日本建築学会にてオフィス空間における 植物配置の好ましさに関する研究結果を発表

三井デザインテック株式会社

― 効果的なグリーンの配置と知的生産性向上の関連について検証

三井デザインテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渋谷忠彦)デザインラボラトリーと職業能力開発総合大学校 橋本幸博教授による共同研究チームは、オフィス空間における植物配置の好ましさに関する共同研究を行い、8月31日に日本建築学会にて研究結果を発表しました。 実験は2017年1月に三井デザインテック本社オフィス内に7つの異なるグリーンを配置した空間を作り、オフィスワーカー延べ42名を対象に、評価グリッド法を用いて室内緑化を有するオフィス作業スペースの評価構造の調査を実施しました。 この結果、グリーンを効果的に取り入れたオフィス空間を提供することは、ワーカーの知的生産性の向上につながることが分かりました。 オフィスを創造する三井デザインテックでは、最適な空間デザインを提供するため、様々な調査・研究を実施しており、本研究の成果を踏まえて、グリーンを効果的に取り入れたオフィス空間のデザインにさらに力を入れていきます。 N-2やN-3のポジティブポイントが高いことからも分かるように、オフィスの閉鎖的な作業スペースでは観葉植物による良好な心理的効果が得られるが、A-1,A-2,A-3がネガティブポイントの上位を占めるように、人工植物や過剰な植物量、あるいは不具合な配置にすると、心理面以外に作業効率にも好ましくない影響を及ぼすことが確認されました。 また、「リラックスできる」が「コミュニケーションが取れる」の前提条件になっていることが判明し、「作業効率がよい」という評価を得るためには「集中できる」と「コミュニケーションが取れる」の両者が満足されている必要があることが分かりました。 グリーンを効果的に取り入れたオフィス空間を提供することは、ワーカーの知的生産性の向上につながると考えられます。三井デザインテックではこの結果を基に、今後さらにグリーンを効果的に取り入れたオフィス空間のデザインに力を入れていきます。 ■三井デザインテック株式会社とは 三井デザインテックは、主に住宅・オフィスをはじめとして、ホテル・医療・福祉・学校・賃貸マンションなど、あらゆる生活・事業に必要な施設のインフィル(内外装・設備・間取り)の創造を手がけ、お客様に「心地よい、満足できる空間」をご提供しています。最新情報はオフィシャルサイトをご覧ください。http://www.mitsui-designtec.co.jp/ ■デザインラボラトリーとは デザインラボラトリーは2015年に三井デザインテック内に設立したデザインに関する研究機関です。デザイン・トレンドに関するリサーチや研究の他に、書籍の出版、講演などを行っています。デザインラボラトリーの中には女性の消費行動に特化した研究チーム「フェミラボ」も設置し空間デザインに役立てています。

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