高島屋大阪店  琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき -宗達・光琳・抱一・雪佳-

高島屋大阪店

琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき  -宗達・光琳・抱一・雪佳- 2015年4月1日(水)~ 4月12日(日) 高島屋大阪店7階グランドホール(大阪市中央区) 主 催:MBS、毎日新聞社 入場時間:午前10時~午後7時30分(8時閉場) ※最終日は午後4時30分まで(5時閉場) 入場料 :一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料/講演:琳派400年記念祭委員会 高島屋大阪店では、「琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき-宗達・光琳・抱一・雪佳-」を開催いたします。  江戸時代に華やかに展開した琳派。王朝文化の復興をめざした京都の裕福な町衆らによって創始され、時を経て京都で隆盛し、大坂にも広がりをみせます。また、花の都・江戸において装いを新たにし、さらに近代の京都で再興されました。 400年にわたり継承され、日常の中で追求された日本独自の美、そして日本人に寄り添った美として高い人気を博しています。 本展では、琳派を幅広く蒐集し、国内外から高く評価されている「細見コレクション」を通して、琳派の歴史を4章に分類。京都、大坂、江戸と3つの都で咲き誇った琳派の系譜を総覧し、それぞれの特徴や魅力をご覧いただきます。細見コレクションが、単独で本展のような大規模な「琳派」展を開催するのは開館以来初めてとなります。出品される屏風や掛け軸等は、細見家で実際に飾られていたものも数多く、個人コレクションならではの視点と美意識が光ります。 会場構成 100年ごとに私淑という形で受け継がれた「琳派」の“時代の流れ”“上方と江戸の違い”そして“それぞれの作家の画風”などをご覧いただけます。とりわけ、江戸琳派に関しては、酒井抱一と鈴木其一、そしてその流れをくんだ絵師たちの世界をご覧いただけるのも本展ならではです。 1. 琳派誕生-光悦・宗達の美- 本阿弥光悦、俵屋宗達、喜多川相説、本阿弥光甫 など 2. 花咲く琳派-光琳・乾山と上方の絵師- 尾形光琳、尾形乾山、深江芦舟、渡辺始興、中村芳中 など 3. 新たなる展開-抱一と江戸琳派- 酒井抱一、鈴木其一、池田孤邨、鈴木守一、山本光一、酒井道一、酒井唯一 など 4. 京琳派ルネサンス-神坂雪佳- 神坂雪佳 計約90件予定 各章概要 1.琳派誕生―光悦・宗達の美意識―  江戸初期、京において新たな美が誕生しました。扇や料紙を扱う絵屋を主宰していた俵屋宗達は、書に秀で京の文化リーダーとして知られた本阿弥光悦と、平安時代の雅な和歌世界を斬新な作風で再現して注目を集めました。当時の京の町衆や宮廷関係者たちを魅了した宗達の様式は、やまと絵を基盤とし、大胆な構図や明快な色彩を用いた装飾的なものでした。一方で水墨画も多く描いており、「たらし込み」などの独自の手法を用いた作品を遺しています。 2.花咲く琳派―光琳・乾山と上方の絵師―  宗達の時代より約百年後の京に登場した尾形光琳。高級呉服商の家に生まれた光琳は、意匠感覚に優れ、華やかかつ洗練された作風で一世を風靡しました。団扇や香包などさまざまな品に独自のデザイン施し、その意匠は「光琳模様」と称され、染織の分野にも影響を及ぼしました。弟の尾形乾山は、陶芸の分野で独自の様式を磨き、続く深江芦舟や渡辺始興らは光琳の作風を自作に取り入れました。また、江戸後期に大坂を中心に活動した中村芳中は、光琳に私淑し、「たらし込み」を駆使した親しみやすいおおらかな画風で人気を集めました。 3.新たなる展開―抱一と江戸琳派―  姫路城主酒井家の次男として江戸に誕生した酒井抱一は、茶道や俳諧などに通じた兄・忠以の影響を受け風雅な生活を送りますが、兄の没後三十七歳で出家。この前後より光琳に関心を持ち、光琳様式を取り入れながら情趣的な繊細さと江戸らしい洒脱味を持つ独自の様式を確立しました。鈴木其一ら優れた後継者たちを育成、江戸琳派は、昭和の初めまで多くの絵師を輩出しました。細見コレクションのうち、最も充実した内容を誇るのが江戸琳派であり、体系的に概観できる蒐集として注目されています。 4.京琳派ルネサンス―神坂雪佳―  近代の京都において、琳派に新たな光を当てた雪佳。四条派の鈴木瑞彦に師事して絵画技法を習得しますが、のち図案家の岸光景に学びます。ヨーロッパ視察などを通して装飾芸術としての琳派に着目、琳派を手本としてより洗練された新しい図案を創造し、高く評価されました。絵画と工芸両分野を自在に行き来した光悦や光琳に強く共感し、染織、漆工、陶磁、室内装飾や庭のデザインまで幅広く手掛けています。日本的な要素を含んだ雪佳の意匠は、国内のみならず広く海外にも親しまれています。 琳派400年 琳派の始祖である本阿弥光悦(1558~1637)が京都洛北鷹峯に光悦村を拓いた1615(元和元)年から2015年でちょうど400年を迎えます。 細見美術館 大阪の実業家・細見良氏(初代 古香庵)にはじまる細見家三代の蒐集をもとに、1994年、文化庁の認可により財団法人細見美術館財団が設立され、1998年、京都の文化ゾーン岡崎に美術館が開館しました。日本美術工芸のほとんどすべての分野・時代を網羅する収蔵品の中でも、特に琳派作品の蒐集においては、国内外から高く評価されています。開館当初から、毎年、琳派の企画展を開催し、多様な切り口で琳派の魅力を発信し続けています。 ギャラリートーク 細見美術館館長、細見良行氏によるギャラリートークを行います。 2015年4月1日(水)・5日(日) 各日午前11時~、午後2時~  ※参加には入場券が必要です。 巡回予定 2015年4月15日(水)~ 4月27日(月) 横浜高島屋8階ギャラリー(横浜市西区) 主 催:読売新聞社 入場時間:午前10時~午後7時30分(8時閉場) ※最終日は午後5時30分まで(6時閉場) 2015年4月29日(水・祝)~ 5月11日(月) 日本橋高島屋8階ホール(東京都中央区) 主   催:読売新聞社 入場時間:午前10時~午後7時30分(8時閉場) ※最終日は午後5時30分まで(6時閉場)

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