次世代空調制御「スイッチレス空調」を用いZEB物件で年間約25%の省エネ効果を確認
ダイキン・大阪大学・アイティフォー・東急不動産がオフィスビルで共同実証
■ プロジェクトの概要
近年、脱炭素化への要請が高まる中、オフィスビルや工場施設など、建物の消費電力削減は重要な課題となっています。一方で、多くの建物では居住者による過剰な温度設定や退室時の切り忘れなどにより、無駄な電力が生じています。空調機の高効率化に加えて、建物全体で空調の運用を最適化することはさらなる省エネ効果につながると期待されています。
「スイッチレス空調」は、温湿度やCO₂濃度など、建物内外の環境情報を各種センサで取得し、自動的に空調制御を行うシステムです。建物内は、熱負荷として、人の在室状況や照明、日射などの影響を絶えず受けています。この熱負荷の変化をリアルタイムで把握し、最適な空調制御を行うことで、省エネルギー性と快適性を両立します。
今回の実験では、2025年1月から同年12月の間、東急不動産が運営する「一番町東急ビル」において「スイッチレス空調」を導入し、実際に稼働している環境での省エネ性を評価しました。本システムを導入した結果、空調・換気に関わる消費電力量を年間で前年比24.6%削減しました。特に暖房を使う期間では52.1%削減しました。また、実証実験後に行ったアイティフォー内のアンケートでは、省エネ効果を実現しつつ、快適性も維持されていることが分かりました。
本建物は改修工事を経て、2023年に建物の省エネルギー性能を示す建築評価「ZEB Oriented」※1を取得しています。実証実験を通じて、「スイッチレス空調」は、省エネルギー設計が施されたビルにおいても、運用面の効率化によりさらなる省エネ性向上を実現することを確認しました。
※1:延床面積10,000㎡以上の非住宅建築物において、一次エネルギー消費量を40%以上(用途により30%以上)削減した建築物。
詳細は、2023年12月18日付リリース(https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/001136.html)をご参照下さい。
詳細下記添付のPDFをご覧ください。
