〜台湾の関連産業をリードする機器メーカー10社が参加〜
台湾貿易センター(Taiwan External Trade Development Council、以下、TAITRA)は本日、東京新宿の京王プラザホテルで報道関係者ならびに業界関係者に向け、台湾の医療用・歯科用機器、介護用機器産業の最新動向及び、発表会に参加した台湾企業10社の最新製品の発表会を開催したと発表しました。
TAITRAでは、台湾経済部国際貿易局(日本の経済産業省に相当)の監修のもと、これまで20年以上にわたり、台湾産業イメージアップ・プロジェクトを推進し、台湾の各種産業や製品の知名度・信頼性向上や、その象徴ともいうべき「TAIWAN EXCELLENCE」の世界中の皆様への浸透に努めてきました。
今回の発表会は、本プロジェクトのもと、日本における本年最初の商談会イベントであると同時に、台湾の医療・歯科・介護機器産業領域を、TAITRAとして日本の皆様に紹介する初めての機会になりました。
『台湾医療・デンタル・介護 産業紹介及び製品発表・商談会』と題されたこの発表会には、台湾区医療バイオテクノロジー器材工業組合 顧問・前理事長 陳 濱(チェンピン)氏、台湾駐日経済文化代表処(TECRO) 駐日副代表 余吉政(ヨ キッセイ)氏、台湾貿易センター 東京事務所 所長 呉俊澤(ゴ シュンタク)他が登壇し、台湾の関連産業の特徴、最新動向や課題、オール台湾としての取り組みやグローバル連携しての今後の展開などについて講演しました。また、日本同様、台湾も今後急速に高齢化社会が進んでいくことが予測され、両国での政治、経済、産業が緊密に連携しながら、これを快適に支えていく必要性について語られました。
続いて、台湾でこの分野をリードする関連企業5社が講演を行い、医療・歯科機器分野からは、Codent社とEPED社が、ICTおよび精密機器分野からはAdvantech社とHiwin Technologies社が、さらに介護製品分野ではHeartway社が自社戦略と最新製品について発表を行いました。
このほか、Apex社、Apixia社、BenQ Materials社、Dyaco International社、Mediland社も、講演企業と同様、会場内で自社主力製品の展示を行い、2015年に台湾エクセレンスを受賞した製品や最新の技術などを披露し、集まった多くの報道陣と50名を超える業界関係者の注目を集めました。
プレゼンテーションでは、2014年の台湾の医療機器業界の産出額は、新しいスマート機器の需要増から、5.4%増の27億8,000万ドル(出典:台湾工業技術研究院(ITRI)産業経済趨勢研究センター(IEK))となったこと、日本が現在、台湾の医療および生命工学製品の輸出先国として世界第2位の市場となっていることなどが紹介されました。また、近年飛躍的に技術力や信頼性、評価が高まってきたICT、エレクトロニクス等の分野で培った台湾産業全体の経験や専門性を医療・歯科・介護機器分野にも応用し、新たなグローバル需要やマーケットニーズに応えるため、革新的技術やビジネスを拡大させながら、同時にいかに患者や環境に配慮した優しい製品作りをしていくか等について、各社の戦略や課題が製品の特長とともに紹介されました。
講演または製品出展により、今回の発表会に参加した台湾企業10社と主な製品は下記の通りです。
社名
展示製品
Advantech Co.,Ltd.
研華股份有限公司
医療用7インチタブレット
Codent Technical Industry Co.,Ltd.
科頂科技工業股份有限公司
歯科用ドリル(低・高速ハンドピース
EPED Inc
醫百科技股份有限公司
インプラント臨床ガイドシステム歯科臨床シミュレータ
Heartway Medical Products Co.,Ltd.
台灣維順工業股份有限公司
折り畳み携帯式電動シニア用カート
Hiwin Technologies Corp.
上銀科技股份有限公司
下肢筋力リハビリ用マシーン
Apex Health Care Mfg., Inc
榕懋實業有限公司
在宅ケア用超低床ベッド
Apixia Corporation
愛必加有限公司
歯科用X線画像読取機
BenQ Materials Corp
明基材料股份有限公司
動脈用止血器AnsCareコンタクトレンズ
Dyaco International Inc.
岱宇國際股份有限公司
バイオフィードバックの歩行バランス訓練自転車
Mediland Enterprise Corp.
鼎眾股份有限公司
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