第3回ハウジングファースト国際シンポジウム 開催のご案内

世界の医療団

「ハウジングファースト東京プロジェクト」は、ホームレス(安定した住まいを失った人)状態にある人々の医療・保健・福祉へのアクセスの改善、精神状態と生活状況の底上げ、地域社会への参加、の実現を目指し、2010年から活動を開始しました。プロジェクト名にも取り入れられた「ハウジングファースト」とは、住まいは基本的人権であるという理念のもと、路上に暮らす人々が安定的な住まいを確保することを最優先とする支援モデルです。日本では、住まいの確保よりも、生活訓練や就労支援等を優先するという考え方や支援方法が主流のため、住まいのない人の、特に高齢者や障がい者の地域生活移行が進まない要因にもなっています。欧米のホームレス支援現場ではその有効性が実証されており、日本においてもハウジングファーストのモデルを創る!実現する! をテーマに、現在、7つのプロジェクトメンバー団体がそれぞれの専門性を活かしながら、日々活動に取り組んでいます。折りしも6月、ホームレス自立支援法の延長が可決されました。住まいをスタートとし、当事者だけではない、官民が、地域社会がともにかかわる、そんな支援のあり方を考える場にしたく、世界の医療団、プロジェクトパートナーで、鋭意準備作業に取り組んでおります。ぜひご参加ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 住まいを失った人(貧困、暴力、虐待、依存症、精神疾患、障がい、認知症...)のソーシャルインクルージョンを実現する方法       ~フランス、ベルギー、日本の実践から~ 「失敗するチャンスがある」 社会から排除され住まいを失った人が施設に収容されることなく、まず地域に自分の部屋を得ること、そこで自分のペースとスタイルで地域の一員として暮らしていくこと、支援者はそれを応援していくこと、それが「ハウジングファースト」です。地域移行・定着の支援モデルとして「ハウジングファースト」が有効であることは、すでに欧米では常識となりつつあり、私たちもその有効性を活動の中で実感しています。しかし「失敗」は日々生じます。それをどう捉えればよいのでしょうか。ただ住まいに定着することイコール「成功」なのでしょうか。当事者の生活の質の向上とソーシャルインクルージョンは、どのような指標で測ったらよいのでしょうか。3回目となる本シンポジウムでは、フランスの社会学者からはその評価の指標について、またベルギーの”路上の看護師たち(Infirmiers de rue)”から実践の方法を学び、日本の実践家たちと共に「ソーシャルインクルージョン」を考えていきます。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 【ハウジングファースト国際シンポジウム 大阪】 日時:2017年10月8日(日)13:00-17:00(開場12:30) 会場:関西大学梅田キャンパス 8階大ホール(定員:80名) 会費:2,000円 主催:認定NPO法人世界の医療団 共催:コミュニティホームべてぶくろ    NPO法人TENOHASI    訪問看護ステーションKAZOC    一般社団法人つくろい東京ファンド    ゆうりんクリニック    NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン 協賛:ヤンセンファーマ株式会社 後援:大阪市立大学都市研究プラザ、日本居住福祉学会 <プログラム>*日仏同時通訳付き 司会 :槙野 友晴 氏 - NPO法人堺市相談支援ネット相談員 講演1:Pauline Rhenter 氏 - 保健社会学研究者 講演2:Sandrine Butaye氏     - 公衆衛生/熱帯医学専門看護師     - ブリュッセルInfirmiers de rue(路上の看護師たち)      ハウジングファースト・プログラム責任者 講演3:貧困報道記者からの公開質問      原 昌平 氏 - 読売新聞大阪本社編集委員・精神保健福祉士 講演4:齋藤 宏直 氏 - NPO法人みやぎ「こうでねいと」理事長 講演5:高桑 郁子 氏     - 認定NPO法人世界の医療団ボランティア看護師・首都医校看護学科教員 講演6:小川 芳範 氏 - NPO法人TENOHASI生活応援班ソーシャルワーカー 質疑応答 *プログラムの内容については変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 【ハウジングファースト国際シンポジウム 東京】 日時:2017年10月9日(月)13:00-17:30(開場12:30) 会場:明治大学駿河台キャンパスグローバルフロントグローバルホール(定員:150名) 会費:2,000円 主催:認定NPO法人世界の医療団 共催:コミュニティホームべてぶくろ    NPO法人TENOHASI    訪問看護ステーションKAZOC    一般社団法人つくろい東京ファンド    ゆうりんクリニック    NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン 協賛:ヤンセンファーマ株式会社 後援:日本大学文理学部 <プログラム>*日仏同時通訳付き 司会 :清野 賢司 氏 - NPO法人TENOHASI事務局長 講演1:Pauline Rhenter 氏 - 保健社会学研究者 講演2:Sandrine Butaye氏     - 公衆衛生/熱帯医学専門看護師     - ブリュッセルInfirmiers de rue(路上の看護師たち)      ハウジングファースト・プログラム責任者 講演3:日本のハウジングファースト実践者からの公開質問     稲葉 剛 氏 - 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授           一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事     高桑 郁子 氏     - 認定NPO法人世界の医療団ボランティア看護師・首都医校看護学科教員     小川 芳範 氏 - NPO法人TENOHASI生活応援班ソーシャルワーカー 講演4:ハウジングファースト東京プロジェクト代表医師 × アパート入居者 対談      森川 すいめい 氏 - 精神科医、鍼灸師、みどりの杜クリニック院長 パネルディスカッション「失敗するチャンスがある」 ファシリテーター: 渡邊 乾 氏 - 訪問看護ステーションKAZOC代表・作業療法士     稲葉 剛 氏     高桑 郁子 氏     小川 芳範 氏     向谷地 宣明 氏 - コミュニティーホームべてぶくろ・ひだクリニック     栗田 陽子 氏 - NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンPHW支援コーディネーター     岩本 雄次 氏 - ゆうりんクリニック ソーシャルワーカー *プログラムの内容については変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。 あわせまして現在、シンポジウムの運営資金を募るクラウド・ファンディング・チャレンジを10/5(木)まで実施しています。 シンポジウムへのご招待もお礼として提供しておりますので、こちらもぜひご覧ください: https://motion-gallery.net/projects/mdm_hftp2017 イベント詳細・お申し込みはこちらから: https://www.mdm.or.jp/news/5458/

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