立正大学が小笠原村で展示事業「深海の宝箱 -- 宝石サンゴ展」を開催 ~小笠原諸島周辺海域の被害実態の調査結果を報告~
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立正大学(東京都品川区 山崎和海学長)は、2月26日より小笠原村で展示事業「深海の宝箱−宝石サンゴ展」を開催する。地球環境科学部 岩崎望教授を中心に平成26年度に参加した水産庁緊急対策事業の調査報告や、これまで蓄積してきた宝石サンゴに関する研究成果などを小笠原村の住民および観光客に向けて広く紹介する。
平成26年秋、我が国の貴重な水産資源である宝石サンゴを乱獲する外国船の違法操業が確認された。水産庁はその被害実態を早期に究明するために平成27年3月、補正予算を組んで「小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」を実施。同大は共同研究機関の一員として参加し、約一ヶ月にわたり海上調査・分析を行った。
今回の展示事業では、調査結果の報告と併せて、宝石サンゴの生態および利用の歴史などを紹介するほか、地球環境科学部の学生が中心となって小中学生向けのワークショップも企画し、宝石サンゴについての多角的な理解の促進を図る。
■展示事業の概要
事業名 :「深海の宝箱−宝石サンゴ展」
開催場所:小笠原村ビジター研修室
〒100-2101 東京都小笠原村父島字西町
開催期間:平成28年2月26日(金)~4月15日(金)
主催 :立正大学
後援 :水産庁、東京都小笠原支庁、小笠原村、国立研究開発法人水産総合研究センター、小笠原島漁業協同組合、小笠原母島漁業協同組合、深田サルベージ建設株式会社
■展示内容
1)宝石サンゴに関する研究成果
2)平成26年度水産庁補正予算事業「小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」の成果および調査方法
3)小笠原における宝石サンゴの歴史および宝石サンゴの文化史紹介
4)映像による宝石サンゴの紹介
5)一般向け講演会、小中学生向けワークショップ(アクセサリー作成)の実施
■岩崎 望(いわさき のぞむ)
立正大学地球環境科学部教授 専門:海洋生物学
平成22年度より3年間、農林水産省「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」により「宝石サンゴの持続的利用のための資源管理技術の開発」を研究。宝石サンゴの日本近海における分布や生物学的特徴を把握し、適切に管理する技術の確立に取り組んだ。
平成27年春の「小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」に、共同研究機関の一員として参加。無人潜水探索機を用いて海底環境や宝石サンゴの生息状況を観察し、違法操業による宝石サンゴ類への被害と海底環境損傷状況を把握。併せて、将来的な管理計画の検討に資する生物学的情報を収集した。
■立正大学(りっしょうだいがく)
・学長:山崎和海(やまざき かずみ)
・開校143年を迎えた8学部15学科、7研究科、9研究所の総合大学。
・品川キャンパス: 東京都品川区大崎4-2-16
仏教学部/文学部/経済学部/経営学部/法学部/心理学部
文学研究科/経済研究科/法学研究科/経営研究科/心理学研究科
・熊谷キャンパス:埼玉県熊谷市万吉1700
法学部/社会福祉学部/地球環境科学部
社会福祉学研究科/地球環境科学研究科
・日蓮聖人の「立正安国論」をその校名の由来とする立正大学の建学の精神は、下記の三つである。
一、真実を求め至誠を捧げよう
一、正義を尊び邪悪を除こう
一、和平を願い人類に尽そう
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