Aruba、360度全方位型セキュリティ・フレームワークを国内で本格展開
「Aruba 360 Secure Fabric」に基づくエコシステムを構築、多層防御により未知の脅威に全方位から対応
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE:HPE、米国カリフォルニア州サンタクララ –、以下「Aruba」)は本日、先般グローバル発表した同社の新しいセキュリティ・フレームワーク「Aruba 360 Secure Fabric」について、日本での本格展開を開始したと発表しました。Aruba 360 Secure Fabricは、企業のセキュリティおよびIT部門が、巧妙化する多様なサイバー攻撃を迅速に検出し、対応していくための統合的なツールを備えた、マルチベンダー対応の360度全方位型セキュリティ・フレームワークです。Arubaでは国内の360 Security Exchangeパートナーと連携、エコシステムを強化し、顧客企業があらゆる方位からの脅威を多元的に防御し、一元的に管理できるよう支援します。
モバイル/IoT/クラウドを利用する現在のデジタルワークプレイスにおいて、企業やその顧客が抱える課題やニーズは大きく変化しています。そうしたなかで、企業が未知の脅威にも対応し、リスクを軽減していくためには、社内のネットワーク部門とセキュリティ部門とが協調し、連携した多層防御が求められます。Aruba 360 Secure Fabricは、多様なデバイスのプロファイリング、ポリシー適用によるマイクロセグメンテーション、各種セキュリティ機器との連携などArubaの実績あるネットワーク・アクセス制御(NAC)をベースに多層防御を補完することで、ITの進化に対応できるネットワーク・インフラの構築を支援します。
Aruba 360 Secure Fabricの大きな利点のひとつは、既に企業で採用され稼働しているセキュリティ機器との連携です。Arubaではかねてよりセキュリティベンダー各社との技術アライアンスを進めており、グローバルでは100社以上と検証を進めてきました。本発表に先立ち、国内においてはカーボン・ブラック・ジャパン株式会社(代表者:カントリーマネージャー 西村 雅博)、パロアルトネットワークス株式会社(代表者:代表取締役会長兼社長 アリイ・ヒロシ)、マカフィー株式会社(代表者:代表取締役社長 山野 修)とのアライアンス強化を実現しました。Arubaは、今後パートナー各社に対してHPE Pointnext*を通じてコンサルティングとサポートを提供し、構築を支援するとともに、共同で営業やマーケティングを実施し、国内におけるセキュリティサービスの展開を図ります。
*ハイブリッドITの簡素化とインテリジェントエッジの強化を目的としたHPEのサービス組織。
Arubaは本発表に際し、東京本社内にラボ施設を新設してパートナーやお客様が、Aruba 360 Secure Fabricと各パートナーとの連携ソリューションを検証および体験できる環境を整えました。
Aruba 360 Secure Fabricは、「Aruba IntroSpect UEBA(User Entity Behavior Analytics:ユーザーおよびエンティティ行動アナリティクス)」を中心に、既存のNAC/ポリシー管理製品「Aruba ClearPass」、全ての無線コントローラー/スイッチにセキュリティ機能を提供する「Aruba Secure Core」などから構成されています。
Aruba IntroSpect UABE
境界防御をくぐり抜けてしまう内部攻撃など、不穏なユーザー動作の変化をAIベースの機械学習によって特定します。ネットワーク上やモバイル、クラウドおよびIoT機器やアプリケーションを含むエンド・ツー・エンドで、攻撃の拡大やビーコン動作の初期兆候を検知し、損害発生以前の段階で脅威を検知・除去できるようになります。
Aruba ClearPass
業界をリードするArubaのSecure NACソリューションは、有線/無線からゲストとBYODのオンボーディング、ポリシーベースの修復と対応に至るまで、企業アクセス制御に必要なあらゆるユースケースに対応します。Aruba ClearPassは、既知の信頼できるコンテキスト情報とアナリティクスを利用して、任意のマルチベンダー有線/無線ネットワークに対応し、ネットワーク・アクセスを保護します。Aruba IntroSpect UEBAとの組み合わせは、これまでにない高度な境界防御を提供します。
Aruba Secure Core
Arubaのネットワーク・インフラに組み込まれ、セキュアな起動、組み込み型のファイアウォール、一元的な暗号化、ディープ・パケット・インスペクション、侵入防御など、任意のネットワークで必要とされる防御を提供します。Aruba IntroSpect UEBAとAruba ClearPassをAruba Secure Coreに統合することで、デバイスの検出とアクセスから攻撃の防御と対応までのシームレスな防御パスが実現します。
なお、本発表にあたり、パートナー各社様より以下の通りコメントを頂いております(会社名50音順)。
カーボン・ブラック・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー 西村 雅博様
「Aruba 360度全方位型セキュリティ・フレームワークの日本国内での本格展開、誠におめでとうございます。カーボン・ブラックは、EDRのパイオニアとして、Cb Response製品を日本で販売展開をしておりますが、Aruba ClearPassとの連携により、ウィルスに感染した端末を物理的にも隔離することが出来、ウィルスの拡散を抜本的に防止することが可能となりました。ランサムウェアの脅威が増大する中で、この連携ソリューションにより、サイバー攻撃からエンドポイント環境をお守りすることを日本ヒューレット・パッカード株式会社と共に提案して参ります」
パロアルトネットワークス株式会社 代表取締役会長兼社長 アリイ・ヒロシ様
「Arubaとの協力のもと、ClearPassとパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールの連携が拡張され、日本のお客様へAruba 360 Secure Fabricによる高度なサイバー脅威や内部の脅威に対抗するためのソリューションを提供できることを喜ばしく思います。ますます巧妙となるサイバー攻撃に対抗するには、オープンで拡張性のあるセキュリティソリューションとベンダー同士が手を取り合うことが不可欠であり、パロアルトネットワークスは今後もパートナー企業との協力体制を強固にしてまいります」
マカフィー株式会社 代表取締役社長 山野 修様
「このたびの日本でのAruba 360 Secure Fabricの提供開始に際し、Arubaとのさらなる協業強化を大変嬉しく思います。セキュリティ上の脅威は日々進化し続けており、企業を取り巻くセキュリティ環境はますます厳しさを増しています。マカフィーでは、Together is Powerというビジョンのもと、マルチベンダー環境において広範なパートナー エコシステムとの協力を通じて、企業のセキュリティ環境の強化を支援しています。そしてこのたびのArubaとのAruba 360 Secure Fabricでの協力により、日本の企業が抱えるセキュリティ上の課題解決がさらに促進されるものと確信しています」
##
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyについて
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。Arubaについての詳細は、http://www.arubanetworks.com/ja/ をご覧ください。また、Airheads Social(http://community.arubanetworks.com)では、モビリティとAruba製品に関する最新の技術的討論を覧いただけます。
本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード株式会社 マーケティング 宮川、杉江
Email:aruba.marketing@hpe.com
広報代行 株式会社プラップジャパン 谷本、石谷
Email:aruba_pr@ml.prap.co.jp
TEL: 03-4570-3191