東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル13階) ・対象:科学に興味のある方 ・定員:80名(先着) ・参加費:5,400円(税込) ※お問い合わせ、お申し込みは以下のページをご覧ください。  http://www.kanazawa-it.ac.jp/challengelab/books/index.html 【申込締切:8月3日(金)】 ▼本件に関する問い合わせ先 金沢工業大学 広報課 住所:石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-246-4784 FAX:076-248-7318 メール:koho@kanazawa-it.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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