日本企業のグローバル競争力を高めるため、オペレーティングモデルの設計から実行までエンドツーエンドでサポート
インテリジェントなビジネスオペレーションの変革、最適化、実行におけるグローバルリーダーであるジェンパクト(Genpact Limited、NYSE:G、社長 兼 最高経営責任者: Tiger Tyagarajan)の日本法人Genpact Japan株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:杉浦英夫)は、本日、グローバルに事業展開する日本企業の業務改革支援のため、国内におけるサービス提供体制の強化を発表しました。特に需要の高い5分野においてサービスライン化し、専門知識を備えた人員の増強を図ります。
ジェンパクトが強化するサービスは、主に以下5つの分野です。
1.グローバルビジネスサービス(Global Business Services :GBS)支援:グローバルレベルでコスト効率に優れたオペレーティングモデル導入を総合的に 支援。シェアードサービス化に向けた初期段階におけるプロセスの可視化、標準化、業務モデルの設計、海外への業務拡大、M&Aによる効果を最大限に享受す るためのシェアードサービスの統合など、GBS活用に向けて幅広い支援サービスを提供
2.プロセス&テクノロジー統合支援サービス(Integrated Process & Technology Services: IPTS): テクノロジー導入の各段階で業務プロセスを組 み込み、アナリティクスを活用したインサイトを提供することで、確実なIT投資の回収を目指すプロセス主導型のIT変革支援サービス
3.カスタマーサービス・プラットフォーム支援サービス:継続的な高い顧客満足度を達成するため、利用者にデバイスやチャネルごとにカスタマーサービスの違 いを意識させないオペレーションを実現
4.マスターデータ・マネジメントサービス(MDM):オペレーションおよびテクノロジー分野の専門知識と経験、MDMに特化したフレームワークやツール、各分 野のパートナーを統合し、将来的に拡張性の高いベストインクラスのMDM設計、構築、運用をエンドツーエンドでサポート
5.リーン・シックスシグマ支援サービス:プロセスの自律的変革に向けて、企業内にリーン・シックスシグマに基づいた科学的アプローチの浸透を推進
今回の体制強化により、日本企業のグローバル競争力を高め、成長戦略を具現化するため、従来の機能別や国ごとの間接業務受託による限定的な効率化、コスト削減にとどまらず、グローバルレベルでの経営資源全体最適化による、業務効率化、インテリジェントな組織への改革を促します。業務プロセス改善の専門家視点から、多国籍、多機能な業務に一元的に対応できるグローバルビジネスサービス(GBS)の導入をはじめ、オペレーティングモデルの設計、構築、導入、実行、分析を、エンドツーエンドでサポートします。
欧米を中心とした先進的なグローバル企業は、シェアードサービスを業務単位の単なるコスト削減の手段としてではなく、企業変革を後押しし、経営の基盤となる戦略的なビジネスサービスプラットフォームとして活用し、競争優位を高めています。グローバル市場での競争に挑む日本企業においても、M&Aを絡めた早急なグローバル展開、事業再編やガバナンス強化など、変化に俊敏に対応し、適切な意思決定を迅速に実行するための構造改革への取り組みが進んでいます。しかし、グローバル市場での業容拡大を急ぐ中、海外市場や買収先の企業によっては、業務プロセスやITシステムが異なり、全体最適化はもとより、標準化や集約化が進んでいないのが現状です。また、企業が改革を進める上で、戦略を実際の業務設計、実行に落とし込む段階で、現場との連携が図れずに、期待したほどの成果を出せない例も散見されます。
ジェンパクトは、1997年にGEの一部門として事業を開始して以来、GEの業務支援で培った「リーン・シックスシグマ」および「プロセス・オペレーショナル・エクセレンス」に基づき、GEの各事業をはじめ、約800社のグローバル企業の業務改革を支援してきました。これまで蓄積してきた膨大な専門知識と経験を、プロセス、テクノロジー、アナリティクスを融合した独自のフレームワークに集約し、企業の業務改革をプロセス専門家の立場から統合的にサポートします。
ジェンパクトのグローバル・リエンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントのS. Bala(バラ)は、「ジェンパクトは、これまで多くのグローバル企業の業務改革支援において、確実なビジネスインパクトを生み出しています。今回の体制強化により、シームレスなサービス提供力を高め、日本市場のニーズに包括的に対応します。今後も、戦略的なパートナーとして、業務プロセス改善の専門家の立場から、日本企業の競争力を高める支援をしてまいります」と述べています。
ジェンパクトは、長期的な視野で日本市場に注力しています。2000年より日本での業務を開始し、現在、東京および横浜に加え中国大連などの複数箇所にサービス拠点を構え、日本GE、日産自動車、日立製作所をはじめとした多数の重要顧客に対し、約4,700名の従業員がサービス提供に従事しています。日本のマネジメントチームの強化をはじめ、今後2年間で1,000名以上の従業員の採用を目指しており、主要な成長地域の一つである日本において投資を拡大していきます。
ジェンパクトについて
ジェンパクト(NYSE: G)の社名は、「ビジネスにインパクトをもたらす(Generating Business Impact)」を語源としています。インテリジェントなビジネスオペレーションの変革、最適化、実行を手掛け、その範囲は業界特有の複雑な業務にまで至ります。ジェンパクトの先進的なオペレーティングモデルは、ビジネスの成長を支援するとともに、財務、購買、金融会計サービス、経理、クレーム管理、規制関連、産業資産管理など、多岐にわたる業務分野で、コスト、リスクおよびコンプライアンスを管理し、競争力を強化します。独自のフレームワーク「スマート・エンタープライズ・プロセス(Smart Enterprise Processes : SEPSM)」は、システム・オブ・エンゲージメント(Systems of EngagementSM)、コアIT、データ・ツー・アクションアナリティクス(Data-to-Action AnalyticsSM)の効率的な統合を図り、新たなオペレーティングモデルの再考を促します。
ジェンパクトは、フォーチュン・グローバル500企業の4分の1以上を含む数百社の顧客と、長期的な関係を築いています。現在、米国ニューヨーク市に主要管理部門を含むコーポレートオフィスを構え、その規模は、世界25カ国67,900人に上ります。グローバル企業に成長した今でも、柔軟性と協調性を保ち、経営陣自らも顧客との密接な関係を保つ姿勢を変えていません。ジェンパクトの歴史は、GEの一部門として事業を開始し、16年以上にわたってGEの業務改革で培った「リーン・シックスシグマ」および「プロセス・オペレーショナル・エクセレンス」を追求してきた熱意に裏付けられています。詳細につきましては、www.genpact.com をご覧ください。