アリババクラウドが中国日立グループと協力

アリババグループ

企業向けクラウドサービスの利用拡大を目指し、中国日立グループと提携

アリババグループのクラウドコンピューティング部門であるアリババクラウドは本日、中国日立グループと製造、財務、自動車、IoTなどの業界におけるデータインテリジェンスの利用拡大を目指した提携を発表しました。 本提携について、株式会社日立製作所 執行役常務 中国総代表 小久保憲一は次のように述べました。「アリババクラウドは包括的なインフラストラクチャーを持ち、幅広いクラウドサービスを提供しています。今回の提携により、日立が中国でより安全で安定した、効率的なITプラットフォームを構築、企業向けのクラウドサービスITソリューション開発を促進することを期待しております。」 今回の提携により、ITソリューション、ソフトウェア開発、産業アプリケーションにおける日立の豊富な経験と、アリババクラウドの大規模なコンピューティング能力、グローバルデータセンターネットワークが組み合わされます。これにより、日立はよりカスタマイズされ、多様性の高いSaaS製品を顧客に提供することが期待できます。 また、アリババクラウド北アジアの責任者であるジジ・ソンは次のように述べました。「我々は、当社のクラウドエコシステムの重要なパートナーである中国日立グループと提携を結べたことを非常に嬉しく思います。アリババクラウドの高いスケーラビリティと安全性の高いクラウドプラットフォームを活用することで、さらに強化された日立のソリューションが顧客に提供される日を楽しみにしています。」 アリババクラウドは、各産業に特化したビッグデータソリューションとプラットフォームを構築することで、伝統的な製造業のビジネスノウハウも拡張させています。昨年は中国の大手メーカーXCMGがアリババクラウドのビッグデータプラットフォームを設立しました。 現在アリババクラウドは日本、中国本土、香港、シンガポール、オーストラリア、中東、ヨーロッパ、アメリカを含む、世界14ヶ所にデータセンターを設置しています。また今年度中には、マレーシア、インド、インドネシアに設置予定です。

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