滋賀県立大学と彦根市が共同で「逓信サロン」を開設 -- 「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」公募型地域課題研究の一環

滋賀県立大学

滋賀県立大学と滋賀県彦根市はこのたび、共同で「逓信(ていしん)サロン」を開設した。これは、生きづらさを抱える若者が一歩を踏み出すための居場所としてオープンしたもので、「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の公募型地域課題研究の一環として実現。開設期間は2016年11月10日から2017年3月31日まで。  「人とのコミュニケーションが苦手」「働きたいけど何からしていいかわからない」など、生きづらさをかかえている若者は今日少なくない。また、2016年9月に内閣府が実施した「若者の生活に関する調査」においては、「ひきこもり」の若者は、全国に54万1千人いるとされている。  滋賀県立大学と彦根市が連携して行う「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」『びわ湖ナレッジ・コモンズ―地と知の共育・共創自立圏の形成』では今年度、こうした若者たちの社会参加を支える居場所を開設する。  「ひきこもり」をはじめとする生きづらさを抱える若者たちが、社会の担い手・作り手となっていくためには、自信を取り戻し、他者や社会への安心感と信頼感を回復することが不可欠である。  このたび開設した「逓信サロン」では、若者同士での交流や地域活動への参画・交流などを通して社会関係をひろげるとともに、自らの進路を考えていくサポートを行う。  また、今回の研究事業としてのサロンでの取り組みをもとに、今後の若者支援の方向性を明らかにしていきたいと考えている。 ◆「逓信(ていしん)サロン」概要 【開設日時】  毎週火曜日・木曜日の11:00~16:00 【開設期間】  2016年11月10日~2017年3月31日 【場 所】  逓信舎1階(滋賀県彦根市河原2丁目3-4)  ・逓信舎HP: http://teishinsha.com/index.html 【対 象】  社会生活に困難を抱えている概ね15歳から39歳の若者 【活動内容】  日常生活でプラスとなる活動(掃除、クッキングなど)、コミュニケーション(おしゃべり、卓上ゲームなど)、ものづくり・文化的体験(工作等)、ボランティア・地域行事への参加などを予定。  これらの諸活動への参加を通じて、社会関係をひろげ、社会参加(あるいはその拡大)の一歩とする。さらに、長期的には、自らの課題を発見し、乗り越えていくプロセスを経て、自分なりの生き方・働き方を模索する機会とする。 【研究の目的】  「ひきこもり」の若者たちの社会参加を支える「居場所」の機能や、運営・施設・設備等に関する検討を行い、今後の若者支援の方向性を明らかにする。 ▼本件に関する問い合わせ先  公立大学法人滋賀県立大学  人間文化学部 原 未来  〒522-8533 彦根市八坂町2500  TEL: 0749-28-8452  E-MAIL: hara.m@shc.usp.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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