大東文化大学が大学生への食育講義を開講 -- 食の大切さを学び、講義の最後には「The best of 食育プラン」を作成

大東文化大学

大東文化大学東松山キャンパス(埼玉県東松山市)では、全学共通科目「健康スポーツ科学(心身の健康と食)」を開講している。これは学生たちに食べることの大切さを伝える「大学生の食育」を目的としたもので、現代社会における食と健康の問題点や、健康の基本となる食生活についての知識を学ぶことができる。  大東文化大学は2010年4月から学生の食育支援のため、大学生協とタイアップした「東松山キャンパス朝ごはんプロジェクト」を開始した。バランスの良い朝食を一食200円(限定100食)で提供するというもので、多くの学生が利用し好評を得ている。現在、多くの大学で実施されている同様の取り組みのなかでも、同大の取り組みは早くから始まったもの。  同時期に、蕪木智子・スポーツ・健康科学部健康科学科准教授を担当教員に全学共通科目でも食育を目的とした「健康スポーツ科学(心身の健康と食)」を開講(全学共通科目:全学部・学科共通の履修科目)。講義では、日本人が不健康になる食生活の原因や、6割以上を輸入食品に依存する日本の食糧自給率の低さ、子供たちが抱える食の貧困などについて学んでいる。  また、実際に行われている食育活動や健康政策、埼玉県の健康食材を自ら調査して学ぶことで、食や健康への意識を高めていく内容となっている。  本講義は学生の関心も高く、約400の全学共通科目中でも履修者数上位となっている。  毎年、講義の最後には、これまで得た知識をもとに日本人に必要な「The best of 食育プラン」を作成している。最近では「脱 朝食の欠食」をテーマに、朝食を食べない社会人に向けて、朝の会議で地元の規格外野菜・果物を利用したスムージーを提供するプランを作成した。  担当教員の蕪木智子准教授が考案した「運動部学生応援メニュー」も大学内の生協食堂にて販売され好評を博した。  講義の概要は以下の通り。 担当教員:スポーツ・健康科学部 健康科学科(スポーツ・健康科学研究科 スポーツ・健康科学専攻)准教授      蕪木智子(カブラギ トモコ)  http://gyouseki.jm.daito.ac.jp/dbuhp/KgApp?kyoinId=ymdegeomggo ◆健康スポーツ科学(心身の健康と食)  現代社会における食と健康の問題点(生活習慣病、ダイエット etc.)を取り上げながら、人間にとって健康とは何かを深く考える。さらに健康の基本となる食生活について必要な知識を得るとともに、受講者自身が自己の健康維持・向上への意識を高めることを目標とする。  後期は特に、日本でのさまざまな「食育」活動に着目し、大学生に必要な食に関する正しい知識を習得することを目標とする。 【授業の到達目標】 ・前期 (1)現代の食生活における問題点を解説できる。 (2)健康の維持・増進において食生活が重要であることを論ずることができる。 (3)健康の維持・増進に向けた食生活の実践方法を説明できる。 ・後期 (1)時代に適した健康な食生活のあり方を理解する。 (2)大学生の食生活の問題点と改善法を解説できる。 (3)食育の役割と日本および諸外国の食育の現状を論説できる。 【授業の形態】  パワーポイントを用いた講義形式で基本的な知識を学んだ後、大学生の食生活と健康に関するグループディスカッションや課題に対するグループ作業および発表を行う。 (参考)  朝ごはんプロジェクト  http://www.daito.ac.jp/campuslife/support_life/breakfast.html  健康的な生活は朝ごはんから――大東文化大学が「東松山キャンパス 朝ごはんプロジェクト」を実施(2010.08.05)  https://www.u-presscenter.jp/2010/08/post-28361.html ▼本件に関する問い合わせ先  入学センター入試広報課  電話:03-5399-7800 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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